フォローしませんか?
シェア
海老原由梨
2019年12月13日 22:37
月曜から土曜の朝8:00といえば、NHKの連続テレビ小説。個人的に好きな女優さんと題材に惹かれて観はじめた。昨日、今日とストーリーは盛り上がりをみせ、私も釘づけになっている。毎朝、15分間。こんな短い時間のなかに、ぎゅっと詰め込まれた人間模様。視聴者のひとりである私を、何がそんなに夢中にさせるのだろう。そんなことを考えながら、画面左下に映る「つづく」の文字を眺めていた。
2019年12月8日 22:07
私は、ドイツに行きたい。小川 糸さんのエッセイによって、今まで見向きもしなかった国、ドイツに行きたいと思うようになった。そのタイミングが、明日でも、半年後でも、何年後かでもいいという姿勢をもつことで、必ず、絶好のタイミングで「行こう」と動き出せるんだと思う。それまで、昨日より今日、今日より明日。ときには歩いて、ときにはジャンプして、そして立ち止まったっていい。自分の歩幅で、私
2019年12月7日 22:46
年齢や環境の変化とともに買い物カゴが軽くなった気がする。これは、物を見る目が肥えたのか、もしくはただ自分がケチになっただけなのか、そんな思いが頭の中を泳いでいく。前々回のエッセイに書いたように、私は20代前半から中盤にかけて自分を着飾ることに必死になっていた。ひと目を気にするあまり、稼いだお金を一瞬で洋服やアクセサリーに変えていたのだ。それが、いまや買い物カゴには必要最低限なものしかな
2019年12月5日 23:42
いま このときわたしと同じ本を手にとって読んでいる人が何人いるでしょうそんな誰かさんとわたしの身体には同じ色したジュースが注ぎ込まれているんだわ
2019年12月4日 21:42
世界にはやりきれないくらい優しい言葉があるのですさっき流れてきた歌にもたくさんありましたいまきっと私はあなたのことことを考えていたのでしょうね鼻の奥がツンとします
2019年12月1日 22:57
私は、ずっと、自分が貧乏性の気質を引きずっているんだと思っていた。しかし、最近になってもう少し深い考察のなかで生まれた感覚なのだと、自分を認めてあげることができるようなった。20代は、多分、周囲の友達よりもお金を使い、洋服やら靴やら買っていたと思う。自分を装飾するのに忙しかった。吉本時代、お金がないからバイト代は生活費と洋服代で消えていく。その分、食費をどうにか抑えるという
2019年11月23日 22:27
小4のときに好きだったYくん。吉本新喜劇の姉さんに「恋せよ乙女」と言われ、芸のこやしにと、そのYくんに会うことにした私。彼が住む横浜まで会いにいくことに決めたのだ。いま考えれば、本当に頓珍漢な発想だ。Yくんでなくても、そのあと恋心を抱いた人なら何人かいたはずなのに、その人たちをすっ飛ばして、いきなり10年前の小4の一年間のあいだのみ好きだった人に、無性に会いたいと思うな
2019年11月29日 22:57
昨日まで書いていた「穴があったら入りたい」というエッセイを書き終えて、いま一息ついている。気づいたら、8話にまでなっていた。そのときの自分の状態を思い出しながら書くので、もう一度おなじ体験をした気分だ。8話も使って書いた「穴があったら入りたい」というエッセイは、簡単にまとめれば、以下のようになる。1)小4のときに好きだった人に横浜まで夜行バスで会いに行った。2)
2019年11月28日 23:19
非常階段でならんですわったYくんと私。いま、懸命にこのときの気持ちを思い出そうとしているのだけど、思い出そうとすればするほど、まったく理解できない行動で、私ではない誰かの行動のように感じ、感情を推し量れない。いや、私なのだけど! ほんと意味不明!または、私の頭を肩から振り払おうとしているYくんに気づき、ショックで思考停止させたのかもしれない。なにはともあれ、非常階段
2019年11月27日 23:17
昔の憧れだった人が大きく変化していた。なんてことはよくある話だ。むしろ変化していない方がおかしい。だが、その変化に動揺を隠せない娘っ子がいた。私だ。勉強ができて運動神経抜群でクラスの人気者は、私の妄想のなかで、顔立ちそのままジャニーズのようなアイドル化を遂げていたのだ。目の前にいるYくんと、昔のYくん。昔とはいうが、本当に大昔のことなのだということにハッとしてい
2019年11月26日 22:41
待ち合わせした時間が、刻一刻と近づいていた。初恋のYくんと久方ぶりに会うのだ。夜行バスの疲労感がたっぷりと塗りたくられた顔面をどうにかせねばならなかった。人生ではじめて降り立つ横浜という土地で、気忙しく隠れた地下のトイレ。YOKOHAMAの初見聞が、地下トイレ。薄い無念さを感じる。顔面のむくみが徐々に引いてきたのを地下で見守りつつ、地上ではたくさんの人たちが活動
2019年11月25日 21:37
深夜の夜行バス。難波のOCATから横浜までの道程だ。ボストンバックのなかには、ストッキング、ハイヒール、例のワンピースとガードルが入っている。よし、完璧だ。私は、鞄の取手を強く握った。夜行バス初体験という状況も手伝って、私の運転手のおじさんへの眼差しも自然と熱くなる。「おじさん、頼んます」☆彡いつの間にか寝てしまっていたらしく、目覚めたら朝だった。「
2019年11月24日 23:51
小4のときに好きだったYくんに会いに行くために、モデル・蛯原友里が着るモテコーデを身にまとった19歳の私。ここで、お忘れではないだろうか。当時の私は、太っていたのだ。新喜劇の楽屋で、中華の出前を2人前ぺろりと平らげてしまうときもあったほど。第三者から「あのちょっとぽっちゃりした子」と名指しされるには十分な肉が、私の体にはまとわりついていた。特に気になっていたのは、太もも
2019年11月22日 23:07
さて、今日は、昨日の投稿の続編へとまいります。☆彡給食の時間の、Yくんによる「ふたりでいいやん」という一言で完全にノックアウトされた私であったが、別れは突然やってきた。学年がひとつ上がり5年生となったととき、Yくんは横浜に引っ越してしまったのだ。なんの予告もなく関西から遠い地へ行ってしまった。悲しい、寂しい。そんな気持ちを当時の私も抱いたのだろうと思う。だけ