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この年でライターを名乗るとは夢にも思わなかった

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タイトルの題名通りです。 アラフィーのおばちゃんがひょんなことからライターを始めたいきさつをずらずらと書き連ねただけの回顧録ですが、もしよろしければどうぞお読みくださいませ。
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#フリーランス

税務署は意外とフレンドリーだった…偽りの報告さえしなければセーフらしい

税務署は意外とフレンドリーだった…偽りの報告さえしなければセーフらしい

先日、初めて源泉徴収された税金の還付申告というものをやってきた。

去年の収入は本当に少なくて、こまごまとした経費を引くと基礎控除の範囲内に余裕で収まってしまったので確定申告の必要はなかったのだが、私が受注している案件には源泉徴収されているものもかなりあり、そのための還付申告はやっておいた方が得という事で税務署に行ってきたのだ。

その時持参した収支の記録を見ながら申告のやり方をつきっきりで教えて

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輝くよりも輝かせたい

輝くよりも輝かせたい

いわゆる「ライター」として文章を書く場合、自分という「個」を消し去り黒子に徹し、ただ読む人の利益のみを考えた文章にする必要がある。

己の「個」を消せない人、自己主張が強い人には向かないかもしれない。作家でも芸術家でもないのだから「個」など邪魔になるだけだ。自らが輝いてはいけない仕事だ。

逆に言えば、作家や芸術家など、一から「作る」人は、読む人、観る人を否応なしに自分の創作の世界に引きずりこむほ

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フリーという立場の弱さを実感した

チームでやっている良案件の単価が大幅に下がった。

理由ははっきりしているしクライアントの指摘は間違っていないのだが、突然言われても困るというのが本音だ。

ただ、ここでごり押ししたところで単価がもとに戻るわけではないので、しばらく様子を見つつ、自分が書いた記事の品質と完成度をもっと高めてクライアントに単価を上げる交渉ができる段階になるまで我慢するしかない。

もしこれが雇用関係であったら労働基準

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Webライティングのお仕事でシニアが有利だと思う点について

Webライティングのお仕事でシニアが有利だと思う点について

個人的意見だが、Webライティングはシニアにとって比較的有利に仕事ができるフィールドだと思う。

その理由は、私自身がクラウドソーシングのランサーズを利用し、能力も体力も自分よりはるかに勝る若い人たちに混じって仕事をさせて頂いている中で常々感じている、シニアゆえの数々のアドバンテージと実力第一のこの業界の実情がマッチしていると思えるいくつかの点にある。

・パソコン(スマホもあり)があれば無料

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「苦役」ではない仕事なんてこの世にあったんだ!と驚いた話

「苦役」ではない仕事なんてこの世にあったんだ!と驚いた話

就活の頃、「仕事は死ぬほど辛いのが当たり前。辛くない仕事なんてどこを探してもない」と誰もが口をそろえて私に言ったので、今に至るまでずっとそんなものだと思っていた。

これまでパワハラセクハラ深夜残業などなんでもありのブラックな職場ばかりを経験してきたが、どんな理不尽な思いがあってもそれが当たり前だと受け止めていた。そのせいで体を壊したことも多々あったし、辛くなかったといえば真っ赤なウソになるが、そ

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「130万円の壁」

「130万円の壁」

大変ありがたいことに、長期継続を前提とする高単価の仕事を頂いた。

事前に調査すべきことが大変多い上、初稿納品後もクライアントの要望がこれでもかと盛り込まれて後から加筆すべき項目がどんどん出てくるような長文案件で、初稿完成までに最低3~4日必要とする。が、そのような案件こそ得意とする私にとっては願ってもないチャンスの到来だった。

