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Kの向くまま《一部の人に》おススメ映画『ホーリー マウンテン』超短文紹介
【伝説のカルト映画】 錬金術師が仲間を連れて聖なる山の賢者から不老不死の秘術を奪おうとするお話。この仲間というのは富豪や為政者。金や権力を持つ者ほど生への執着が強いから選ばれたのです。
強欲、性欲、支配欲、物質、肉体……そういった物からの脱却こそ不老不死より価値があるという事をインモラルな映像で訴えます。
主題は簡単、でも《伝説》の名に全く恥じない問題作。
…ん?、チョット意味が。。
マニアな
Kの向くまま《一部の人に》おススメ映画『アンドレイ ルブリョフ』超短文紹介
【偉大なイコン画家ルブリョフの伝記映画】 という体ですが、実際には監督の考える《芸術家》像をプロットしたような作品。伝記と言うより芸術、哲学、神学…そっち方面で感銘を受けました。
ルブリョフの『至聖三者』、歴史か美術の教科書にも載ってましたよね??
で、《芸術家》とは何か、Kなりに解釈すると、、自然と生物、神と人間、聖人と民衆…そういうものを芸術により仲介するいわゆる預言者。タルコフスキー監
Kの向くままにおススメ映画『日の名残り』短文紹介
【権謀術数の輩?そんなの関係ない映画】 原作はカズオ イシグロの同名小説です。
Kの前職場の自称映画好きな先輩。「映画の醍醐味は爆発だ!」なんて言うから「そうなんですねー。」とか言いながら心の中で大爆発、じゃなくて大爆笑した記憶があります。岡本太郎かよ!って。でも、映画の楽しみ方は人それぞれだから、先輩、笑ってゴメン…。
で、この映画、原作は勿論凄いんだけど、映画化した監督とか製作会社がまた
Kの向くままにおススメ映画『メルシィ!人生』短文紹介
【ゴム製品工場の経理部で働く中年男の映画】 原題の日本語訳は『クローゼット』。意味が解らない人もいると思うので簡単に説明すると、、『クローゼット』とはLGBTQIAを隠している人たちの事。カミングアウトの反対の状態です。邦題は、、作品の意図があまり伝わらないので良くないと思いました。。ではここから短文紹介です。
真面目だが冴えない中年男ピニョンはリストラ宣告を受ける。
2年前に離婚し、息子には
Kの向くまま《一部の人に》おススメ映画『欲望のあいまいな対象』超短文紹介
【テロとエロの映画】 テロの危険に満ちたセビリアにて。裕福な初老の助平紳士が入り用悪女に騙されるお話、なのだが、、見所は衝撃の二人一役!狙い通りに全く似てないスレンダーコケティッシュと豊満艶女。切り替わりのタイミングも雑(というかそれが狙い)で、着替えて出てきたら別の女とか、、タイトルが示す通り若い娘なら誰でも良いという事でしょう。
え、二人一役に気付かなかった?
そういう人は主人公と同じく重度