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発達障害者である私にとってコロナ禍は天国だった

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が中国、日本そして世界で確認されてから3年以上になります。その間に緊急事態宣言が何度も発出され、不要不急の外出の自粛などが呼びかけられました。同時に職場での飲み会などが事実上禁止され、また企業は在宅勤務を導入し出社する回数が減りました。

私の職場でも緊急事態宣言が発出されている期間はもちろん、発出されていなくても飲み会は禁止になりました。また、今まで一度も導入していなかった在宅勤務が導入されました。正直発達障害で他人とコミュニケーションするのが苦手な私にとってはこの飲み会の禁止や在宅勤務の導入は文字通り天国でした。

世間では、新型コロナが流行してから小中学校、高校では学校で直接授業を受ける機会が減り、同級生や先生と顔を合わせることも減りました。また登校しても学校内では常にマスク姿でお互いの顔を知らない。修学旅行や体育祭、文化祭などの行事も中止になり子どもたちの青春は奪われました。私もかわいそうだと思います。

しかし私は先ほども書いたようにコロナで飲み会が無くなり、在宅勤務が導入されたこの3年間は天国でした。コロナ前は参加したくもない飲み会に高いお金を支払って夜遅くまで半強制的に参加させられていました。参加してしまえば案外楽しいと思える人もいるかもしれませんが、私にとってはただただ苦痛でしかありませんでした。個人の自由など無いようなものです。それがこのコロナの3年間はこの苦痛から解放されたのです。

しかし、この楽しい3年間もついに終わってしまいました。今年の5月に新型コロナの感染症法上の位置付けが2類相当から5類に引き下げられそれに伴いコロナ禍での規制もなくなりました。そして職場での飲み会も再開し、在宅勤務もなくなりました。

新型コロナが5類に引き下げられ、世の中の規制が撤廃されるのは良いことですが新型コロナを機に広まった「新しい生活様式」は続けてほしいと思います。マスクもみんながお互いの顔をみて一斉に外すのではなく個人の判断に委ねたり、飲み会の参加も個人の判断に委ねてほしいと思います。繰り返しになりますが、コロナ禍をきっかけに広まった新しい価値観は変わらないでほしいですね。では、また。

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