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セイのカクリツ:「多様“性”」に満ちた未来をいきる

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太古の時代、生物の「性」は一つのみであり、細胞分裂や株分けで自分のクローン体を増やすだけだった。そこから「メス」と「オス」に分化し、遺伝子交換によって生殖するようになったのは「多… もっと読む
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2020年7月の記事一覧

男性脳・女性脳とジェンダーの関係

男性脳・女性脳とジェンダーの関係

博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所は5月21日、VRデバイスを使い、IoT環境における人とモノとのコミュニケーションのあり方を調査するプロジェクト「ゴーグルで覗く みらい情報生活調査」第2弾の調査結果を発表した。

第2弾のテーマはモノと会話するときの男女差。男⼥20〜40代のスマートスピーカーユーザー30名に、仮想空間のリビングで、鏡や冷蔵庫などさまざまなモノと会話してもらい、そ

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おっさんは気持ち悪い。

おっさんは気持ち悪い。

おっさんというのは、そもそも「醜い存在」だと意識して行動しないといけない。ジェンダー論でもジェネレーション論でもない。おっさんはそれらから独立して、単に気持ち悪い存在なのだとわかって欲しい。

先日、ソーシャルメディアで、ある若い女性のファッションについての投稿を見た。薄手の柔らかい生地でカラダにぴったりしたラインの、美しい服だった。

「素敵な服ですね。似合っています」「私も欲しくなりました」な

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フェミニズムと音楽│Divaの歌う自立した女性像

フェミニズムと音楽│Divaの歌う自立した女性像

音楽に込められたメッセージは、時代を映す鏡である。今回は(個人的お気に入りの)海外の女性アーティストの歌詞を通して、フェミニズムの潮流を紐解いていきたい。

 フェミニズムと音楽、その源流をたどると、やはりMadonnaやChristina aguilera、などが挙げられるだろう。Madonnaは「Express yourself」で、音楽を通して女性の尊厳を歌うアーティストの先駆けとなった。歌

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女にゃ勝てない。

女にゃ勝てない。

最初に申しておきますが…この記事はフェミニスト云々ということではなく、ぼくが舞台演出をする上で大切に思っていることを書くつもりです。

結論から申せば、ぼくは女性を非常に尊敬しています。
それは産み出す力を持っているからです。

▼産み出す力世の中には男と女が居ます。
世界中の生物の中には例外もあるかもしれませんが…人間で言えば、女性には「産み出す」力が備わっていると認識しています。

男にはない

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仕事をしている母親は子供に寂しい思いをさせているのか。

仕事をしている母親は子供に寂しい思いをさせているのか。

「明日はお休み?」
これはうちの子供達の口癖です。

我が家は夫婦共シフト制の仕事。
土曜日に仕事の日が多いので、
子供達もその分どこか平日で1日お休みを作ります。

子どもの休みに規則性がないので
「明日はお休み?」
「誰とお休み?」
とよく聞かれます。

今日お休みだったじゃん!て日にも
「明日はお休み?」
の口癖が出て…
「明日は保育園だよ」
と伝えると
「えぇー保育園やだー!」
が始まりま

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「生きるために、化粧する。」と多様性

最近、生死について考えることが多くなった。目に見えないウイルスによって多くのヒトは一喜一憂、為政者のとる身勝手な行動に疲弊し経済は回っていない。その裏で環境破壊は依然として進んでおり、九州や中部の災害もそれが関係しているのではないかと調査が進んでいる。

不安定な世の中で「何が幸せ」で、「何が理想の私、暮らし」なのだろう。

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1.KANEBOのCMと所感「唇よ、

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ビジネスにおけるジェンダーギャップのリアルな声を知ってほしい

ビジネスにおけるジェンダーギャップのリアルな声を知ってほしい

こんにちは。XTalent株式会社の松栄です。先日、IVSさんのPRについてジェンダーに関する議論が起こりました。ジェンダー関連セクターで立ち上がったスタートアップの一端として、これを機に少しでも多くの方にこの分野に興味を持って欲しいと思い、今回noteを書きました。

