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泥臭い人生

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心に引っ掛かった他人の投稿。
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同じ仕事でも「義務」と感じながらやっている人よりも「権利」として取り組んでいる人の方が明らかに幸せそうだよね、というお話

同じ仕事でも「義務」と感じながらやっている人よりも「権利」として取り組んでいる人の方が明らかに幸せそうだよね、というお話

今日、子どもが成人して子育てが一段落した人生の先輩スタッフ(女性)から「池田さん、子育て楽しそうだよね。私のときは(いろいろ忙しかったから)”やらされている感”満載で、子育てを楽しむ余裕なんてなかった。羨ましいな。私も、もう一度子育てしたい(笑)」という話を(茶目っ気たっぷりに)されました。

確かに、いまよりもワンオペ育児が(悪い意味で)一般的だった当時の社会環境の中で、仕事をしながら育児をする

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同じ個性は存在しない 比べるのは他者ではなく昨日の自分

同じ個性は存在しない 比べるのは他者ではなく昨日の自分

4月から始めたnoteによって、以降は物事を深い視点で捉えることが多くなりました。

そんな中で、何気なく挑戦してみたストレングス・ファインダーが、己の新しい世界観を見つけるきっかけになるのです。

こちら↓

才能について言及しておられる思想家(専門はフランス現代思想)・武道家(合気道凱風館館長)でもある内田 樹さんの本にも触れながら、人が持つ「個性」について改めて見直してみたいと思います。

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松下幸之助と『経営の技法』#203

松下幸之助と『経営の技法』#203

9/5 目標を示す

~その時々に目標を示す。その上で、働く人をねぎらい、励ます。~

 私はただその時々に目標を示しただけである。「これは私がやるわけではない。やるのは皆さんですよ。私は目標だけを示します。あとは皆さんで、どういうふうにやったらいいかを考えてやってください。」ということになる。そして、実際、あとは私が特別に何かしなくても、皆が考えてやってくれた。だから私は、それに対して心の中でお

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巨大な岩は動かせない

巨大な岩は動かせない

閉塞感漂い社員が疲弊している組織を何とかしたい。
そして自分自身も活き活きと仕事がしたい。

そんな思いを抱き、日々悶々としていた12〜3年前、出会ったのが「風土改革」と言う手法でした。

きっかけは一冊の本との出会いでした。

『なぜ会社は変われないのか -危機突破の風土改革ドラマ- 』(柴田昌治 著)

何とかこの手法を持ち込み、巨大な岩とも思えるこの組織を変えることができないものか。

長年

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過小評価される旧型リーフの中古価値と電力自給自足の方法

過小評価される旧型リーフの中古価値と電力自給自足の方法

日本の家庭用太陽光発電は、2009年11月からスタートした固定価格買取価格制度(FIT)によって急速に普及したが、FIT契約で約束された電力の買取り価格(固定値)は10年で終了するため、10年以上前に太陽光パネルを設置した家庭では、電力会社からの買電価格が大幅に引き下げられていくことになる。

これまでの太陽光発電は、主に「売電」による収益化を目的としたものだったが、FIT契約の満期を迎えた世帯で

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少ないほど効く(コミュニケーションのヒント)

少ないほど効く(コミュニケーションのヒント)

人に何かを伝えたいとき、あれもこれもと盛り込み過ぎてはいけません。

まずは、盛り込みすぎた連絡の例から。

盛り込みすぎた連絡上司「来週の出荷は重要だから、ミスがないようにしてもらいたい。前回は古いロットの製品が混ざるという失態があったから、今回は注意しなければいけない。出荷プロセスも変わっている。主な変更点は連絡先と連絡方法が変わったことだ。確認番号のフォーマットも変わっている。詳しくはマニュ

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松下幸之助と『経営の技法』#139

7/3 命令と自発的な創意

~地位による命令で人を動かしていないか。自発的な創意が出にくいようにしていないか。~

 人の上に立つ重要な地位にある人は常に反省する必要があるということは、人間は知っていても、その反面では違ったことを考えている。すなわち自分の地位の高さ、自分の年齢によって人が動くということのみを認識して、すべてを命令によって行おうとするのである。
 これは上手な方法ではない。いや憂

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松下幸之助と『経営の技法』#140

松下幸之助と『経営の技法』#140

7/4 正しい意志決定

~速やかに正しい意志決定を行う。それは場あたり的なものではいけない。~

 意志決定はできるだけ速やかに行うことが大事だが、ただ早く決めればいいというものではない。その決定が正しいものでなくてはならない。即断して、誤った意志決定をしてしまったのでは何にもならない。
 それでは、どうしたら正しい意志決定ができるのか。これは実際は非常に難しい問題だと思う。神様でもない限り、常

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企業の最大な「見えない価値」

弊社コモンズ投信が10年前に運用を始めたとき、企業の「見えない価値」に投資することを掲げました。数値化できる財務的な価値が「見える価値」だとすれば、数値化できない非財務的な価値が「見えない価値」です。

「見える価値」とは氷山の一角であり、いままでの「見えない価値」の結果として見ているものであり、したがって、これからの企業の持続的な成長は「見えない価値」に潜んでいると考えています。

この「見えな

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それは「作業」か。あるいは「仕事」か?

それは「作業」か。あるいは「仕事」か?

自分の会社を立ち上げてしばらく経った頃。

事前にクライアントもつかまえず、その前の会社でやっていた仕事をそのまま引き継ぐということもしないまま独立してしまったので、「さて、どうしたものか」と思いながら日々過ごしていた。

ちょっとした話しがあっても「自分はそういうことをやるために独立したわけじゃない」とか言って断りつつも、じゃあ、どうすれば、やろうと思っていることをできるようになるのか見当がつか

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ネガティブな世界を想像するからこそ浮かび上がってくること

ネガティブな世界を想像するからこそ浮かび上がってくること

シナリオプランニングという手法では、普段なら考えない先の未来(例えば10年後)の可能性を複数描く。

具体的にどういうアウトプットになるのかについては、以前に書いた「2030年の世界の食糧システムシナリオ」を見ていただくと、イメージしやすいかもしれない。

先ほど「アウトプット」と書いたが、シナリオプランニングでは、食糧システムシナリオで見たような複数の未来を作成したら終わりではない。

作成して

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起業や中小企業支援策。日本の教育への野依博士の危機感を読んで思ったこと。

起業や中小企業支援策。日本の教育への野依博士の危機感を読んで思ったこと。

ノーベル賞・野依博士が怒っている日本の教育の問題点と、起業や中小企業支援策の問題点には共通するところがあると思いました。今回はその内容についてお話ししようと思います。

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なぜ今オープンイノベーションか

なぜ今オープンイノベーションか

なぜ今「オープンイノベーション」が必要なのでしょうか。20世紀は、標準的なモノやサービスを国の隅々まで行き渡らせることが事業の役割でした。この時、仕事を「標準化」し、そのプロセスやルールを「横展開」することで生産性が向上しました。しかし21世紀の社会は「変化」と「多様性」を求めており、画一的なモノやサービスの価値は急速に低下しています。従って、標準的なルールを作り、それを守るだけでは、価値を生み出

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松下幸之助と『経営の技法』#129

6/23 言うべきを言う
~私的な人情でなすべきことを怠ることなく、信念をもって言うべきを言い叱るべきをを叱る。~
 人を使って仕事をしていれば、時には叱ったり、注意したりしなくてはならないこともある。そういうことは、人情としては、されるほうもいやだけれども、するほうだってあまり気持ちのいいものではない。だからついつい面倒だとか、いやなことはしないでおこうということになりかねない。しかし、企業は社

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