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短歌研究四賞授賞式のこと(ひとりの「転校生」の話)
今朝は6時ごろに子どもの泣き声で目を覚まし、妻がおむつを変えているあいだにじぶんはミルクをつくり、しているうちに、猫が暴れだしてうんちをしたので鼻をつまみながらそれを片づけ、小雨が降るなかごみ出しに行き、あ、そういえば、この雨、豪雨のような昨日の雨とひとつづきではあるんだよなー、と思いいたったので、子どもの寝ているいまこのすきに、昨日のことをざっとここに書き残そうと思います。
昨日、短歌研究
おからの猫砂、だめ、ゼッタイ|猫エッセイ#1
2か月ほど前から、わが家の飼い猫チルが、ふしぎなトイレのしかたをするようになった。オシッコはぜんぜん問題ないのだけれど、ウンチのときに、トイレのふちに前脚をかけてコトを致すようになったのだ。
トイレのふちの高さは10センチほど。チルはなにやら神妙で思索的な顔をしながら(猫がウンチのときにみせる例の表情ですね)、ふちにかけた前脚をピンと張って、股を広げ、そうして、ぼとり、ぼとり、とウンチを猫砂
清らかで孤独ないばら道|【書評】枡野浩一「毎日のように手紙は来るけれどあなた以外の人からである 枡野浩一全短歌集」
率直にいって、枡野浩一という歌人について、わたしが漠然ともっていたイメージ(もとい偏見)は、「きっとなかなかトガッたひとなんだろうなあ」といういい加減なものでした。
特定の結社に所属することもなく、反既成歌壇という旗幟を鮮明にし、「マスノ短歌教」なる言葉の上だけにしか存在しない宗教の「教祖」を自認する、孤高のローンウルフ、ないしアウトサイダー(要するに、なんだかちょっと「ヤバそう」なひと)。