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ポップス、ジェンダー、自閉スペクトラム
6月の終わりにウィーンに行った。ケルンの大学のセミナーで合宿的に一週間ほどウィーンの郊外に滞在してミュージック・ビデオを見ながら考察するという趣旨で10人ほどの学生が集まった。企画をした教授、 Ubermorgen (Luzius Bernhard & Lizvlx) は今学期で大学を離れてウィーン応用美術大学に移ることが決まっている(もともと二人ともウィーンを拠点にしている)ので今回の合宿が最後
もっとみるノルウェイの森を(また)読む
(以前書いた文章なのですが、どうオチをつけたらいいのかわからず下書きのままにしていました。せっかくなので適当に手を入れて公開します。ちなみに写真はコロンビアの山で撮ったもので文章とは関係ないです。そのコロンビアのカリブ海沿いの山に20日ほどこもっていたので、次回からそのレポートを書いていく予定です)
村上春樹「ノルウェイの森」を初めて読んだのは19歳のときで、氏の作品を初めて読むうえでとりあえず
クリスマス・マーケットを歩く
11月いっぱいでコロンビア留学を終え、12月半ばに「本来の」留学先であるドイツに戻っていました。とはいえ10日ほどの滞在で、リサーチを続けるために今はまたコロンビアに戻ってきています。ケルン・メディア芸術大学では各学生のプロジェクトや卒業制作に7000ユーロの予算がつくようになっていて、今回はそれを渡航費に充ててコロンビアに来ました。ただ、州から出ている予算なので自由に使えるわけではなく、航空券を
もっとみるコーヒーの聖地・マニサレス
コロンビアに来て2か月が経ち、ボゴタ、カリに続いてマニサレスを訪れました。カルダス州の州都であるマニサレスはボゴタから飛行機で1時間ほどで着くのですが、山間部に位置し気候が荒れやすいため飛行機が着陸できない場合があると聞いていました。そして初めてのマニサレス訪問で運悪く、乗った飛行機が着陸できずそのままボゴタに引き返すという事態に。
今回マニサレスに行った理由はフェスティバル・デ・ラ・イマーヘン
Transmediale 2020
ドイツのベルリンで2020年1月31日から2月1日に行われた Transmediale シンポジウムのレポートです。
在学中のケルン・メディア芸術大学では Hans Bernhard らのインターネットに関するセミナーに参加しており、そこから学生20人ほどが課外授業としてシンポジウムの聴講をしました。最近は発表者としてフェスティバル等に参加することが多かったのですが、今回は久々にゆっくりと楽しむ