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セイのカクリツ:「多様“性”」に満ちた未来をいきる

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太古の時代、生物の「性」は一つのみであり、細胞分裂や株分けで自分のクローン体を増やすだけだった。そこから「メス」と「オス」に分化し、遺伝子交換によって生殖するようになったのは「多… もっと読む
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2020年9月の記事一覧

愛と敬意を込めて〜話し合わないセックス〜

愛と敬意を込めて〜話し合わないセックス〜

今朝粗暴な言動をしていたところ
親愛なる多摩湖さんに、「言葉に愛と敬意を」と諭されたので、冷静にここ数日考えていたことをまとめました。読んでくださると嬉しいです。

大元のツイートはこちら。

https://twitter.com/mashu_o0/status/1301061637852418048?s=21

まず、カップル間のセックスのお話だという前提を明記しておきます。

ではスタート。

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何気ない人種差別#1|「STFU!」に見るマイクロアグレッション

何気ない人種差別#1|「STFU!」に見るマイクロアグレッション

 マイクロアグレッションとは何であるかということを知ってもらうために、まずはRINA SAWAYAMA「STFU!」のMVの冒頭部分を見てほしい。(⚠️1:36あたりから急に音が大きくなるので注意)

日本語字幕がないので、以下に冒頭のシーンの和訳を載せる。所々間違っているかもしれないがご容赦頂きたい。(和訳がいらない人は読み飛ばしてもらって構いません。)

※細かい補足(※1ワガママ は、199

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急に「百合化する社会」「レズ化する社会」というフレーズが頭に浮かんだ。性愛不全問題以前に、一定年齢以下の女性を見ていると嗜好が妙な方向にオフセットしてきている傾向が強まっているように見えた。特に「二次元」と「女性アイドル」界隈を見ていると、そう考えざるを得ない。

女性の社会進出がこの先の時代を変える

女性の社会進出がこの先の時代を変える

おはようございます。心のパーソナルトレーナーのELENAです。

みなさんはどんな休日を過ごしているでしょうか?

最近は家のリビングの家具を全て変えて、開放的な気分になっております。

茶色や緑が好きな事もあり、木製の家具に変えたり、観葉植物を置き、心が安らぐ空間にしました。ライフスタイルの基本は自宅からですね。

さて、今回は女性の社会進出について記事にしようと思います。

筆者自身、起業やオ

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ジェンダーギャップの問題に「今」向き合う必要があると感じたので、関連投稿を5本紹介します。【運営チームおすすめ投稿】

ジェンダーギャップの問題に「今」向き合う必要があると感じたので、関連投稿を5本紹介します。【運営チームおすすめ投稿】

こんにちは、日経COMEMO運営チームの広報係です。

この【運営チームおすすめ投稿】では、毎回私たちが、日経COMEMOに集まったたくさんの投稿の中から「ぜひおすすめしたい!」と思った投稿を選んで紹介しています。

日経COMEMOは、日本経済新聞社がnote上で運営しているマガジンで、新しい時代のビジネスリーダーの方たちから、毎月約200本もの投稿が集まっています。その中から、運営チームのメン

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日本のリーダーの男女比率は10年で変わっているのだろうか?

日本のリーダーの男女比率は10年で変わっているのだろうか?

こんにちは。編集部の島田です。

SDGsの各目標の中で、私自身が特に興味深いと思ったテーマについてご紹介するこの連載。

今回は、目標5「ジェンダー平等を実現しよう」の中から、

5.5
政治、経済、公共分野でのあらゆるレベルの意思決定において、完全かつ効果的な女性の参画及び平等なリーダーシップの機会を確保する。

というターゲットについて調べてみました。私が個人的に話を聞いたり、インターネ

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女性の就業率があがると出生率があがるなんて嘘はもういい加減やめてほしい

女性の就業率があがると出生率があがるなんて嘘はもういい加減やめてほしい

女性活躍と少子化対策は表裏一体だ。ともに実現させるためにはもっと横断的で一貫した施策が要る。より構造的な問題にまで踏み込んでこそ解決の道筋が見える。

なんか、それこそまるで政治家の答弁みたいで、何か言っているようで実は何も言っていないのではないか?