けれども、その仕事を受けるといわゆる「130万円の壁」を中途半端に

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欲を出さない方がうまくいく……かも

欲を出さない方がうまくいく……かも

実を言うと、私はあまり自分から営業をかけたことがない。

フリーランスとしてあるまじき発言だと怒られそうだが、事実なのだから仕方がない。

もちろん、これだ!と思った仕事には応募しているし、そのような経緯で仕事を取ったものも多少はある。

しかしこれまでやってきた仕事は、クライアント様から声をかけていただくことで始めたものが圧倒的に多い。

初めは、今なら辛辣なお返事を送ってしまいそうな低単価のク

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「無料で教える」について考えてみた

「無料で教える」について考えてみた

フリーランスは基本的に単独行動なので、仕事を獲得したり収入を増やすためのノウハウを知りたい人が多いようです。また、それらのノウハウを無料で教えるか有料で教えるかについての議論も、フリーランス界隈ではよく起こっています。そこで、今回は「無料で教える」ということについて考えてみました。

目次
・無料で教えることの弊害は承知している
・無料で教えることのメリットは意外と大きい
・無料で教えるのは「気が

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こんなに長く続けられるとは思わなかった

こんなに長く続けられるとは思わなかった

正直言えば、この年にして在宅フリーランスで働くなんて考えていなかった。

私たちの年代で「働く」ということは、「お勤めに出る」ということであり、家でする仕事は1ヶ月に1万円稼げるかどうかの内職というイメージが強いからだ。

だから、フリーランスで働くなんていう選択肢はほぼなかったし、いまだにどうしてそのような形で働くことになったのかが自分でもよくわかっていない。あえて言えば「なんとなく」「その時の

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私はブロガーにはなれない(;'∀')

私はブロガーにはなれない(;'∀')

今さらながら、自分はブロガーに全く向いていないことに気づいた。

最も大きな理由は、自分の中で「ブログやnoteはあくまでも個人的な日記または備忘録」と位置付けている点にある。できれば仕事とプライベートはすっぱりと切り離したい人なので、個人的な日記で「1日〇記事更新しなくては」といった脅迫観念を抱きたくないのだ。

ライターとしてメディアに寄稿する記事には必ず期限がある。それを厳守することについて

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私が働く目的

私が働く目的

僭越ながらライターを名乗るようになって約1年、仕事を始めてから数えれば約3年。ようやく安定して扶養内パート収入程度の収入が得られるようになった。

とはいえ、正直言えば、まだ社会保険の扶養から抜けても差し支えないところまでは行っていない。なんのスキルもない主婦がフリーランスで食べていくのは結構難しいと痛感している。

この世界で私のような働き方をしていると、実に肩身が狭い。小遣い稼ぎだと嫌な目で見

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フリーランスでも会社経験はあった方がいいんじゃないかな

※はじめに。
今日はツイッターで書いたことに加筆修正したものをUPします。よって、ツイッターのフォロワーさんにとっては既読の内容となります。ご了承くださいませ。

新卒フリーランスの人は何もかも手探りで大変だと思う。できれば、数年でも会社員(非正規でもいい)になるといいかもしれない。

会社には(ブラック企業でさえ)新卒向けの研修がある。その研修ではビジネスマナーや電話のかけ方、仕事で必要な会話術

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フリーライターを3年続けて再認識したこと

フリーライターを3年続けて再認識したこと

プロローグ納期が明日に迫っている仕事があるのに1記事も完成していません。

記事にする内容が専門的すぎて難しすぎて、完全に頭がパンクしています。

そんな有様だというのにnoteを書いています。

はい。現実逃避以外のなにものでもございません。(笑)

そんなわけで、この仕事を始めてもうじき3年なので、それをテーマに思ったことを書きます。

「仕事は3年やってみなければわからない」を実感昔から、「

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インボイス制度について思うこと

インボイス制度について思うこと

インボイス制度の導入について、誰もが心の奥底ではわかっているはずなのに、あえて言及しないことを話そうと思う。

2023年より導入される予定にインボイス制度は、現在自営業界隈でかなりホットな話題である。

これまでの税制度では、自営業者の多くがクライアント(客)からもらった消費税をいままで納めずに済んでいたのに、今後はきっちり納める必要が生じているからだ。

確かに、実質的な収入減は避けられないし

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