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Sports2.0:アスリート×ビジネスが社会を変える

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スポーツ(sport)の語源は「持ち去る」「働かない」を指すラテン語“deportare”が変化した、「気晴らし」を表す古仏語“desporter”にあるという。技能を競う身体活… もっと読む
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#スポーツ

スポーツも学ぶことも、楽しめばよい

アメフトの監督が、選手に命じて相手チームの選手を意図的にケガさせるような行為を働いた事件があった。その直後、命じられた選手は慟哭してる様子が映されていた。本来、楽しいから始めたはずのスポーツなのに、勝つためなら望まぬことにも手を染める、倒錯した世界に。実におかしな話。

それが勝負の世界だ、とされてきた。勝つためなら汚い手段でもとらねばならない、とまでいう人も。でも、そんなスポーツ界に衝撃を与える

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「スポーツ」観戦してたらアスリートキャリア支援に思考が跳んだという週末の話【キャリコンサロン編集部】

「スポーツ」観戦してたらアスリートキャリア支援に思考が跳んだという週末の話【キャリコンサロン編集部】

皆さん、こんにちは。
じゅんじ@50歳からのキャリアコンサルタント です。

キャリアコンサルタントの世界をnoteで明るく楽しく共有させていただいてます。

キャリアコンサルタントのコミュニティ「キャリコンサロン」のnoteマガジンに参加しております。

今回のお題は・・・
あれ?

「スポーツ」!

完全に勘違いしてました・・・
ネタの仕込みをしてたのは来週のテーマでした。

という訳で、今週

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室伏広治氏インタビュー抄録

「スポーツ庁の室伏広治長官 (47)は、こんな疑問を投げかける。
「小学生から全国大会をやる必要があるのか」
「真の全国での1番は、高校生や大人になってからではないと選ぶことはできないんじゃないか」
スポーツ行政のトップの言葉は重い。」
220626朝日

「個々に適切なタイミングのトレーニングがある。大人の成功体験小学生に当てはめるのはありえない。体の大きさも違うし、精神もできあがっていない。

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ラグビー選手の安全に貢献するホークアイ

ラグビー選手の安全に貢献するホークアイ

ソニー広報部のRNです。

日本で開催され、日本代表の初めての決勝トーナメント進出もあり、非常に盛り上がった前回のラグビーワールドカップから早4年。今年9月にフランスで開催されるワールドカップも、日本代表の躍進が期待されるところ!……ですが、今回はそんなラグビーで、ソニーのグループ会社Hawk-Eye Innovations(ホークアイ)が提供している、選手の安全に貢献するサービスをご紹介します。

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働く女性もアスリートも、課題は同じ。潮田玲子×辻愛沙子が見出す、ジェンダー問題の解決策

働く女性もアスリートも、課題は同じ。潮田玲子×辻愛沙子が見出す、ジェンダー問題の解決策

この二人の出会いが、スポーツ界と一般社会をより近づけ、それぞれが持つ課題を解消する一歩となるかもしれません。
そう感じさせるのは、元バドミントン日本代表 潮田玲子さんと、“社会派”クリエイティブディレクター 辻愛沙子さん。それぞれ『Woman's ways』と『Ladyknows』というプロジェクトの発起人として、女性が受け入れざるを得なかった「生きづらさ」の解決に取り組んでいます。

「選手と

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32歳で引退したプロ野球選手が一から就職活動した話

32歳で引退したプロ野球選手が一から就職活動した話

はじめに

私はアスリートの引退後のキャリアを充実させることは、スポーツそのものの価値を高めることや、競技人口減少の問題解決に繋がると考えている。なぜなら、スポーツを通じて得た経験や学びをいかし、競技引退後の人生を豊かにすることで、これから、スポーツを始めようとする子供たちや、その親世代の不安を取り除くことができると考えているからだ。
親世代からするとスポーツをやってもその先に何が残るのか。まして

