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好きなnote

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私の好き!と感じたnoteをまとめています。素敵!わかる!枕元に置いておきたい!と感じたnoteばかりです。ぜひのぞいてみてください。
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2019年5月の記事一覧

あの日の焼きそばと「PV=C/(r-g)」

あの日の焼きそばと「PV=C/(r-g)」

投資銀行の勤務時間は9時5時で、これは朝9時から朝5時の意味である。終電を見送りながら晩御飯を食べ、始発と競争する毎日だった。帰宅してシャワーを浴びたらスーツを着て、そのまま玄関で寝た。

僕がそんな世界に入ったのは、大学を2留したからだ。それでも受け入れてくれる会社を探していた。面接ではたまたま前日に観たニュースについて聞かれ、僕はまるでイタコのようにニュースキャスターの口ぶりを真似した。そのま

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25歳で社会人兼大学1年生。必死に人生を取り戻そうとしていた #社会人1年目の私へ

25歳で社会人兼大学1年生。必死に人生を取り戻そうとしていた #社会人1年目の私へ

はじめて就職したのは25歳。人より遅れての社会人スタートだった。
プライドが高く、劣等感も強い人間の社会人&大学デビュー戦。
それまでの夢ごっこが終わり、みっともなく無様になりながら、どうにか社会と向き合おうとする男の記録になる。
仕事に向き合っている方は、最後の1文だけでも読んで欲しい。

仕事が出来ないのに、プライドが高く人に聞けない困った奴学歴、職歴、コネ、スキルもない25歳。あるのは無駄な

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「結婚=子供」とは限らない

「結婚=子供」とは限らない

 芸能関係の話題ですが、磯野貴理子さんの離婚で、「相手が、子供をほしがったから」が理由だと言われましたね。

 夫婦の問題は、仲の良い友人の話であってもなかなか全容は理解しきれないものなのに、ましてやテレビで観ている人が、理由の一つを言っただけで、それがどれほどのものか、二人の間で交わされる会話や気持ち、積み重ねてきたもの、すべてを含めた真実は誰にもわからないでしょう。
 だから、磯野貴理子さんの

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隙を好む人と、完璧を好む人。

隙を好む人と、完璧を好む人。

「彼女の無防備な姿を見るのが好きなんです。」

と彼は言った。彼は、女性の隙に惹かれるのだと話す。

「バリバリ化粧してる顔よりも寝起きのスッピンのほうが好きだし、教理上手よりも失敗しながらも一生懸命作ってくれたりする方が嬉しい。なんなら上手く作れなくてしょんぼりしてるのとか可愛いんですよ。香水でいい香りよりも、汗の匂いとかがした方が興奮するし、急に家に行ってピカピカの家よりちょっと散らかってて漫

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はじめの一歩で何をするかって、そこまで大事じゃなかったりするらしい。

はじめの一歩で何をするかって、そこまで大事じゃなかったりするらしい。

何かを始める"はじめの一歩"って、意気込みすぎてなかなか踏み出せなくなってしまったりする。けれど、その一歩のクオリティーやなんやって、そこまで気にするモンじゃない。気にしてなかなか踏み出せないより、踏み出しちゃってそこから成長していけば良い。

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6月1日から始めた毎日投稿も、もうすぐ丸1年。ここらでちょっと新しいことを始めたいなと思い、あれこれ模索しているこの頃。Instagramで"サ

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楽しみにしてくれている人が1人いるだけで。

"たくさんの人に読まれるものにしたい"
という思いはある。すごくある。けれど、結局はたった1人にでも響けばすごく嬉しいのだ。その1人がいるだけで、救われるものだよなぁ思う。

誰かのちょっとしたスキマ時間に読んでもらえるような、そんなnoteを続けたい。私が月曜日の「週刊まえだー」をゆるゆると楽しみにしているように、金曜の夜を楽しみにしてもらえるようになれたらいいなと思っている。

たまに、「楽し

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忙しい毎日を過ごす。

忙しい毎日を過ごす。

ひとりがいいときも、誰かと一緒がいいときもあるけど、目の前のことで忙しい日が続くと、ご飯を食べるのも、どこかに買い物へ出かけるのも、何もすることがない時間を過ごすのも、ひとりがいいなぁと思うことが多くなって。

