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【翻訳】中野剛志・博士論文第4章「我らの科学を人間的に」(1/3)
第3章はこちら。
中野剛志・博士論文第3章「プレ古典派経済学としての経済ナショナリズム」(前半)
訳者まえがき本記事は次の論文の第4章にあたる 4. 'Let Your Science Be Human' を翻訳したものである。
Nakano, Takeshi. (2004) 'The power of nations: theoretical foundations for economic
【翻訳】中野剛志・博士論文第3章「プレ古典派経済学としての経済ナショナリズム」(2/2)
前半はこちらの記事で。
かくして、経済自由主義の前身、あるいは古典派経済学の先駆けといった従来のヒューム観は棄却され、経済ナショナリズムの理論的基礎を確定・検討するための契機が準備されることになる。
以下、訳文について。
原注は【】によって文中に示し、当該パラグラフの下部にその内容を載せた。
[]は訳注、あるいは訳者による補足。
第3章 プレ古典派経済学としての経済ナショナリズム3. 経
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【翻訳】中野剛志・博士論文第3章「プレ古典派経済学としての経済ナショナリズム」(1/2)
この夏、ヒュームがアツい。ということで、中野剛志の博論のヒュームのパートを訳し始めたが、投稿する頃には秋になってしまった。
訳者まえがき一時期、旧Twitterのタイムラインでヒュームの名前を頻繁に目にすることがあった。デイヴィッド・ヒューム(1711~1776)といえば、中野剛志が、まさにヒュームの学んだエディンバラ大学でヒュームを研究していたのを思い出した。彼の博士論文「The power
中野剛志、山種美術館講演メモ
令和元年12月14日土曜日、評論家・中野剛志(敬称略)の山種美術館の講演に行ってきた。
録音や撮影は怒られが発生するとのことなので、受付で配られたレジュメにあれこれ走り書きした。レジュメは渋沢栄一の著作『論語と算盤』『青淵百話』などからの抜粋が羅列されているのみで、中野の主張は一切含まれていない。
本記事は中野が口頭で述べたものの断片を書き留めて、加筆添削のうえ箇条書きにしたものである。もちろん