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記事一覧

大学生チームによるクリニック(バスケットの基礎)

大学生チームによるクリニック(バスケットの基礎)

とある縁があって、中学校で行われていたクリニックに行ってきた。
この記事はそのまとめと感想である。

バスケットに対する考え方
クリニックを担当したコーチはわたしの地域ではとても有名な方。
その方がバスケットに対する向き合い方について話していた。

そのなかで、印象に残ったのは「なぜバスケットをやっているか?」という話。

そもそも、選手はなぜバスケットボール部に入ってバスケをしているのか。
コー

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バスケ初心者ばかりのチームが勝つために

バスケ初心者ばかりのチームが勝つために

バスケットは残酷なスポーツです。というよりも、スポーツそのものが残酷であるという方が正しいかもしれませんが。
バスケットは当たり前ですが、選手の能力が高いほうが勝ちます。特に中学生のバスケットはそうです。

だから、アップを見ているとどちらのチームが勝つかだいたいわかります。
では、バスケットにおける能力とはなにか。その能力おいて劣ってしまいがちな初心者がバスケットにおいて活躍するためには何を考え

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「指導してはだめ!」と言われたら見えたもの

「指導してはだめ!」と言われたら見えたもの

「傍目八目」という言葉がある。
意味は「第三者のほうが当事者たちよりも物事をよく見ることができる」というものだ。

これと同じことがバスケットの指導現場にも言える。
そして、そのことをつい最近痛感した出来事があったので、記事にしておく。

その出来事とは「クラブの練習」だ。
私は現在、中学校でバスケを教えているが、外部コーチと協力して指導にあたっている。

外部コーチはとても素晴らしい方で、ヘッド

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バスケ未経験の顧問でもできること

バスケ未経験の顧問でもできること

バスケ部の顧問は約半数がバスケ未経験であるようだ。
となると、半分ほどのチームはバスケの指導に困難を抱えながら日々指導しているということになる。

事実、私もバスケ未経験の顧問だ。
当然バスケ未経験であることのデメリットは多い。お手本を示すことが難しいこともたくさんあるし、バスケの技術の基準が曖昧な場合が多い。

例えば、チェストパス。
正しいフォームでパスが出せていたとしても、バスケの経験がある

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よりよいコーチングスタイルを求めて

よりよいコーチングスタイルを求めて

バスケットの指導者なら誰しもが思うこと。
それは「チームを強くしたい」というもの。

私も例にもれず日々このことを考えて仕事に励んでいます。

ただ、チームというのはとても難しく、ただバスケットを教えられるだけではチームを強くすることはできません。

なぜなら、選手一人ひとり抱えている悩みや性質、特徴は全く異なりそれがチーム内で対立することが多くあるからです。
この傾向は女子チームによく見られます

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練習試合の反省

練習試合の反省昨日練習試合があったので、その反省をします。
今回の練習試合では「DFのヘルプ&ローテーション」と「ガードが高い位置でボールをキープしてコートを広く使うこと」でした。

良かったところ

①ヘルプ&ローテーションが何回かできた。
 相手のチームは1on1が上手で、3Pもどんどん打ってくるということもあり、何度もヘルプに出てローテーションするという状況が起きました。
選手には1回ヘルプ

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ワクワクが最強

ワクワクが最強

昨日は3年生の練習試合で今日は1年生だけの練習がありました。
同じチームの選手だが、この2つの集団は何から何まで違いました。

3年生が沈んだ雰囲気でダラダラやっているのに対して、1年生は生き生きと明るい雰囲気でバスケットをしていました。
3年生は沈んだ雰囲気でやっているからミスが続き、さらに雰囲気が悪くなる。それに対して、1年生はミスが起こっても互いにフォローし合おうとする。
3年生が浮かない顔

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今日の5on5(2022/06/11)

中体連前の練習試合。惨敗でした。そもそもスタートが3人怪我などで離脱しているという苦しい状況ではあるのですが、それにしてもひどい負け方をしました。

この結果の原因を一言で表すと「リバウンドの意識の差」でした。OR(オフェンスリバウンド)もDR(ディフェンスリバウンド)も相手の方が数段上でした。
そして、この意識の差は普段の練習の差と言えます。つまりは、コーチが日々どのような意識で練習に取り組ませ

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今日の5on5(2022/06/04)

今日の5on5(2022/06/04)

今日は久しぶりの練習試合。相手は2年生だけのチームでしたが、新しいことを試したので、なかなか学びのあるゲームになりました。

それでは以下、反省です。

<上手くいったところ>
・ポストの1on1とそこからの展開
 うちのチームはポストは合わせに徹するというルールでやってきましたが、今回はポスト主体で攻めてみました。結果1on1はかなりの確率で決めることができましたが、ボールが入ったあとのアウトサ

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効率よく練習するために

久しぶりの更新になりました。結局、仕事が立て込んでしまって更新が途絶えてしまうこのコンボを何とか止めたい・・・。

さて、今年もうちのチームには新入生がたくさん入ってきました。その数なんと20人。
いままでぎりぎり5on5できるかな?という人数だったのが、急に30人を越える大所帯となってしまいました。

たくさん入ってきてくれるのはとても嬉しいことですが、人数が多いと如何せん効率が落ちてしまいます

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とある中学校女子チームのバスケ戦略

とある中学校女子チームのバスケ戦略

久しぶりの更新になりました。

中体連まで残り僅かとなってきました。できることも限られているので、効率よく集中して練習していきたいです。

そして、今回は今年度のチームのコンセプトをバスケットの4場面に分けてまとめておこうと思います。
バスケットの4場面とは、
「オフェンス」
「オフェンス→ディフェンス(トランジッションディフェンス)」
「ディフェンス」
「ディフェンス→オフェンス(トランジッショ

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コンタクトの重要性

コンタクトの重要性

女子バスケットを指導し始めて早4年。まったくバスケのことも分からない状態から指導をはじめたが、最近実感したことが1つあります。

それは「コンタクトできる選手はミスをしにくい」ということです。そして、特に女子はその傾向が強い気がします。

コンタクトはバスケットをしていれば、様々な場面で起きます。ディフェンス、ドライブ時、ポストの1on1、リバウンドなどなど。

その全てにおいて相手のプレッシャー

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何をするかよりもどうやるか

何をするかよりもどうやるか

SNSでこんな投稿を見かけました。

その記事は「なぜ八村塁はシュート力が向上したのか」について書かれていました。

背景を説明しておくと、八村塁はNBAに入った当初から3Pの決定力が課題とされていました。
昨今のバスケットにおいて3Pの精度は非常に重要です。シュートが入らないと離されてしまいチームの勝利に貢献することができなくなってしまいます。

しかし、今シーズンの八村塁は高確率で3Pを決めて

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今日の5on5(2022/04/09)

今日の5on5(2022/04/09)

久しぶりの練習試合をしました。相手はミニバス3人を擁するチームでした。

試合前は20点差つくかな?と思っていましたが、結果は10点差。大健闘だと思います。
このままもっと成長を続けてほしいです。というわけで、以下は反省です。

<良かったところ>
・速攻がとにかく決まった。失点後のリスタートをいかに速くするかが鍵。特にウイングへのパスが安定して飛んでいたので、ドライブや合わせのシュートが何度もあ

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