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調子いい時ほど「壊す」を意識してる話

調子いい時ほど「壊す」を意識してる話

写真でも文章でも、なんでもそうなんですが、うまく行ってるときはアドレナリンがすごく出てる感じがして、無敵感といいますか、「今なら何でも行ける」みたいな感じになります。経験上、そういう時って実際には黄色信号点灯中なんですよね、大きな落とし穴に落ちちゃう前の。なので僕は最近、そういう状態になったら、「壊す」を意識するってのが、今日の話のまとめです。

以下、詳細。

=*=

写真だろうと文章だろうと

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コンサート配信について

ファンの皆様へ

作曲家の林ゆうきです。

今回初めて単独のコンサートをやらせて頂くことになりました。
これもいつも僕が音楽を担当させてもらっている作品を観て頂いているお陰だと思ってます。

ただ、コンサートの発表後、ご意見がたくさん届きました。

「チケットがすぐに無くなって取れなかった」
「行きたいけれど、子供もいるし、地方で東京まで行けない」
「日本まで行きたいけれど遠すぎる、ご成功をお祈り

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本当のフラットとは何か

本当のフラットとは何か

最近、「フラット」という言葉についてよく考える。
考えがまとまっていないけど、ちょっと雑に書いてみる。

フラット(Flat)の反対は、ホリゾンタル(Horizontal)だと思っている。

組織の場合、フラットは横並びで、ホリゾンタルは縦並び、ヒエラルキー。そしてフラットでいるということは、横並びでいるということだと思っている。

あとここ最近、「フラットと責任」というテーマについてよく考える。

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あなたは依存症と本当に無関係?スクリーンタイムでのアプリ使用時間確認のススメ

あなたは依存症と本当に無関係?スクリーンタイムでのアプリ使用時間確認のススメ

何年前からか覚えていないが、僕のスマホにはFacebookは入っていない。メッセンジャーは入っているけど。

こう聞くと、あなたはどう思うだろうか。

Aさん:Facebook入ってないの?アホじゃない?
Bくん:いいなあ、自分にはできない。
Cさん:わかる。自分のスマホにもFacebookは入っていない。

中毒や依存症というと、自分には全く関係ない世界の話に聞こえないだろうか。

僕にはとても

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もう一度マンガを描くために

もう一度マンガを描くために

漫画家のヒロユキです。
代表作は新しい順に「アホガール」「マンガ家さんとアシスタントさんと」「ドージンワーク」
この3作はすべてTVアニメ化されました。

僕がアホガールの連載を終えた2017年末、
初連載の2004年から13年間ほぼ休みなし、連載の途切れ無しでずっとマンガを描き続ける生活を続けて、そりゃーもう疲れに疲れ切っていた。

僕は割と義務感でマンガを描くことができるほうで、
稼げるうちに

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今、つらいと感じている人に贈りたい、「ブランコ」の話

今、つらいと感じている人に贈りたい、「ブランコ」の話

起業した頃、「あの人は大成功を収めていて、うらやましいなあ」と、他の起業家の人たちと自分を比べてしまうことがよくありました。人間の性(さが)かもしれません。人と比べてはいけないと頭では分かっていても、心が勝手にざわざわしてしまいます。今もたまにあります。

会社員の時はもっと酷かったです。「あの人は売上成績が良くて評価されている」「あの人に先に出世された」・・・。相手が後輩だとなおさら嫉妬心は強く

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刺激的な経営者たち

刺激的な経営者たち

モヤモヤしてます。
ある種突発的に生まれるこの感情。

原因は理解してますし、それは一過性に近いもので時間が経つと徐々に収まっていく現象です。定期的ではないですが、一定の頻度で起こることで、今回はnoteという感情を表現する場所があるので言語化しておこうと思いました。

きっかけというか予兆はここらへんでありました。火曜日の夜に素晴らしい方とお食事をさせて頂いたあたりです。
その方は記載の通りで還

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新卒ニート、金なし・職なし・希望なし。そんな「履歴書の空白期」が、今ではたまらなく好きな理由

