筑前津屋崎人形巧房 原田翔平

江戸時代創業 福岡県知事認定「津屋崎人形」現存唯一の工房 ブログはワードプレスに移行…

筑前津屋崎人形巧房 原田翔平

江戸時代創業 福岡県知事認定「津屋崎人形」現存唯一の工房 ブログはワードプレスに移行しました。 https://tsuyazaki-ningyo.club/links

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    【リンク】モマ笛絵付け体験

    津屋崎人形のモマ笛は、福津市の工房内で絵付け体験ができます。以下のリンクから事前のお申し込みが可能です。https://coubic.com/tsuyazaki-ningyo/779919(一度に1〜4名様まででお願いしております)ブックマーク等していただけると、福津市に来られる際便利です。駐車場などの経路はこちらでもご確認いただけます。https://tsuyazaki-ningyo.club/tsuyazakiningyo/筑前津屋崎人形巧房のことモマ笛のぬりえダウンロードはこちらhttps://tsuyazaki-ningyo.club/moma-nurieまた、YouTubeで製作背景などの動画を投稿しております。是非ご覧ください。https://www.youtube.com/channel/UCbBjvlcGx9gNeYFyjtRa7Pw
    ¥1,999,999
    筑前津屋崎人形巧房
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    貝面童子

    高さ約12センチ貝面とは、新石器時代から縄文時代に、北部九州から韓国にかけて作られていた、顔を模した貝製の面です。正式には「仮面型貝製品」といいます。福岡市博物館では、現物を確認することができます。博物館では「仮面として使われていた」と表記されています。現物が5〜10センチと小さいため、「赤子の成長の祈りのために使われていたのではないか」と推測し、このような人形となりました。土偶や土面を作っていた縄文時代に、あえて貝に穴を開けて仮面を作っていたことに、古来の自然への信仰や、原始的なものへの畏怖を感じさせてくれます。胡粉という貝を原料とする白色顔料を使って、絵付けをしています。※一つ一つ手作りですので、絵付けには多少の個体差がございます。人形の製作風景はこちらhttps://www.youtube.com/channel/UCbBjvlcGx9gNeYFyjtRa7Pw
    ¥4,200
    筑前津屋崎人形巧房

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アート好きにお勧めする5つの郷土玩具

前回はアート好きに郷土玩具をお勧めする理由を書いてみました。 今回は、職人の視点から、デザイン・歴史・製作手法を吟味して、アート性が高くてお勧めできる郷土玩具を…

私は文章を書く仕事がしたい

私は文章を書く仕事がしたい

コロナウィルスの影響で、奈良で郷土玩具についてのトークをするという仕事がなくなったため、代わりにnoteに書いておきます。

私は仕事として、240年続く家業である郷土玩具を作っています。

・そもそも郷土玩具って何なのか
・どのように作るのか
・人形のモチーフや模様にどのような意味があるのかetc

上記のようなことを発信する必要を感じています。

なぜなら、物の価値はストーリーと発信力で高まる

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中田英寿さんと中村弘峰さん(人形師)の講演を聴いてきました。前半戦

中田英寿さんと中村弘峰さん(人形師)の講演を聴いてきました。前半戦

 サッカー中田英寿といえば、僕が小学生の頃のレジェンドです。
当時の日本代表の試合でも明らかに異質で、僕が見ても他のJリーガーの選手と噛み合ってない印象を受けるほどでした。

 中田さんが引退後、世界を旅し、その後は日本の文化を発信する仕事をしているとは知っていました。
若手の職人を募って漆の技術を学ばせたり、留学させたりしていたと記憶しています。

そんな中田さんと、福岡を代表する人形師である中

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職人目線で、買ってよかったもの

職人目線で、買ってよかったもの

 前回は郷土玩具に関する本を紹介しました。

次にご紹介したいのが、職人をしていて、「これを買って生産性が上がった、買ってよかった」と言えるものです。

 私の仕事は基本的に手仕事なので、基本的にガジェットなどでは生産性は上がりません。
しかし、仕事用に買ったもので、違いが生まれて生産性が上がって、気持ちよく仕事ができる道具がありました。

職人ではない人(サラリーマン、フリーランス、主婦、学生等

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たまには違う仕上げもいい

たまには違う仕上げもいい

【マットモマを追加しました】

数年前に無印良品に納品した際、保護剤による光沢をつけられなかったため、マットな仕上げで納品しました。
いまでも、「マットな方がいい」というお声をいただき、たまに作っています。

