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それ、幻想かもよ!

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本当の自分とか幸せとか、そういうのって全部幻想かもしれないよ。
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#依存

快楽だけに依存すると、快楽に支配され身を滅ぼす

快楽だけに依存すると、快楽に支配され身を滅ぼす

珍しく芸能ニュースから。

恋愛など個人が好きにすればいいと思っているので、基本どうでもいいのですが、この記事にあるコメントから思うことを書きます。

まあ、好みならご自由にすればいいと思いますが、それはしあわせとはいわない。快楽です。

食事の話で説明しましょう。

人間は腹が減ります。腹が減れば何かを食べたくなります。腹が減っているのに何も食べるものがないとイライラしますが、食べて満腹になれば

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所属より接続・居場所より出場所/行動が拡張する自己へ

所属より接続・居場所より出場所/行動が拡張する自己へ

居場所がないと嘆く人の大部分は「所属するコミュニティ」にだけ依存してしまう傾向が強い。

確かに所属は安心だが、永遠に所属し続ける事はできない。所属するのではなく「接続するコミュニティ」の考え方を私は2017年より提唱しています。それは自己の役割の多重化にもつながります。

そういうことを書いた記事です。

孤独に苦しむ人というのは、友達がいない人ではなく、所属だけに依存し、所属の仲間・構成員とし

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家族との関係が強固になるのは決して良いことばかりではない

家族との関係が強固になるのは決して良いことばかりではない

若い世代が自分の親より不幸と感じるのは、多分に経済環境に恵まれない部分に起因するだろう。

何度も繰り返し貼って恐縮だが、日本の平均賃金は30年上がっていないわけで、就業者の平均年齢はあがっているのに賃金が変わらないということは、かつての40歳の給料より今の40歳の給料の方が低くなっていることも意味する。

同時に、自分の親世代が若者の時には消費税もなかったし、社会保障費負担も随分と軽いものだった

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しあわせは見つけたり、探す物ではない。何より状態ではない。

しあわせは見つけたり、探す物ではない。何より状態ではない。

「しあわせ」について考えてみる。

不幸な人は何かに執着しているからだと思います。執という字にも幸がありますが、元来「幸」という字は「手錠」の意味です。不自由でなければ自由を感じられないのと同様、幸せもある程度の縛りがある小さなところでしか感じられないという解釈もありますが、そもそも「しあわせ」とは「幸」という字ではありませんでした。

文字の語源については、以下の記事本文をお読みいただきたいので

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今までの人生、順風満帆で過ごしてきたおじさんが陥りやすい「終末孤立」の正体

今までの人生、順風満帆で過ごしてきたおじさんが陥りやすい「終末孤立」の正体

日経BP社の日経xwoman「ARIA」にインタビューされた記事が公開されました。「地元コミュニティの築き方」という6月前半の特集のひとつとして取り上げていただきました。

全部で7つの記事らしいのですが、他の記事は、「地元・世田谷で困ったときに助けてもらえる人になる」「日本一住みたい団地の自治会改革術」「迷い猫が見つかる恵比寿新聞 大都会に共同体を育む」など、基本的に、従来の地域のコミュニティを

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一人でいられない人は、誰と一緒にいても寂しい

一人でいられない人は、誰と一緒にいても寂しい

ベストセラーにもなった下重暁子さんの「極上の孤独」や五木寛之さんの「孤独のすすめ - 人生後半の生き方」などを、不用意な孤独礼賛本だとして否定する人がいます。本当に大きなお世話だと思うんですが、「孤独」や「一人でいること」を、ことさら悪の権化みたいに扱う人がいるものです。

「孤独っていうのはね、怖いんだよ~」

とか目ん玉ひん剥いて迫ってくるんですが、「怖いのはあんたの顔だよ」っておばちゃんもい

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「唯一の仕事」「唯一の家族」に依存する男たちの破滅

「唯一の仕事」「唯一の家族」に依存する男たちの破滅

東洋経済オンライン連載「ソロモンの時代」第46回目です。

テーマは「離婚と自殺の相関」について。

平成は年間自殺者3万人超えが14年間も続いた時代でした。自殺と失業率との相関はみなさんご存じの通りですが、離婚と自殺も高い相関があります。
但し、男性だけです。

なぜ離婚男性の自殺はこんなに多いのか?

頼れる人が1人しかいないとか、居場所が1カ所しかないという「選択肢が1つしかない唯一依存」が

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離婚した中年男が陥る「死に至る病」とは?

離婚した中年男が陥る「死に至る病」とは?

東洋経済オンライン連載「ソロモンの時代」記事更新しました!

今回のテーマは、「未婚者より離婚者の方が死にやすい?」についてです。

なぜ「離婚男性」の病気死亡率が高いのか

未婚男性が食生活の乱れなどで生活習慣病になりやすいという話はよく聞きますが、45-64歳で見てみると、未婚男性より離婚男性の方が圧倒的に多く病気死亡率が高いことがわかりました。

特に、糖尿病に至っては、有配偶男性の12倍

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西野亮廣「革命のファンファーレ」を絶対読んだ方がいい人とは?

西野亮廣「革命のファンファーレ」を絶対読んだ方がいい人とは?

キングコング西野さんの「革命のファンファーレ」読了しました!

20-30代の若い子たちは、もちろん読んでほしいですが、個人的には、この本、40-50代のサラリーマンのおじさんたちに是非とも読んでほしいと思います。特に、50代を過ぎて、会社の中での先が見えてしまい、人生の目的を見失っている人とか。

この本は、こんな一節から始まります。

「やりたいことが見つからない」と言うことがいる。これを読ん

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マイナスを互いに責め合う関係ではなく、プラスを互いに感謝し合える関係性でありたいよね。

マイナスを互いに責め合う関係ではなく、プラスを互いに感謝し合える関係性でありたいよね。

突然ですが…

「イクメン」とか「イクボス」という言葉が大嫌いです。

共働き子育て夫婦のために、職場の制度とか見直して対応しましょう、ってこと自体はいいと思います。むしろ賛成。だけど、昨今の「イクメン」という言葉の使われ方には、「私」の問題を無理やり「公」の問題にねじまげて、一部の誰かが自分の正義を認めさせるための「小賢しいツール」に使われているような気がしてならないからです。

そもそも、現在

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多様性の時代とは、違う価値観を持つ人たちがいる社会ではなく、一人の中の多様性が認められる時代なのだ。

多様性の時代とは、違う価値観を持つ人たちがいる社会ではなく、一人の中の多様性が認められる時代なのだ。

臨済宗建長寺派「林香寺」の住職でありながら、精神科医でもある川野泰周さんとの対談記事(後編)が公開されました!

FOR2035来るソロ社会の展望を語る – vol.3後編 / ゲスト:僧侶・精神科医 川野泰周さん ソロ社会に必要なのは、語らいと自分を愛する体験

前編では、未来のソロ社会において必要なのは、「セルフコンパッション」と「対話」というお話がなされました。引き続き、後編では、「対話」の

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ひとりで生きることが強さではないし、誰かを頼ることも弱さではない。

ひとりで生きることが強さではないし、誰かを頼ることも弱さではない。

ハフポストのインタビュー記事公開されました!

"「結婚しない人が増えたのは自然なこと」荒川和久さんが指摘す
る「ソロ社会」とは"

ものすご~く長いですが、ものすご~く濃い内容となっています。久しぶりにマーケター的なお話もしていますwww

ぜひお時間ある時にご一読ください!

ハフポストでは、先週から「#だからひとりが好き」という特集シリーズが始まっています。 すでにたくさんの記事があがってい

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