ストレイシープ大学生の日記 夏目漱石を読むこと4冊目、どうも飽きてきたらしい。いや、何も起こっていないから淡白だったのかもしれない。今まで読んだ夏目漱石では…
他人から一方的に向けられた時、解決のために必要なことは2つある。 ひとつは、その相手から離れること。なぜならこちらの意思に関わらず向こうから勝手にやってくる…
今抱えている悩み事が、なかなかダメージが大きくなってきた。何か書きたい気持ちになってきたくらいだから、これは良くないサイン。なんとかしなければならない。 そ…
人を不幸にする嫌な人の長い話、612ページ。 あいつが主人公をはめた手段は、不幸の手紙、賭博、ネズミ講、詐欺、美人局、株の不正取引。主人公は小学生の頃からこと…
この作家さん、好き。 生類憐みの令が悪政であることは私でも知っている。犬公方と言われた徳川綱吉の勅であることも知っている。その綱吉が、妻であり御台所たる信子…
わくわくするミステリーだった、最後の手前までは。 連続と思われる殺人が何件か起こり、いかにも怪しい容疑者がいて、それぞれのエピソードとその関係者達が読み進め…
これが海外の発想か 帯にはミステリーと書いてあったのだが…クセあり過ぎの過去を持つ人たちが腹黒い人たちと騙し合いをしてとある街の裏金を横取り、街を破壊するま…
明治のスクールハラスメント 夏目漱石作品を読んで3冊目、やっと主人公が働いた。文章も軽快で全体的に皮肉っぽく、小説としては短い。私には面白くて読んでいて笑い…
私にも起こることがあるんです、青木まりこ現象が。 青木まりこ現象とは、本屋さんに行くとおトイレに行きたくなる現象のこと。原因不明、必ずしも皆に起こるわけでも…
SFではあってもミステリーではない。 ザ・理系。比較することの良し悪しを問わずに言えば、理系出身の東野圭吾作品には人情とか心情という人間臭い要素が多く、温かい血…
古きを温ねた。 この本を読んだのはスパイスカレーにハマっているから。スパイスカレーは自分で作っても意外と難しくなく美味しく出来たのだが、お店の味も食べてみよ…
安心安全、間違いのない東野圭吾ミステリー。最後に登場したクズが全部持っていった。 私が東野圭吾作品に出会ったのは、つい4,5年前のこと。えー、読んだことなかった…
長い身の上話と、それから大人の不倫の話。 身の上話を書くのにこれほど哲学っぽくも倫理学っぽくも文章を綴ることができるのが、プロ作家のプロたる所以であろうか。本…
このお話を楽しめている私は大丈夫、本物の絶望には至っていない。 現状に満足していない人たちが図書室での出会いによって、不満の原因を他責にしていたことだったり、…
結局、恋愛小説だった。 明治時代の、今からしたらぶっ飛んだ知識人の。 夏目漱石は、中学生の頃に挫折した記憶があった。吾輩は猫である、を読もうとして、全然分から…
カフェオレが好きになって、コンビニの陳列棚に並んでる甘いやつを買っていた。甘いことへの罪悪感はあったけど、甘くなければ美味しくないと決めつけていた。 ある時…
すけころ太郎
2024年5月7日 16:01
ストレイシープ大学生の日記 夏目漱石を読むこと4冊目、どうも飽きてきたらしい。いや、何も起こっていないから淡白だったのかもしれない。今まで読んだ夏目漱石では、略奪に近い愛と死、不倫未遂、スクールハラスメント、となんやかんやイベントが起こっていた。今回は分かりやすいそれがない。正にストレイシープ。学生が迷ってたら終わってしまった。 おそらく、夏目漱石を時系列の順に読むならばこの本は最初の方に
2024年5月2日 08:23
他人から一方的に向けられた時、解決のために必要なことは2つある。 ひとつは、その相手から離れること。なぜならこちらの意思に関わらず向こうから勝手にやってくるから。 2つ目は、私自身が幸せになること。他人に悪意を向ける人は自分が楽しんで満足している。他人に制裁がたとえ課されたとしても、こちらが満足を得なくては意味がない。 実際に仕事をしていると思うことがある。以前の職場でも一方的に悪意を向け
2024年5月1日 08:10
今抱えている悩み事が、なかなかダメージが大きくなってきた。何か書きたい気持ちになってきたくらいだから、これは良くないサイン。なんとかしなければならない。 それで、何か書きたいから起こっている事実と、思っていることと、全部書いてしまおうと思った。それで久しぶりにパソコンを開いてみたのだけれども、進まない。書けない。 こんなことは前にもあった。その時は頑張って書いた。けれど、その時も書いている間
2024年4月24日 08:18
人を不幸にする嫌な人の長い話、612ページ。 あいつが主人公をはめた手段は、不幸の手紙、賭博、ネズミ講、詐欺、美人局、株の不正取引。主人公は小学生の頃からことごとくあいつの口車に乗せられて痛い目を見続けているのだが、読んでいるこちらとしては、「あーどうして騙させるかなー」「こんなの上手くいく訳ないのにー」「いい加減気付いてくれよー」と都度やきもきさせられる。なのに主人公は騙され続けるから、読
2024年4月17日 17:52
この作家さん、好き。 生類憐みの令が悪政であることは私でも知っている。犬公方と言われた徳川綱吉の勅であることも知っている。その綱吉が、妻であり御台所たる信子が、かように考えていたとは。フィクションなのかノンフィクションなのか、どちらとも解釈し得る展開と人に対する洞察力は興味深いものがある。 加えて、私がこの作家さんを好む理由は何と言っても切れ味の良い文章。サバサバと短いのに、情報と心情が必