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太田雄貴氏に学ぶ男子新体操普及の道筋

太田雄貴氏に学ぶ男子新体操普及の道筋

先日、スポーツ超会議というコミュニティが主催するセミナーで元フェンシング銀メダリスト・太田雄貴さんのお話を聞きました。

ほとんどの方がお名前をご存知だと思いますが、選手引退後のご活躍をご存知の方はそこまで多くないと思うので、是非こちらからご確認ください↓

フェンシング界に改革をもたらしただけでなく、現在世界のトップでスポーツを引っ張っている太田さんのお話から学んだことを男子新体操に置き換えて考

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ボクが本当に嫌いな「体育会系」な方々の大いなる勘違い。

ボクが本当に嫌いな「体育会系」な方々の大いなる勘違い。

みなさんこんにちは、澤です。

前回の記事も、とてもたくさんの方に読んでいただいてうれしいです!

※「スキ」してる人はボクも好きです!へんてこなアイコン写真がランダムに出ますので、ぜひポチってみてくださいね!

さて、今回のテーマは「体育会系のここが嫌い」って話です。

まずはこの記事。

ボクは昔から「体育会系」ってのが大嫌いです。
その原点は、ボク自身が運動の苦手な子どもだったということから

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「底辺製造機」の側面を持ってしまっているスポーツの現状の構造

「底辺製造機」の側面を持ってしまっているスポーツの現状の構造

スポーツ選手の引退後や現役中であっても待遇は多くの場合厳しい。これはもう説明不要であろう。プロどころか実業団や、スポーツ推薦であっても一旦スポーツを離れると厳しい状態に絶たされがちである。それでもスポーツだけに入れ込んで引退前後で詰んでいるか、崖っぷちの人が後を絶たない。

ご存知のように多くのスポーツ、多くの人にも身近であったと思われる小中高の部活等を見ていてもわかるように、彼らはサボっていたわ

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現代のアスリートと古代ローマの奴隷・剣闘士の類似性 -歴史的な背景から-

現代のアスリートと古代ローマの奴隷・剣闘士の類似性 -歴史的な背景から-

心のスイッチを切ってスポーツに広く関係する事柄を考えるシリーズ。今回はアスリートと奴隷の類似性である。

スポーツの語源が遊び・余暇を意味するラテン語の「デポルターレ」であることは、最近ではよく知られることとなった。しかし一方で特に観戦を含めるようなスポーツ選手の歴史や仕組みについてはあまり広く知られていないようである。

この記事ではスポーツ選手(アスリート)や関連の興業的な側面に注目して考察を

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スポーツ選手/アスリートを支援することが抱えている危険性

スポーツ選手/アスリートを支援することが抱えている危険性

「アスリートの支援を!」というのはよく聞くフレーズである。しかしながら、現状の仕組みを冷静に考えると、盲目的な支援はアスリートやスポーツ選手の人生や将来を自ら閉ざす方向に頑張らせている可能性がある。この点についてまとめておく。

身体能力は衰えるスポーツ選手の現役の時間は短い。例えば年俸が億を超える、少なくとも数千万円は超え資産形成が出来るほどの規模であればスポーツだけを頑張ってもどうにかなる可能

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『町田樹「スポーツにおける感動の意味」』という論考における論理性の欠如について

『町田樹「スポーツにおける感動の意味」』という論考における論理性の欠如について

町田樹氏が「スポーツにおける感動の意味」なる論考をネットに発表していた。

これを読んで、その論理性の欠如に少なからず驚いた。さらに、それを多くの人が支持していることにも驚いた。多くの人が、その論理性の欠如に気づくことすらできず、この論考を褒めそやしているのだ。

そこでこの記事では、上論考の「論理性の欠如」について具体的に指摘し、それを正した上で、論理性が欠如した理由についても分析・考察していき

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白饅頭日誌:9月13日「“スポーツ格差”の背後にある恐ろしい分断とはなにか?」

白饅頭日誌:9月13日「“スポーツ格差”の背後にある恐ろしい分断とはなにか?」

 子どもの運動能力と家庭の収入との関連性が明らかになりつつある。

 多くの人が想像するとおり、収入が高い家庭の子どもの方が運動能力にすぐれていることが、研究調査によって明らかになった。