明智 (Naoko Akechi)

北海道の田舎暮らし。小さい頃から詩を書くひと。ここではエッセイや詩、日々思うことを書き…

明智 (Naoko Akechi)

北海道の田舎暮らし。小さい頃から詩を書くひと。ここではエッセイや詩、日々思うことを書き連ねてゆきます。

マガジン

記事一覧

GWを振り返る(無印行きました)

今更の振り返りだが、ゴールデンウィークは最寄りの無印良品へ出かけた。 最寄りと言っても十勝・音更町は95km先、時間にして2時間ちょっと。 北海道民の感覚としては「ち…

桜前線のおしまいに

庭の桜が咲いた。 数年前に一度選定をしたため花数が減っており、 今年も風に飛ばされて引っ付いた毬のように、少しだけ咲いた。 しかし、真っ白とも桜色とも言えない、空…

不安と丁寧、自由になるための思案

仕事に対する不安が高まるたびに、自由がほしい!と心が叫び出す。 しかし、自由とはなにか。 仕事が忙しくなると決まって焦り、先延ばし癖ならぬ「前倒し癖」が出現。そ…

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食を巡る

私にとって食とはなにか。 夕方時になるといつも食べることばかり考えてしまう。 一日の疲れで食欲がピークだ。 料理は好き。 「これをあれと合わせたら…」 「あれをこの…

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石炭町の燃える鳥

ズリ山というものがあります。昔、石炭を取った残りのクズを捨てていたところです。 ある日一人の炭坑夫がズリ山の下の方で寝転んでおりました。 俺たちの掘った石だ、で…

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良品週間と物欲

無印良品週間が月曜日で終わろうとしている。 今回の私の購入品は、充電器とケーブル、ケーブルケース、メッシュポーチ。 他にも欲しいものはあったが、予算との格闘を勝ち…

5

日常で非日常

「旅したい欲」が高まり、有給を使って地元のビジネスホテルに泊まる。 ドーミーイン系列なので温泉付き。 素晴らしき自家源泉。 塩化物泉の低温泉で飽きずに長湯すること…

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【詩】水のみち

誰かの聲に呼応して 胸が 髪が 瞳が ブルブルと揺れている 私と誰かの間にある 無限色した水が波打つ ほ、と吐き出せば暖かく ふ、と吐き出せば鋭く あ、と気を抜けば冷…

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ワクワクして生きたい

苫米地英人『頭のゴミを捨てれば、脳は一瞬で目覚める』を読み終える。 自らの抽象度の高さを知り打ちひしがれたけれど、そこを乗り越えるとすんなり受け入れられた。 そし…

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日の長さ

休憩時間、胡桃を齧りながら夕陽を眺める。 ずいぶん日が長くなったなあ。 一方で外は風が吹き荒れて、雪をサラサラと蹴飛ばしている。 地面が凍りつき、その上をレースカ…

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風の冷たさ

いつも通っている近所の温泉へ。 受付で回数券をまごまごと千切っていると、サウナハットとサウナマットが目に入る。 ここでサウナに入ったこと、ないなあ。 遠赤外線サウ…

4

変化を求めて

着物を着て、ホットチョコレートを飲みながら刺繍をする。 それだけでなんだか特別な一日になったような気がして、心が前向きになる。 前向きがてら夕方運動を兼ねて本屋…

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デニム着物届きました
柔らかくて着やすい…!