2024年4月6日 09:29
わくわくするミステリーだった、最後の手前までは。 連続と思われる殺人が何件か起こり、いかにも怪しい容疑者がいて、それぞれのエピソードとその関係者達が読み進めるにつれて繋がっていく。伏線が回収されていく様な爽快感もあり、真犯人は結局誰だろうというドキドキ感もたまらなかった。 そして、犯人はそれまで登場して来なかった人物。影はあったかもしれないけど…この展開が私は苦手なんだと思う。話として筋は
2024年3月27日 20:10
これが海外の発想か 帯にはミステリーと書いてあったのだが…クセあり過ぎの過去を持つ人たちが腹黒い人たちと騙し合いをしてとある街の裏金を横取り、街を破壊するまでの心理戦に、クセあり主人公の回顧録を挟んだお話し。慣れ親しんだミステリーではなかった。上下巻。 街を破壊するとはなんぞ?と思ったがこれが難しい。平和な日本の庶民にはなかなか考えの及ばない発想だった。梅毒が蔓延する街の汚職、裏金、ギャ
2024年3月6日 16:32
明治のスクールハラスメント 夏目漱石作品を読んで3冊目、やっと主人公が働いた。文章も軽快で全体的に皮肉っぽく、小説としては短い。私には面白くて読んでいて笑いそうになった。漱石はやけになって書いたんだろうか。実体験に基づくとされているから、この状況で嫌になるのはごもっとも。ハラスメントが昔も今も変わらず存在するのはつまり、人間とは結局は他人を蔑むという貧しい行動でしか己を満足させられない愚かし
2024年2月27日 12:18
私にも起こることがあるんです、青木まりこ現象が。 青木まりこ現象とは、本屋さんに行くとおトイレに行きたくなる現象のこと。原因不明、必ずしも皆に起こるわけでもない。おそらく、私の様に毎回起こるとも限らない。青木まりこさんという方がこのエピソードを雑誌か何かに投稿し、意外と多くの共感を得たことでこの様に呼ばれるようになったらしい。 私だけかと思ってたけど、他人に言うようなことでもないと思って
2024年2月25日 08:56
SFではあってもミステリーではない。 ザ・理系。比較することの良し悪しを問わずに言えば、理系出身の東野圭吾作品には人情とか心情という人間臭い要素が多く、温かい血が通ってる感じがする。一方本作は、数学工学物理学の要素がほとんどで、アルミやコンクリートの人工物的なヒンヤリした感じがした。場面設定自体がハイテク仮想空間で正にSFといった印象を受けた。 最も納得がいかないのはトリックの点。刃物で刺さ
2024年2月21日 19:48
古きを温ねた。 この本を読んだのはスパイスカレーにハマっているから。スパイスカレーは自分で作っても意外と難しくなく美味しく出来たのだが、お店の味も食べてみようと行ったお店のカウンターの壁側に立てかけてあったのがこの本。カレーがめちゃめちゃ好みで美味しかったので、このお店にある本なら読んでみたいと思って即、アマゾンで注文した。 1500年代後半から1600年代の大航海時代にヨーロッパからス
2024年1月31日 12:29
安心安全、間違いのない東野圭吾ミステリー。最後に登場したクズが全部持っていった。 私が東野圭吾作品に出会ったのは、つい4,5年前のこと。えー、読んだことなかったの、と言われるくらいに遅いデビューだった。最初に読んだ「容疑者Xの献身」の内容が刺さりまくって、作者の理系出身という解説に深く頷いたものだった。それから、もちろん数える程の冊数しか読めてはおりません。しかし、頭の切れるストーリー展開によ
2024年1月19日 13:13
長い身の上話と、それから大人の不倫の話。 身の上話を書くのにこれほど哲学っぽくも倫理学っぽくも文章を綴ることができるのが、プロ作家のプロたる所以であろうか。本編と関係なさそうな話の盛り込み方だって、よくもこうやって物語をまとめることが出来るものだと感嘆してしまう。 興味深いと感じたのは、妊娠した女子がもっと相手と二人の時間を過ごしたかったとか、アイドルが偶像と表記されスターがスターであるの
2024年1月10日 07:03
このお話を楽しめている私は大丈夫、本物の絶望には至っていない。 現状に満足していない人たちが図書室での出会いによって、不満の原因を他責にしていたことだったり、己が抱く真の希望だったり、実は今幸せだったりすることに気づいて人生が豊かに成っていく物語。躓いている人たちがちょっとのきっかけで変わることができる、という希望を与えてくれるフィクション作品だった。 読み進めるうちにふと本を閉じて斜め上を
2024年1月6日 12:29
結局、恋愛小説だった。明治時代の、今からしたらぶっ飛んだ知識人の。 夏目漱石は、中学生の頃に挫折した記憶があった。吾輩は猫である、を読もうとして、全然分からなくて読み進められなくて諦めた。今思えば、中学生にはちょっとおしゃれに言えば背伸びだったし、結局は無謀で身の程知らずだったんだと思う。大人になってふと読んだ夏目漱石は、とんでもない恋愛小説だった。人生観が…生死感が…とかいう感想もなくはな
2023年12月16日 21:49
カフェオレが好きになって、コンビニの陳列棚に並んでる甘いやつを買っていた。甘いことへの罪悪感はあったけど、甘くなければ美味しくないと決めつけていた。 ある時、コンビニのマシンで作るホットのカフェオレを飲んでみた。結果、美味しかった。お砂糖は入ってないはずなんだけど、ふわふわでほんのり甘みがあって美味しかった。ミルクと泡の空気がほんのりおいしい甘みをだしてくれたんだろうな。マリアージュって飲み物