マガジンのカバー画像

世界の美しい瞬間

41
世界は自分自身の鏡だと聞いた。 ならば、わたしの感じる美しいものごとを、 日記のように、ここに留めておこう、と思う。 わたししか美しいと感じないこと、 わたししか出会えないこ… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

世界の美しい瞬間 38

世界の美しい瞬間 38

38 擬似

とある海外の俳優さんの佇まいや立ち居振る舞いに単純に憧れた、36の記事の後日談である。

なんと、痩せた。

とくにラインが美しくなった。

一般人のぽっちゃりがちょっと痩せたよという程度のことだが、この数年太り気味傾向にあった私には、1ヶ月前にきつくて履けなくなっていたスカートのジッパーが上まで閉まったのには驚愕した。

ちなみに、回せる予算がないのをいいことに、体重計が家にないず

もっとみる
世界の美しい瞬間 37

世界の美しい瞬間 37

37 エフェクト

京都に徐々に訪れる紅葉の季節と共に、今年もフィギュアスケートの時期が到来した。

例に漏れず、わたしも羽生結弦選手の大ファンである。

一番最初に認識したのは、確かまだ彼が14歳だか、そのくらいの頃だったように思う。

まだあどけなさが残り、プルシェンコ選手を真似たボブショートの髪型の中性的なビジュアルと共に、可愛らしい笑顔がテレビに映っていた。

だが、まだ高校生になるかな

もっとみる
世界の美しい瞬間 36

世界の美しい瞬間 36

36 ライン

最近、思うところあってある歴史ドラマを見直した。

正確に言えば、途中から思うような展開にならなそうな暗雲が立ち込めていたので、以前は心情的にそこから観られずに止めてしまっていたのだ。

しかし、もはや以前のわたしとは違うぞ。1話から最終回まで一気観した。

思うような展開ではなかった。しかし、良かった。
ああ言う形で収めるから、心に残るのだ。

そして、以前は全く興味のなかった出

もっとみる
世界の美しい瞬間 35

世界の美しい瞬間 35

35 次世代型

かつてバスケ部に所属していた。

今でも自転車で夕方体育館の傍を通るとき、
床をドリブルで叩いたり、シュートしたボールが床から跳ね返る音、バッシュが床を擦るキュッキュッという音が、ない混ぜになったざわめきを聞くと、
胸がきゅんとする。

わたしは田臥選手世代で、彼が現役で活躍していることを耳にすると励まされる一人だ。

わたしがバスケ界を離れてから、高校時代にお世話になった先生

もっとみる
世界の美しい瞬間 34

世界の美しい瞬間 34

34 かっこよい

生まれてこの方、どこへ行こうが常にマイナー人民として過ごして来たわたしだが、昨今も順調にマイナー側の住民である。

メジャーを嫌っているわけではなく、どういうわけだか世間様的にマイナーに振り分けられるので仕方がない。

何をしようがしまいが変わらないので、ぜんぜんどっちだっていいし、それは他の人や組織に対しても同じスタンスで考えている。

ただ、メジャー側の気持ちは1回も味わ

もっとみる
世界の美しい瞬間33

世界の美しい瞬間33

33 青い鳥

私は頻繁に更新しないことにしている。
自分の幸せの具合を探るがゆえだ。

それも、波があると思う。
ずっと一定を保ち続けることが幸せではないからだ。

世界の美しさを書こう、それも自分のために。

と始めたマガジンだが、ここをリソースして別記事を他で書かせて頂いていたり、ときに、過去忘れかけた記事に足跡を頂くと、ほんのすこしだけ、今をどこかで息づいている誰かへ、どんなかたちかは知

もっとみる
世界の美しい瞬間 30

世界の美しい瞬間 30

30 シナモン

一度気に入るとそればっか食べてしまう傾向がややある。
つまりわたしはリピーターになりやすいのだ。たぶん。

京都のおみやげ物として、皆様は八ツ橋を頂いたことはあるだろうか。

ここで言うのは生八ツ橋という柔らかな生地ににあんこなどが挟んである三角のやつではない。

堅い、長方形の、横から見ると半円になってる、昔からのいわゆる八ツ橋である。

八ツ橋もメーカーさん(といういいかた

もっとみる
世界の美しい瞬間 31

世界の美しい瞬間 31

31 時ヲ刻ム

昭和生まれの私にとって、なんだか青春期だった平成が去って行き令和になるぞというときに、昨今の小学校では時計がデジタル式に変わっているのだとか小耳に挟んだ。

私はアナログ時計が好きだ。

・近未来の予測が5分単位で想像しやすい
・単にデザインが好み。
・(使いこなせれば)今いる方角が分かる

などが人に話しても、へぇなど返ってくる理由。

特に明治時代に舶来品として入って来た

もっとみる

「今日が残りの人生の内で一番若い日なの、だからチャレンジするのよ♪」我が母上様の言葉に、グッと来た昨日の電話。

ライター「ヒカリ」として、日本文化についての記事を載せて戴いています。連載予定😌ソースは世界の美しい瞬間からです。
一回目は「時を経ること」
https://jp.japanlivingarts.com

世界の美しい瞬間 29

世界の美しい瞬間 29

29 ふつう、ということ

感激したので、勢いに任せて書く。

日本でも5本の指に入る、とある大好きな企業が京都にある。

経営者の方が路上で店舗商売をすることから始め、一代で築いて、端から見れば何種類かの部署を立ち上げて、あっちもこっちも一見関わりのないように見える。

そして、ああ、そういう風な企業さんなんですね、と思っていたら、今度は「??!!!」というようなジャンルのことを立ち上げて、しか

もっとみる
世界の美しい瞬間  28

世界の美しい瞬間 28

28 純度

人生にて初のことだが、youtubeを最近よく観てしまう。

きっかけは「おっさんずラブ」なるものを、見逃してしまったよサーチから始まった。

牧役の林さんは、わたしが観たものの中では、まっすぐで、一本気で、どこかに深い闇を持っていながら、男らしい役柄が多い方だなぁという印象。今回の牧も文字にしてみると似ている。
目のきらめきが強い方だと思う。

「風が強く吹いている」では、走のど

もっとみる
世界の美しい瞬間  27

世界の美しい瞬間 27

27 恋に落ちる

最近、ある人に恋してしまった。

とゆっても、肉体は既に空に還っておられるので、彼の魂の軌跡を遅ればせながら追っているかんじなのだが、いかんせん出版物が少ない。

天下のアマ○ンさんでも在庫なし、中古のみ。入荷予定なし…。

もしもあなたが思春期のとき、違う学年の先輩でも後輩でもいい、憧れだけのほのかな恋心で、一日一回でもいい、渡り廊下でその人の姿を確認したらその日は幸せ…

もっとみる
世界の美しい瞬間 26

世界の美しい瞬間 26

26 どきどき

先に言っておくが、頭がおかしくなっているわけではない。
おかしいと思う人は思えばいいか、何でも全てその人の世界観のことなのだ。

わたしはただ自分へ書きたい。
自分へのラブレターだ。

毎日朝起きて、会社に行って、仕事して、楽しく会話をし、ご飯をつくり、おいしく食べ、親との関係も悪くなく、友達もBFもおり、休日も充実、でも、とりたてて特筆することはなく、なんということのないちっ

もっとみる