夜叉と羅刹

【夜叉(やしゃ)】
 
醜悪な姿をした性質の荒い鬼神。
 (梵語でヤクシャの音写。)

 人を傷つけ,人を食らう悪鬼
 
 のちに仏教に従って悪いおこないをやめ、
 今では仏法を守護する八部衆の一つとして
 北方を守護する鬼神となった。

【羅刹(らせつ)】
 
大力で足が速く、通力にすぐれた
 破壊と滅亡を司る神。
 
(梵語でラークシャサの音写。)
 
 人を魅し、人を食らう悪鬼

 のちに仏教に入り、
 天部の一つである十二天に属し、
 西南の守護を担う護法善神となる。

 四天王である多聞天(毘沙門天)眷属として、
 夜叉と共に仕えている。


 
 

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