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壊れたヘッドホン 〜ちょっとせつない話〜
息子が大事にしていたヘッドホンが壊れてしまった。
床に置いてあるのを気づかずに踏んでしまい、耳当て部分が根元から折れてしまったのだ。
メルカリで調べてみると、同じ品で状態のいい中古が安く売っている。
「これでもいい?」と尋ねたところ、こんな返事が返ってきた。
「これサンタさんからのプレゼントやねん。だからこれを修理して欲しい」
この言葉に私は胸が熱くなった。
なんでもコスパで考える自分はなん
スタッフ定着率の高いお店がやっている『一本釣り』とは?
今年も一本釣りの季節がやってきた。
断っておくが、私はカツオ漁師ではない。珈琲屋だ。
では、「一本釣りとはなんのこと?」と思われたことだろう。
これはスタッフ採用の話である。
スタッフ採用といえば大げさに聞こえてしまうが、ようはアルバイト募集のことで、『一本釣り』とはその方法のことである。
当店はスタッフの定着率は高い方だと思う。
学生のアルバイトでも卒業するまで数年間続けてくれる。
しか
ついに新事業を始めます!しかし、聞いたことがない商いなので大コケするかもしれません。それはこんな事業です・・・
日頃から「個人店である価値」とか、「個人店の良さ」とは何かを考えている。
資本のないお店がカフェチェーンと同じことをしていても勝てっこないのは明らかだ。
その中でもお客さんとの距離感や関係性は、一番の魅力ではないかと思っている。
常連のお客さんだけではなく、初めて来られた方でも話が盛り上がることはよくあることだ。
話が盛り上がり、他のお客さんも話に参加してくると、何とも言えない一体感に包まれる。
お土産コーヒーとプライド
お客さんから旅行や出張のお土産でコーヒー豆をよく頂く。
コーヒー豆を売った相手から、コーヒー豆を無料で頂くというのは何とも気が引ける。
さらに、他のお土産なら「ありがとうございます。美味しかったです!」と返せるのだが、コーヒーに関してはそうはいかない。
素直に感謝を述べるべきか、はたまたプロとしてのプライドを見せるべきか・・・。
渡す側としても喜んでもらおうと思っているとは限らない。
プロは