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本と映画とラジオと美容とコーヒーと川谷絵音が好き。 カエルが嫌い。 “好き”で日常を相…

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本と映画とラジオと美容とコーヒーと川谷絵音が好き。 カエルが嫌い。 “好き”で日常を相殺して生きてます🥀 文章を吸って吐いて生きていきたいし、そんなことばかり書いています。 “女性の生き方”について、息をするように考えがち。

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  • 映画エッセイ文

    読書エッセイ文という謎ジャンルを生み出してしまったので、この際映画エッセイ文も作らせてください。

  • 読書エッセイ文

    読んだ本のあらすじ・感想というより、本を読んで思ったことや考えたことたち。あれこれって読書感想文っていうより読書エッセイ文だね。

記事一覧

わたしの小さな世界旅行

今のわたしを形づくるのに 大きな影響を与え続けてくれるラジオ 『アフター6ジャンクション』(1)が 昨夜をもって終了してしまった。 来週からは時間帯をお引越しし、 『ア…

sakura
7か月前
56

そのとき、はやくババアになりたいと思った

今年も早いものでもう9月。 そんな実感がまるで湧かないのは 「9月」という言葉が携える秋の装いに 近頃の気温が伴っていないからか、 あるいはシンプルに 歳を重ねて時間…

sakura
8か月前
39

郷に入って、見えたこと。その1

預かり保育に娘を迎えに行き 帰宅すると同時に、 幼稚園リュックの中に入っている ランドセルのパンフレットを雑がみ用の 紙袋に投げ込む頻度が上がった。 我が家はもうラ…

sakura
10か月前
41

“自律・前進”

高校の校訓が“自律・和敬”だった。 卒業して9年が経った今さらながら、なかなかに いい校訓だったなと思う、似合ってるし。 ということを、5ヶ月前くらいに考えた。 5ヶ…

sakura
1年前
37

わたしも卒業しない

「愛してやまない小説の映画化に 期待してはならない」というのは 常軌を逸して愛する小説をもつ者にとって 世の常と言っても過言ではない。 期待してはならないどころか …

sakura
1年前
140

必要のない会話を楽しめる、必要不可欠な人たちへ

2022年が終わろうとしている。 大学を卒業して、新卒ではないけれど 最初に就職して3年半務めた会社を退職し、 転職活動もゆるゆるとしたけれど とりあえず今のところ 個…

sakura
1年前
78

わたしと、『母性』と、わたしの母性。

湊かなえさんの『母性』を初めて読んだのは 2年前の12月。わたしは25歳で、娘は3歳。 離婚を機に二人での生活を初めて 1年ちょっとが経った頃だった。 2020年12月当時、娘…

sakura
1年前
131

感情の記録

愛してやまない柚木麻子さんの ツイッターが、またしても終了した。 好きな作家さんは数多くいるものの、 ツイッタラーとして尊敬している 数少ない大人の一人である。 …

sakura
1年前
89

「自信」とはなにか、またの名を『わたしは最悪。』感想文part2

11月1日。 ギンレイホールで3回目の 『わたしは最悪。』を観てきた。 仙台での上映が終わるときにも もう一度ユリヤに会いたくて 迷わず2回目に足を運んだけれど、 スクリ…

sakura
1年前
37

“嫌い”のその先の、“好き”。

今日、インスタで とある作品が「好きではない」と発信をした。 わざわざ人に言うことではない。 そんなことはわかってる。 けれど、直近で映画化されたその作品の 原作…

sakura
1年前
35

開業して、退職して、27になった。

6月の頭って まだこんなニット着てたんだね。びっくり あ、ヘッダーの話です。笑 noteって映画なり小説なり推しなり 良質なものを摂取したときには 「っしゃ書くぞ🥺💪🏻…

sakura
1年前
64

「何者かになりたい」もの

「何者かになりたい○○」 という映画や小説。最近すごくよく見る。 正確には、映画や小説のレビューでよく見る。 2日前に観てきた、 映画『わたしは最悪。』もまた、そう…

sakura
1年前
24

『カモン カモン』5回観た

映画『カモン カモン』。 5月10日に TOHOシネマズ仙台 で1回目を。 5月下旬から6月中旬 フォーラム仙台 に通い そして今日、最後の5回目を観てきました。 娘の幼稚園の時…