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ああ~着物が着たいな~と思いながら、箪笥に手が伸びない日々。
平日は着る時間も持てないのだけれど。
帰宅して1時間後にはお風呂⇒パジャマ⇒睡眠なので…。
せめて休日くらいは着たいものです。

自分を大切にする、ダイエット徒然。

去年のクリスマス前にギックリ腰になり、年末年始は腰痛と共に過ごしました。 主治医から「2024年は運動をしよう」と言われていたこともあり、これを機に食生活・運動を見…

4

雪の日の外は静か。
レースカーテンの向こう側は真っ白く光っていて、鳥の囀りひとつ聞こえない。
自然が眠りについている。
この静寂を切り裂いて目覚めてもいいものか、そんなことを考えながら毛布に包まる。

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GWを振り返る(無印行きました)

GWを振り返る(無印行きました)

今更の振り返りだが、ゴールデンウィークは最寄りの無印良品へ出かけた。
最寄りと言っても十勝・音更町は95km先、時間にして2時間ちょっと。
北海道民の感覚としては「ちょっとメンドクサイけど行ってくるわ(よっこいしょ)」くらいの距離だ。

昨年11月にオープンしたばかりの店舗は広く、駐車場も十分。
多少の混雑はあったものの、スムーズに買い物を終えることができた。
私の購入品は夏用のワンピースと、掃除

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桜前線のおしまいに

桜前線のおしまいに

庭の桜が咲いた。

数年前に一度選定をしたため花数が減っており、
今年も風に飛ばされて引っ付いた毬のように、少しだけ咲いた。
しかし、真っ白とも桜色とも言えない、空の青すら映しているような曖昧な色合いが、何物にも代えがたい存在感を放っている。

枝いっぱいに咲く満開の桜も美しいけれど、こうして慰めのように、ぽそりぽそりと咲く桜も美しいと思う。
北海道の控えめな春に良く似合う、我が家の桜である。

不安と丁寧、自由になるための思案

不安と丁寧、自由になるための思案

仕事に対する不安が高まるたびに、自由がほしい!と心が叫び出す。
しかし、自由とはなにか。

仕事が忙しくなると決まって焦り、先延ばし癖ならぬ「前倒し癖」が出現。その日やらなくても差し支えない仕事にまで手を出してしまう。当然、時間と苛立ちに追われ、その繰り返しがストレスとなり、自分で自分の首を絞めている有様。
あまりの息苦しさに「もう仕事やめたい…やめて自然の中で丁寧に自由に生きたいよぉ…」などとの

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食を巡る

食を巡る

私にとって食とはなにか。
夕方時になるといつも食べることばかり考えてしまう。
一日の疲れで食欲がピークだ。

料理は好き。
「これをあれと合わせたら…」
「あれをこのソースで和えて、あれもこれも加えて…」
そんなことを考えながら食べるのも好き。
気に入ったレシピはノートに書き留めておいて、「次はどれを作ろうかな」とページをめくる。

ところが、今は中々時間が割けない。
病気の影響で疲れやすい体に、

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石炭町の燃える鳥

石炭町の燃える鳥

ズリ山というものがあります。昔、石炭を取った残りのクズを捨てていたところです。
ある日一人の炭坑夫がズリ山の下の方で寝転んでおりました。

俺たちの掘った石だ、でもこれも大地の恵みにちがいねえ。ただ火にかけるために、銭のためだけに、俺は黒い綺麗なもんを地の底から掘って、こうしてクズを捨てている。
そう思いながら寝転んでおりますと、西の方から妙に白く光る何かが、ヨロヨロと飛んできます。
なんだべ…白

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良品週間と物欲

良品週間と物欲

無印良品週間が月曜日で終わろうとしている。
今回の私の購入品は、充電器とケーブル、ケーブルケース、メッシュポーチ。
他にも欲しいものはあったが、予算との格闘を勝ち抜いた精鋭たちだ。(色気がないなあ)
これらは次の旅行で大いに役立ってくれるに違いない。

片っ端からお気に入りに登録している時間は楽しいが、購入する段階になって怖気付く…その程度の物なら今の生活に必要がないのだ。
予算の壁を破ってでも「

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日常で非日常

日常で非日常

「旅したい欲」が高まり、有給を使って地元のビジネスホテルに泊まる。
ドーミーイン系列なので温泉付き。
素晴らしき自家源泉。
塩化物泉の低温泉で飽きずに長湯することができた。

