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【歴史的視点】歴史を日常にどう活かすか?

こんにちは、けいごです。

仕事やプライベートを充実させる中で、「視点のストック」をためることは非常に有効です。「視点のストック」というのは、「その経験独自の視点を身につけること」としています。

例えば、警察官を数年続けていれば、警察官的な物事の見方が出来るようになります。その他の仕事や趣味で得た「視点」もストックとしてためていくことで、様々な日常の出来事に応用し、人生をより面白いものにしていきます。


「視点のストック」とは

「視点のストック」の考え方については、以下の記事で紹介していますので読んでみてください。

この「視点のストック」をためていくことで、アプローチの幅が広がり、人生をより面白いものに変えていくことが出来ます。

わかりやすい例でいくと、何かの出来事に対してネガティブな方向から見るのか、ポジティブな方向から見るのかで、明るく生きれるかどうかが全く異なります。私はネガティブもポジティブも経験している身ですが、圧倒的に後者の方が人生は楽しいです。

「陽転思考」なんていう考え方もあります。こちらは「ネガティブ事象からポジティブを抽出する」という考え方ですが、楽しく生きるためにはやはり捉え方が重要です。

「歴史的視点」とは何か

私の最近ハマっていることに「歴史」があります。この趣味を活かして、「歴史的視点」で物事を見てみると、様々なものをより楽しく見ることが出来ます。

では、その「歴史的視点」とは一体何なのかを、以下に概念化していきます。

・物事のつながりを考える
・出来事が成り立つ条件を導き出す
・偉人の性格を分析する
・これから起こることの参考にする

歴史といえば、まさに「つながり」を見ることが楽しみ方の代表だと考えます。「つながりを考える」ということは、本質を見つけるということにもなります。

例えば「徳川家康」の元は松平家ですが、松平家の元はなんなのか? そういった家柄を辿っていく。また、日本のいたるところにある「お寺」ですが、この「お寺」は何宗で何故ここに建ったのかを辿っていくと、様々な時代の人物にたどり着いたりします。もし建てたのが武将なら、その武将がその宗派の考え方を大事にしていたということになりますね。そしてその宗派の考え方を知ることができれば、またまた「つながり」を楽しめます。更に、仏教を辿るとインドの発祥までさかのぼることになりますが、どうして西洋では発展しなかったのか、アジアに広まったのかを考えていくと、より深い「つながり」を考察することが出来ます。

なんとなく自分なりに仮説は立てていますが、世界史は疎いのでよくわりません(笑) 現在日本史が面白くて、満足したら世界史に移行しようと思っているのですが、日本史だけでも奥が深いので暫く先のような気がします(笑)

歴史的な見方を日常に活かすには?

では、本題の「歴史的視点」を日常生活にどのように活かすかについて考えていきます。以下のような使い方が出来るのではないかと思います。

・偉人の生き方を参考にする
・今後の社会の変化に当てはめる
・つながりで学習する

偉人の生き方を参考にする

「歴史的視点」によって、偉人をロールモデルにして、自分の持っている条件に当てはめてみることが出来ます。

今、「自分がどう生きたいか」に迷っている人は、多いのではないかと思います。私自身も最近まではその一人でした。そんな時に役に立つのが、歴史上の偉人の生き方を参考にすることです。

例えば、「豊臣秀吉」の大出世物語にワクワク感を感じたら、豊臣秀吉の本を読んで深堀して、自分はどうすれば大出世出来るのかを参考にしていきます。戦国時代は今より出世が厳しいと考えられます。織田信長の「自分の家来は自分が引き抜く」という精神が無ければ豊臣秀吉も生まれなかったでしょう。

つまりは大出世したいなら、「どんな人でも能力さえあれば引き抜く」という考えを持っている人の元で働く必要があります。もちろん、そのための能力は身に着ける必要がありますが。

このように、自分のロールモデルを歴史上の偉人にすることで、自分がどのように生きれば楽しく生きれるのかを考える材料にすることが出来ます。

ここでの歴史の良さは、「結果が見えていること」です。今生きている方々をロールモデルにすると、最終的な結果が見えません。もしかしたら大失敗をして、取り返しのつかないことになる方もいるかもしれません。しかし、歴史では全て結果が出ています。個人的には、ここまで参考に出来るロールモデルはないのでは? と考えでいます。もちろん歴史なので、現代ほど情報が正確ではありません。そこは懸念点かと思います。

今後の社会の変化に当てはめる

「歴史的視点」を活用すると、現代においてこれから起きるであろう事象を、抽象的に考察することが出来ます。

社会は歴史的事象の繰り返しと言われています。例えばローマ帝国と漢帝国は抽象的に見ると似ているところがあります。

また、絶対的な力のある集団がいる時代の方が平和であるといわれています。例えば、徳川幕府と現代のアメリカです。徳川家が支配した江戸時代は200年以上戦争のない時代を作ることが出来たといわれています。現代もロシアが戦争を起こす前は平和でした。※中東では戦争は起きていましたが、大国で見ると大きな戦争は起きていません。

徳川という絶対権力者、アメリカという大国が世界を牽制していたからこそ、平和だったということです。つまりは、平和において権力者の存在は欠かせないことなのかもしれません。では徳川が権力を手放したあとの日本はどうなったでしょうか、、、
それを知ることで、現在のアメリカが各国の軍事拠点から撤退した後の世界の動きが読めるかもしれません。

このように、時代の流れを追っていくと、「次はどうなるのか?」を考える精度が高くなります。

つながりで学習する

「歴史的視点」によって、物事のつながりに着目することが出来るようになります。

この条件とこの条件が合わされば、事象が起こる、といった形で条件と事象のつながりを分析したりします。

分野内の物事以外にも、つながっている物事は多くあります。例えば徳川家康の性格と家康が生まれた地形的条件、その時代の社会の価値観などを知っていくことで、歴史以外に心理学、地理学などのつながりをみる必要が出てきます。それが分かりやすい本として、司馬遼太郎さんの本をお勧めします。

また、つながりがわかりやすい例として、地球温暖化を取り上げます。現在温暖化が大きな社会的テーマとなっていますが、温暖化の洗礼を受けているのは、先進国ではなく小さな島国や貧しい国々です。

島国は海抜が上がって島の人々の間に争いがおきたり、貧しい国々は環境変化で食料がとれなくなり、他国への侵入を余儀なくされます。戦争も環境変化による食料の奪い合いで起こる可能性が今後高まるでしょう。先進国にいると「なんか去年より熱くなったな」くらいで済んでいる状況かもしれませんが、自分たちが気づかないところで人が戦争のきっかけを作っている可能性があります。

すこし歴史とは脱線した例を出してしまいましたが、関連する物事以外のつながりを見ていくことで、仕事や趣味へのより深い理解に繋がります。

他の趣味も「視点のストック」にする

本記事では、「歴史」という趣味を日常生活に取り入れることによって、QOL向上を図る提案をしてみました。

その他の趣味でも「視点のストック」をためて、私生活に活かすことが出来ます。読者さんも是非、仕事や趣味での経験を「視点のストック」にして、生活に活かしている例があれば教えてください!

やりたいことが多くて時間が足りない(笑)

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