※ IVSさんの件についてはTwitterで「IVS」と検索していただければ、経緯が垣間見られるかと思います。また、先日公開され

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いつか、あなたの助けになればいい

いつか、あなたの助けになればいい

「むすこちゃん。そこはね、むすこちゃんの大事なところだから、他の人に見せちゃいけないし、触らせてもダメなのよ」

膝をかがめ、目線を合わせ、わざとらしくしかめっつらをして。
しかし怒ってない、とアピールするために高めで穏やかな声色。
そうしてゆっくりと、4歳の息子に話しかける。

それは、息子がパンツからちょっと飛び出たソレを、更に引き出そうとつまみ上げ、かつ「まま、みてみて!」と嬉しそうに声をか

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ワシントンポストの「多様性&インクルージョン担当編集局長」

ワシントンポストの「多様性&インクルージョン担当編集局長」

少し前に、The Washington Postが「Managing Editor for Diversity and Inclusion」の募集を開始していた。無理やり日本語にすると「多様性&インクルージョン担当編集局長」だろうか。

この職種の役割は「シニアエディターや他のスタッフと連携し、あらゆる報道やオペレーションにおいて多様性やインクルージョンが保証されている状態」を達成するための取り組

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ダイバーシティ&インクルージョンをイメージする

ダイバーシティ&インクルージョンをイメージする

ボストン、タフツ大学でダイバーシティ&インクルージョンリーダーシップを学び、帰国したての国松佑紀さんにお話しを伺いました。

「社会的な課題だから」「ホットな分野だから」ではなく、ご自身の生い立ちから自然にダイバーシティに興味を持ち、多様性のるつぼアメリカで学びを深めた佑紀さん。

彼女のルーツを振り返りながら、イメージを焼き付けることで、日常のふとした瞬間に、多様性について思いを馳せることが増え

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制度でケアできない若者たち

制度でケアできない若者たち

フリーのソーシャルワーカーとして、サバイバーとして、いろいろな場所で若者支援に関わらせてもらっていると、いろいろな若者に出会う。それこそ、リアル天気の子を地でいく若者であったり、児童養護施設出身の若者であったり、児童養護の制度には引っかからないものの、今までよく生きていてくれたと思う若者。

児童福祉関係でみると、1997年に自立援助ホームの制度化、2004年には社会的養護施設における退所児童への

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IVSのプレスリリースをめぐる議論:何が問題だったのか?

IVSのプレスリリースをめぐる議論:何が問題だったのか?

昨日から、こちらのプレスリリースを巡ってtwitter上でいろいろな意見が散見されていますが、論点が食い違っている気がしたので、私の意見含めて整理してみました。

〈このnoteの目次〉
1. Twitterではどんな議論があったか
2. 問題点はなにか
3. 私が運営ならどうするか&よくある反論への反論
4. 【番外編】ジェンダーについて勉強するのにおすすめの入門書紹介
5. なぜこれを書いたの

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女性も、男性も、生きづらさの中で生きている

「生理が遅れた女性が妊娠の可能性に不安を覚えて、でもパートナーの男性に伝えることもできずに悶々としてしまう」という内容の韓国のwebドラマがTwitterで流れてきた。(URLを貼りたかったのだけれど、どこにいったか分からなくなってしまった…)

女性の「もしかしたら妊娠してしまったかもしれない」という不安がリアルに描かれていて、是非とも男性に見て欲しい内容だ、と。
言わずもがな女性からは多くの賛

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「多様性ある」表現の一様化について

「多様性ある」表現の一様化について

ここ数年、広告においてジェンダーに関わる表現は炎上の火種になりやすい。
女性をある特定の年齢で「市場価値がなくなる」という表現を使った広告は多くの抗議の声で、謝罪とともに取り下げられた。
炎上が多い中でもいまだにコンプレックスを煽る広告が後を絶たない。

広告やプロダクトの顔となるクリエイティブに求められ、できるだけ不正解を回避できるものは「多様性」がキーワードになっている。

フェミニズムと広告

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