sakura
1年前
36

雪の朝 つわものたちの 夢のアト
ミスト片手に 布から胸へ

sakura
2年前
3

知る

2022年。 あけましておめでとうございます! 年内に書きたいこと・年明けに書きたい抱負と リストアップだけはたくさんしていたのに 気がつけばもう1月が終わりそう。 新…

sakura
2年前
12

馳せ合ってきました

12/04 01:50。まだ寝られない。 ──今日という日に、わたしはまだ なにかできるんじゃないかという気がして。 なんてね。これは さみしくなったら名前を呼んで / 山内マ…

sakura
2年前
11
わたしの小さな世界旅行

わたしの小さな世界旅行

今のわたしを形づくるのに
大きな影響を与え続けてくれるラジオ
『アフター6ジャンクション』(1)が
昨夜をもって終了してしまった。

来週からは時間帯をお引越しし、
『アフター6ジャンクション2』として
続くので実質終わらないのだけれど
それでもまあ一抹の寂しさのようなものはある。

近年の大好きなコーナーの一つとして
ゲストをお招きし、読書に関するあれやこれやを
わりと結構遠慮なく尋ねていく

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そのとき、はやくババアになりたいと思った

そのとき、はやくババアになりたいと思った

今年も早いものでもう9月。
そんな実感がまるで湧かないのは
「9月」という言葉が携える秋の装いに
近頃の気温が伴っていないからか、
あるいはシンプルに
歳を重ねて時間の経過が早く感じられるように
なったというだけの話なのか。

本日時点までで、今年は121本の映画を観ている。
映画館での新作と、配信での過去作ぜんぶ合わせて。
中でも最近配信で観た2作が
「配信で観てよかった」と思ったので共有したい

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郷に入って、見えたこと。その1

郷に入って、見えたこと。その1

預かり保育に娘を迎えに行き
帰宅すると同時に、
幼稚園リュックの中に入っている
ランドセルのパンフレットを雑がみ用の
紙袋に投げ込む頻度が上がった。

我が家はもうランドセルを決定済みなので
無邪気にカラフルなパンフレットにより
6歳児のいっときの感情が左右されては困る。

20年前のわたしの時代から
遥かに選択肢が増えたランドセル選びに
心が躍ったのは去年の4月まで。

合同展示会への参戦を終え

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“自律・前進”

“自律・前進”

高校の校訓が“自律・和敬”だった。
卒業して9年が経った今さらながら、なかなかに
いい校訓だったなと思う、似合ってるし。

ということを、5ヶ月前くらいに考えた。
5ヶ月前。
それは、2023年が幕を開けたころのお話。

記事タイトルにした“自律・前進”は
わたしの2023年の抱負。
ずーっと思ってはいたのだけど、
気づいたら丸4ヶ月経っていた…
我ながら、さすがに気づかなさすぎる。

この抱負は

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わたしも卒業しない

わたしも卒業しない

「愛してやまない小説の映画化に
期待してはならない」というのは
常軌を逸して愛する小説をもつ者にとって
世の常と言っても過言ではない。
期待してはならないどころか
観ないほうがいい場合すらある
と個人的には実体験を元に考えている。
そう言いつつ、公開されたら見てしまうのも
これまた常軌を逸して愛するものの性。

そんなわたし史における常識が
今日、覆された。

映画『少女は卒業しない』あらすじのな

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必要のない会話を楽しめる、必要不可欠な人たちへ

必要のない会話を楽しめる、必要不可欠な人たちへ

2022年が終わろうとしている。

大学を卒業して、新卒ではないけれど
最初に就職して3年半務めた会社を退職し、
転職活動もゆるゆるとしたけれど
とりあえず今のところ
個人事業主として生き延びて6ヶ月。

今年の一番大きな出来事といえば
たぶんこれなのだけど、
「ストレス」と「安定」を同時に手放した
「不安定」という土台の上に立つ
限りなく「ストレスフリー」な生活。
以上の言葉がないので、つまらな

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わたしと、『母性』と、わたしの母性。

わたしと、『母性』と、わたしの母性。

湊かなえさんの『母性』を初めて読んだのは
2年前の12月。わたしは25歳で、娘は3歳。
離婚を機に二人での生活を初めて
1年ちょっとが経った頃だった。

2020年12月当時、娘が保育園に行っている時間
=わたしの勤務時間、で
仕事のために保育園を利用しているのだから
至極当たり前のことなのだけれど、
その当たり前は、同時に
わたしには「仕事」「家事」「育児」の
どれかに属する時間しか存在しない