金曜日は、少し会社から離れたカフェというよりも喫茶店でランチ。懐かしい感じのするカレーライスを食べた後、コーヒーを飲んだり、音楽を聞いたりして過ごした。時間が足りないときは、ひとりがいい。

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運命のいたずらかのように、交わらなかったふたりの想い

運命のいたずらかのように、交わらなかったふたりの想い

カランと氷でグラスを鳴らし、ウイスキーを飲み干した。婚活の連敗を振り払うように、疲れきった頭を揺らす。今夜は飲んで忘れよう、そんなふうにしてやり過ごす、金曜の夜。

「やけ酒ですか?」

薄暗い小さな店のカウンターの隣、40代後半から50代前半くらいだろうか、こなれた男が声をかけてきた。
「やだなぁ。やけ酒感、出てました?」と言って、力なく笑って返す。

彼は営業マンだろうか?それとも接客業だろう

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結婚とこどもに対する価値観。

結婚とこどもに対する価値観。

「こどもいらないなら結婚する意味なくない?」

かつて、恋人に言われてさぁ〜っと血の気が引いた言葉。あぁ、根本的に合わないのかな、と思った。

私はこどもを望んではいない。産めるとは限らないし、結婚するならまずふたりで末長く共に生きていけるかどうかが基準だ。こどもがいなくても、ふたりでのんびり生きていける人がいい。私にとって、"結婚=ふたりで生きていく"がまずある。こどものことはそれからじゃないだ

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みんな何かの途中

みんな何かの途中

 始めるのに遅い年齢なんてない。なんて最近時々目にしたり、耳にしたりしますよね。私もそう思っています。

 80代でスマホゲームのアプリを作って楽しんでいる若宮さんて方を知って、「わあ素敵!」と憧れる。彼女は「もっと歳取って外に出られなくなっても、色々な人と喋りたい」という夢をかなえるべく、パソコンを自分でできるようになっていきました。今も活動を広げているそう。

 何度も書いたことがあるが、95

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覗かないでおく、ということ

覗かないでおく、ということ

旅先で出会った人と、思いがけず深い話をすることがある。お互いの悩みを打ち明けたり、過去の傷について聞いたり、将来の相談を受けたり。

それはたぶん、お互いのことを知らない同士だからこそ話せるのだと思う。

自分に対する先入観も持たれていないし、過去のことも知らなければ未来の責任を負う必要もない。そんな気軽で薄い関係だからこそ、腹を割って話せる。ふだんは見せない自分の姿を、さらけ出すことができる。

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計画通りにいかないダメダメな週末を超えて、明日からまた頑張るか。

計画通りにいかないダメダメな週末を超えて、明日からまた頑張るか。

平日は毎日眠気と戦いながら、週末に何をしようかとワクワクしながら考える。それでも、たいてい計画通りには過ごせない。日曜の夜になって"何やってたんだ"って後悔して、また月曜日を迎えるのだ。

メインの仕事はカレンダー通りの休みなので、週末の土日が休みになる。2日あるお休みのうち、できれば1日は出掛けて、1日はゆっくりしたい。

ところが、平日に十分な睡眠が取れない日が続いたりすると2日ともダラダラと

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誰かの愛を笑わない。LOVE PARCOのコピーを見て考えた #pr

誰かの愛を笑わない。LOVE PARCOのコピーを見て考えた #pr

最近、わたしの世界は美しい。
何もかもが憂鬱ですべてを投げ出したい日があっても、涙が溢れてシーツがシミだらけになる日があっても、それでも世界を根本的に愛せる。そう思えるのは、わたしが人を愛せるようになってきたからじゃないか、と思っている。

……とか言ってみたけれど。

未だ「愛」がなにかなんて、本当はわかっていない。夫のことを愛しているが、何故愛するようになったのか、いつから「恋」が「愛」になっ

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運命の人は、最期の時に思い出す人。

運命の人は、最期の時に思い出す人。

古い日本家屋の縁側で、祖母と2人、並んで座り、よく冷えた器を持ちながら、夕食前のささやかなおやつタイム。私が一人暮らしでも毎日ヨーグルトを食べるのは、元はと言えば祖母の習慣だ。日課のヨーグルトと共に、懐かしむように遠くを見ながら語られる祖母の思い出話を、同じく遠くを見つめながら聞いていた。夕陽に照らされた祖母の瞳は、少女のように煌めいていた。

"運命の人というのは、なにも結婚して人生を共に歩

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