部屋では読書や刺繍を。
夜は母と合流して眺めのよいレストランで夕食。
日常を非日常に変える努力、こんな休日もたまには良い。

【詩】水のみち

【詩】水のみち

誰かの聲に呼応して
胸が 髪が 瞳が
ブルブルと揺れている

私と誰かの間にある
無限色した水が波打つ
ほ、と吐き出せば暖かく
ふ、と吐き出せば鋭く
あ、と気を抜けば冷たく

塩辛い(あるいは無味の)
水が視界や呼吸から絶え間なく滲み出すのを
誰もが知っているはずだ

湯船を埋め尽くす柔らかな温度も
乾きを潤す天の恵みも
ある日牙を剥く冷徹さも
私は知っている
知っていながら生きるため 蛇口を捻る

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ワクワクして生きたい

ワクワクして生きたい

苫米地英人『頭のゴミを捨てれば、脳は一瞬で目覚める』を読み終える。
自らの抽象度の高さを知り打ちひしがれたけれど、そこを乗り越えるとすんなり受け入れられた。
そして人の心理はここまで論理的に表現できるのか!と博士の手腕に驚嘆。説得力しかない。
頭の回転のとろい私はついていくのに必死で、途中知恵熱で寝込むほどだった(誇張でなく)。

ゴールを設定し、そこまでに必要のない頭のゴミ(感情・自己イメージ・

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日の長さ

日の長さ

休憩時間、胡桃を齧りながら夕陽を眺める。
ずいぶん日が長くなったなあ。
一方で外は風が吹き荒れて、雪をサラサラと蹴飛ばしている。
地面が凍りつき、その上をレースカーテンのように雪が進む。美しいけれど、そこに立つ自分を想像して思わず顔をしかめてしまう。

じりじりと迫る夕闇に、もう少し待てと声をかけたくなる、それは「道産子」の性だろう。
冬の夜は長く、春を待つ心を大いに膨らませるものだ。

風の冷たさ

風の冷たさ

いつも通っている近所の温泉へ。
受付で回数券をまごまごと千切っていると、サウナハットとサウナマットが目に入る。
ここでサウナに入ったこと、ないなあ。

遠赤外線サウナはちょうどよい温度で、大きなテレビでは嵐の相葉くんが保護犬のカットをしている。
上段の列の先輩方が「ああ〜」「おっ」「かわいい」「がんばれ〜」と呟くのを聞く。
全員が相葉くんと黒いワンちゃんを応援している熱く暖かな空間。10分ほどで退

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変化を求めて

変化を求めて

着物を着て、ホットチョコレートを飲みながら刺繍をする。
それだけでなんだか特別な一日になったような気がして、心が前向きになる。

前向きがてら夕方運動を兼ねて本屋さんへお出かけ。
石田ゆり子さんのエッセイを手に取ってみて、文章を綴ることの大切さを思い出す。
(そしてnoteを書こうと思い立つ)

刺繍はひと針ひと針、糸・図案・布と対話をしながら進めていくものだが、それは言葉も同じだと、当たり前のこ

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ああ~着物が着たいな~と思いながら、箪笥に手が伸びない日々。
平日は着る時間も持てないのだけれど。
帰宅して1時間後にはお風呂⇒パジャマ⇒睡眠なので…。
せめて休日くらいは着たいものです。

自分を大切にする、ダイエット徒然。

自分を大切にする、ダイエット徒然。

去年のクリスマス前にギックリ腰になり、年末年始は腰痛と共に過ごしました。
主治医から「2024年は運動をしよう」と言われていたこともあり、これを機に食生活・運動を見直して
「健康的な身体改造」を1年かけてやっていくつもりです。

現在参考にしているのは
食事面では『運動指導者が断言! ダイエットは運動1割、食事9割』という本です。
こちらはkindle unlimitedで決定版が読めます。
「ダ

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雪の日の外は静か。
レースカーテンの向こう側は真っ白く光っていて、鳥の囀りひとつ聞こえない。
自然が眠りについている。
この静寂を切り裂いて目覚めてもいいものか、そんなことを考えながら毛布に包まる。