シンプルなインテリアに合う感じです。

明日から緊急事態宣言は解除ですが、まだまだ日常とはほど遠いなあ。
#モマ笛 #筑前津屋崎人形巧房 #津屋崎 #福津市 #津屋崎

郷土玩具職人が勧める、3つの郷土玩具の本

郷土玩具職人が勧める、3つの郷土玩具の本

福岡では緊急事態宣言が延長され、まだまだ自粛が必要な世の中です。

難しい本を読むのも楽しいのですが、たまには眺めているだけで楽しい本や視覚に訴える本も楽しいものです。

私は日本史の図説や、写真付きの資料集などを見たりしています。

そこで、郷土玩具職人の目線で、この本楽しいなーという郷土玩具の本をご紹介いたします。

日本中に郷土玩具は存在し、姿形や歴史も様々なので、パラパラめくり、ちょっとし

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休業中に簡単DIYでショーケースを綺麗に

休業中に簡単DIYでショーケースを綺麗に

福岡県の緊急事態宣言で、5月中お店を閉めました。

普段できないことをやろうの精神で、店のショーウインドウをDIYで綺麗にしようと思います。 

問題こちらが店頭のショーウィンドウです。北向きですが、朝日が当たり、下に引いた赤のフェルトも色落ちしています。

こちらがフェルトを外した状態です。人形を置いていた箇所は日焼けていませんが、それ以外は白く日焼けており、ムラができています。

対策とりあえ

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コーヒーを辞めたらやばかった

コーヒーを辞めたらやばかった

 1週間前、体調が悪かったこともあり、なんとなくコーヒーを辞めてみました。

コーヒーとの出会い 中学生の頃、定期試験の直前の夜中に勉強をしていると、母がインスタントコーヒーでカフェオレを作ってくれて、飲むと眠気が吹き飛びました。
私は「なにこれ、すげえ」となり、それから勉強には欠かせないものとなりました。

30歳になった現在でもほぼ毎日1杯は飲んでいます。

おそらくカフェインに弱い体質 私は

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休業いたします。

休業いたします。

休業いたします。

5/15(土)から6/2(水)まで、お店は休業いたします。
飲食店ではないので、補助とかはないけど、安全第一ということでおやすみいたします。

お取り扱い店さまへの納品を頑張ります。

新たなチャレンジをします。

ネットストアを充実させます。
#筑前津屋崎人形巧房 #津屋崎人形 #モマ笛 #絵付け体験 #旧型モマ笛

職人だけど商標の出願をしてみた

職人だけど商標の出願をしてみた

攻撃力と守備力仕事には2つの力が必要であると思います。

あたらしいものや価値を生み出し、お金に変える。
=攻撃力

生み出したものを守り、管理する。
=守備力

大企業では、
研究開発部・製造部・営業部=攻撃力。
法務部・総務部=守備力
となります。

個人事業主や小さな会社はそのような人員配置ができませんよね。

その代わりに個人がある程度の幅広い知識を持つ必要があります。

大企業は攻撃力3

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職人が新たなチャレンジをするにはどうしたらいいのか

職人が新たなチャレンジをするにはどうしたらいいのか

先日、「RANGE」という本を読んだのですが、ざっくり言うと、「知識や経験の幅がこれからの時代は必要ですよ」という本でした。

そこで、これからの時代の職人がどうしたらいいのかかんがえてみました。

一週間に一回、チャレンジをする時間を作るこれがいいと思います。

例えば私の場合、火曜日の午後に、新たな人形を作ってみたり、絵を描いてみたり、技術的な実験をしてみたりを習慣にしてます。

仕事をしてい

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お礼と、考えと、これからと。

お礼と、考えと、これからと。

お礼
前回の投稿から1週間ほど経ちました。

すでに多くの方に工房内でモマ笛絵付け体験を楽しんでいただいております。

これも皆様の応援のおかげであります。
ありがとうございました。

ものづくりされている方々へ
前回の投稿で、本当に多くの方にメッセージをいただきました。

特に全国のものづくりをされている方々にも似た事例があるようで、「私たちには、どうしたら良いか分からなかった」というメッセージ

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大事なお知らせ

大事なお知らせ

「2022年6月現在、なごみの運営団体が変わり、話し合いの結果、再び団体の絵付け体験の受け入れ再開などを計画しています」

いつもお世話になっております。
大事なお知らせです。

経緯数年前から津屋崎人形がよくメディアに取り上げられ、その中でも代表的なモマ笛という人形があります。

モマ笛はふくろうをかたどったシンプルな土笛で、昔から地元の中学校に行って絵付けの授業をしたり、市のイベントで絵付けワ

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全国放送のテレビの力を数字でお見せします

全国放送のテレビの力を数字でお見せします

一週間前、テレビ朝日の「博士ちゃん」という番組にて、当工房のモマ笛が紹介されました。

土曜日の19時からという時間帯で、とても良い番組ということもあり、多くの方に視聴いただいたようです。

全国放送は本当にありがたい反面、注意すべき点が一つだけあります。

それは放送による反響を和らげる緩衝材が必要だということです。

上記のグラフが放送直後の工房のネットストアへのアクセスです。

(ちょっと見

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メディア出演情報です

メディア出演情報です

本日、2月27日(土)18時56分〜テレビ朝日「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」という番組内で津屋崎人形が登場予定です。

この番組は大人顔負けの知識を身につけた子どもが、人気芸人のサンドウィッチマンのお二人と芦田愛菜さんに授業をするという形の番組です。

本日の放送では9歳の「郷土玩具博士ちゃん」が全国各地の郷土玩具を紹介してくれます。
どのような視点で紹介くださるのか楽しみです。

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アート好きにお勧めする5つの郷土玩具

アート好きにお勧めする5つの郷土玩具

前回はアート好きに郷土玩具をお勧めする理由を書いてみました。

今回は、職人の視点から、デザイン・歴史・製作手法を吟味して、アート性が高くてお勧めできる郷土玩具をご紹介します。

木の葉猿なんと言ってもその特徴的なデザイン、埴輪や土偶などの変遷を感じる人もいるかと思います。

1300年の歴史があり、手捻りでつくるという全国的にも珍しい製法からズシンと重く、存在感があります。

存在感はありますが

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