新卒ニート、金なし・職なし・希望なし。そんな「履歴書の空白期」が、今ではたまらなく好きな理由

僕の履歴書には空白がある。

大学を卒業してから大学院に入るまで、ぽっかり1年あいているのだ。

人は、ただの紙切れにすぎない履歴書の、ほんの十数センチの空白に、自分の人生を押しつぶそうになることがある。

でも今、僕はその「履歴書の空白期」がたまらなく好きなのである。

******

さいきんは人前で話す機会が増えた。イベントでファシリテーターをやったり、自分でオンライン配信の番組をやったり。

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忘れ物と前方不注意

忘れ物と前方不注意

時間が不当に冷たくあしらわれてる。
最近ずっと考え、そのためにいろいろ調べてたりする。

それで、ふと思ったのは、みんな、時間のことをあまりに気にしなさすぎだから過去を忘れすぎてしまうし、未来を想像することが苦手なんだなということ。

つまり、こと時間に関しては、忘れ物と前方不注意が多発していると。

追悼と未来創造追悼が日常的に必要だと考えたのは、きっとそんなことを感じたからだ。

あまりに過去

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失ってから得るもの、そして許すこと

失ってから得るもの、そして許すこと

先日読んだSoarのこのインタビュー。

この一つのインタビューの中に得るものがありすぎるインタビューなのだけど、その中でも特にこの部分が心に留まった。

色んな能力を喪失してしまったわけですが、喪失した自分だからこそ気づくことがある。で、その気付きを糧に、なんらかの新しいパーソナリティや対応方法を獲得する。そういうサイクルを色んな場面で繰り返している感じです。喪失したものそれぞれに対しての、

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これからの「生き方」の話をしよう

これからの「生き方」の話をしよう

ずっと前から「生き方」というものに興味がありました。

高校生のときから答えのない問いをずっと考えていて、「どんな風に生きたいか」と聞かれたら、「明日死んでもいいように生きたい」と答えられるようになりたいと思っていました。

自分は当時その言葉の意味を以下のように捉えていました。

でも最近になって、「違う意味なのかもしれない」と思うようになりました。

その言葉の意味は、もっと生々しくて、不完全

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京都アニメーションと、山本寛監督のこと

京都アニメーションと、山本寛監督のこと

僕はいま、仕事で韓国に滞在している。ソウル市の主催するマンガ、アニメ、ゲームなどのサブカルチャーの未来を考えるイベントに招待されたのだ。今年の春に僕の本(『若い読者のためのサブカルチャー論講義』)が翻訳出版されたことが影響しているらしい。滞在中は市のイベントに登壇するほかに、現地の出版社の企画したファンミーティングに出たりメディアから取材を受ける予定だ。そしてこのタイミングで日本から来た以上、必

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答えを見つけることを楽しむ

答えを見つけることを楽しむ

答えが見つからない時、つらそうな表情をしてしまう人がいる。そして、あきらめてしまって愚痴をこぼしはじめる。

そもそもの仕事をする上でのスタンスが違うんだろうなと思う。
プロフェッショナルの仕事というのは、基本的にクライアントが自分たちでは解けない難問を責任をもって解くことだろう。
で、プロフェッショナルとして仕事を続けていきたいならその「難問を解く」という責務を楽しめるようでないと、仕事が単につ

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一人で年間200冊! ブックデザイナー井上新八の過密をきわめる鬼ルーティン24時間

一人で年間200冊! ブックデザイナー井上新八の過密をきわめる鬼ルーティン24時間

 

書店さんに並んでいる、
数えきれないほどの本。

そのうちの1冊を、
なんとなく、
吸い寄せられるように、
パッと手にとってしまった。
そんな経験はありませんか?

実はそこには、
デザインの魔法が存在しているのです。

こんにちは。
サンクチュアリ出版編集部の大川美帆です。

今回、お伝えしたいのはこの方について。

井上新八(いのうえしんぱち)1973年東京生まれ。フリーラン

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