ここで言う女性活躍的なものと少子化対策とは果たして本当に両立できることなのだろうか?

よく言われるのが、女性の就業率の向上と出生率とは正の相関が

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女性のがんばりを前提にしないで欲しい

女性のがんばりを前提にしないで欲しい

前職の話だけれど、私はいわゆる「働く女性を応援」する企業にいた。どういのかっていうと、フレックス制度があり、時短勤務が許されて、子どもが熱を出した時なんかは、在宅勤務でもOK。
社員の半数以上は子持ちのママで、ママ向けのメディアや会員組織があり、女性のキャリアを育成するための研修なんかもやるっていう会社だった。

前々職で時短勤務になってから閑職に飛ばされ、見事なまでのマミートラックにはまってた私

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多様性観点から使いたくない表現

多様性観点から使いたくない表現

言葉を扱う仕事をするなかで、特に気をつけていることがある。それは差別や偏見を広げないこと、そして誰かを傷つける言葉を使わないこと。私は自分がマイノリティであることから、「普通だったら気にしないでしょ」と言われることにも敏感なほうだ。今回は、そんな私が普段避けている表現のなかから2つ紹介したいと思う。

「〇〇人としての誇り」私が一番理解できないことのひとつに、「生まれついたものを誇る」という行為が

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メイクはマナーか娯楽か?パワポで整理したら、すっぴんで出社できる未来が見えてきた。

メイクはマナーか娯楽か?パワポで整理したら、すっぴんで出社できる未来が見えてきた。

今月の日経COMEMOのテーマは「会えない時代になぜ装う」。
この時代におけるメイクの意味を問うものだ。

メイクに疎い僕は、今回のテーマはスルーしようとしていた。しかし先日、電通若者研究部で実施したインターンシップの発表会に参加し、少し考えが変わった。

このインターンシップは、学生たちがそれぞれ「私がほうっておけないこと」をテーマに持ち寄り、その解決アイデアを発表するもの。

参加した12人の

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「女性リーダー3割」を、何が阻んでいるのか?

「女性リーダー3割」を、何が阻んでいるのか?

皆さん、こんにちは。

今回のテーマは、私自身が今までの社会人人生の中でも幾度となく考える機会があったテーマです。

政府は「2020年までに指導的立場の女性を3割にする」という目標について、年末を待たずに達成時期の先送りを決めた。働く女性は増えたが、コロナ禍で大きな痛手を受けているのもまた女性だ。
安倍晋三内閣の約8年で新たに330万人超の女性が就業し、子育て期にいったん仕事を離れ就業率が下がる

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女性の翼を折るような社会。

女性の翼を折るような社会。

ノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイさんのお父さんが、「どうやって娘を育てたか?」という質問をされたとき、「娘の翼を折らないようにしてきた」と答えたという話を聞いた。

マララさんは、日本を訪れ、「女子教育」の必要性、重要性を訴えた。

パキスタンにとっても日本にとってもとても重要な問題。

「女の子だから、県外に行かなくてもいいのに」

「女の子だからそんなに勉強しなくてもいいのよ」

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行動すべき時〜Alphabettesの記事から

行動すべき時〜Alphabettesの記事から

本記事は、文字・書体に関わる女性の団体『Alphabettes』の記事から、6月14日のエントリ「行動すべき時。(It’s time to act)」を翻訳したものです。

記事にもあるとおり、同団体は先ほど5周年を迎えたばかり。記念エントリによれば、会費もスポンサーも理事会もない組織形態で、その活動は必ずしも会員の賛成するものばかりとは限らないそう。主な活動は、相互メンターシップ、書体デザインと

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経済効果をもたらす「女性教育」の可能性

経済効果をもたらす「女性教育」の可能性

今回はタイトルの通り、「女性教育」に対する考え方について書いていこうと思います!教育に恵まれない発展途上国の女性の取り巻く環境について気になり、『国際教育協力論集』に寄稿されている黒田一雄先生の文献を参考に書いています。

未だ男尊女卑が根づく日本でもぜひ理解しておきたい話。。ぜひ多くの方に読んでいただけると嬉しいです!

「女性教育」が男性と比べて重要視されていないのはなぜか?女性教育が男性教育

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