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感情の記録

感情の記録

愛してやまない柚木麻子さんの
ツイッターが、またしても終了した。

好きな作家さんは数多くいるものの、
ツイッタラーとして尊敬している
数少ない大人の一人である。

そうして悲しみに打ちひしがれている
わたしを見兼ねた友人が
「柚木麻子さん、この間
アシタノカレッジで武田砂鉄さんと
対談をしていておもしろかったよ」
という情報を寄せてくれた。

TBSラジオリスナーとして
名前はよく耳にするアシタ

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「自信」とはなにか、またの名を『わたしは最悪。』感想文part2

「自信」とはなにか、またの名を『わたしは最悪。』感想文part2

11月1日。
ギンレイホールで3回目の
『わたしは最悪。』を観てきた。

仙台での上映が終わるときにも
もう一度ユリヤに会いたくて
迷わず2回目に足を運んだけれど、
スクリーンで再び観られるなんて。
しかも今月末で閉館することが決まっている
ギンレイホールで。

推しのスケジュールが
そのまま自身のスケジュールとなる
仙台住まいのわたしにとっては、
本当に最高のタイミングすぎました。
教えてくれた

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“嫌い”のその先の、“好き”。

“嫌い”のその先の、“好き”。

今日、インスタで
とある作品が「好きではない」と発信をした。

わざわざ人に言うことではない。
そんなことはわかってる。

けれど、直近で映画化されたその作品の
原作の作家さんを愛して止まないことを
日頃から誰にも聞かれていないのに
豪語している甲斐(?)あって、
「もう観ましたか?」
「観に行かないんですか?」
と複数件のコメントやdmをもらっていた。
そのこと自体は嬉しくて涙が出そう🥲

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開業して、退職して、27になった。

開業して、退職して、27になった。

6月の頭って
まだこんなニット着てたんだね。びっくり
あ、ヘッダーの話です。笑

noteって映画なり小説なり推しなり
良質なものを摂取したときには
「っしゃ書くぞ🥺💪🏻」と思うんだけども、
それ以外のときは
ツイッターやらストーリーに小出しに
しがちで、すーぐ忘れてしまう(´・ ・`)💭
なんせツイ廃なもので、、、

そんなことをしているうちに
開業して、退職して、27歳になってた
とい

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「何者かになりたい」もの

「何者かになりたい」もの

「何者かになりたい○○」
という映画や小説。最近すごくよく見る。
正確には、映画や小説のレビューでよく見る。

2日前に観てきた、
映画『わたしは最悪。』もまた、そう。

▶ 作品情報

▶ 感想

ユリヤに『わたしかもしれなかった人生』を
見た気がした、そんな121分だった。

わたしはもともと、中学・高校のときから
バリバリのキャリア志向、とは違うけど
「あの仕事もやってみたい」
「この仕事も

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『カモン カモン』5回観た

『カモン カモン』5回観た

映画『カモン カモン』。
5月10日に TOHOシネマズ仙台 で1回目を。
5月下旬から6月中旬 フォーラム仙台 に通い
そして今日、最後の5回目を観てきました。

娘の幼稚園の時間しか自由じゃないこともあって
普段は同じ映画に複数回の時間を費やす
ということは、ほぼほぼしないのだけれど
どうして5回も観に行くことになったのか。

それは1回目に受けた複雑な衝撃
の影響が大きかったような気が。

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雪の朝 つわものたちの 夢のアト
ミスト片手に 布から胸へ

知る

知る

2022年。
あけましておめでとうございます!

年内に書きたいこと・年明けに書きたい抱負と
リストアップだけはたくさんしていたのに
気がつけばもう1月が終わりそう。

新年の抱負も今さらだし、
なにより今年は転職や事業化を控えていて
7月の誕生日を迎える頃の自分が
まったく想像つかない!
ので、考えても時間の無駄かななんて。笑
とりあえずやろう!という
いかにも亥年生まれらしい意気込みです。

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馳せ合ってきました

馳せ合ってきました

12/04 01:50。まだ寝られない。
──今日という日に、わたしはまだ
なにかできるんじゃないかという気がして。

なんてね。これは
さみしくなったら名前を呼んで / 山内マリコ
の中の一文。そしてまさに今のわたし。

行ってきました!

なんだ、おたくのライブレポか、と思った方も
ちょっとだけお時間をください。笑

おたく人生長いので、
さすがにファン同士の繋がりもない場所で
曲の感想やらM

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