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第34話『青白く燃える人魂の猛攻! 遂に迎えるヒッチハイカーの最期!?』
「ハハハハハ! ノビタのクソ野郎、遂にくたばりやがったか! 本当に邪魔なヤツだったぜえっ!」
激走していた蜘蛛型巨大怪物の頭部に当たる位置から、人間形態の上半身がまるで生えているかの様に存在しているヒッチハイカーが、首を大きく後ろに振り向けて高らかに笑いながら叫んだ。
その時だった。
「グワァオオオオウーッ!」
突然、吹きすさぶ吹雪の音をかき消すように、猛獣の雄叫びが辺り一帯に響き渡った
【R-18】ヒッチハイカー:第33話『誕生!青白く輝く光の玉!! 伸田の危機に結集する4人の魂!』
吹雪の吹き荒れる中を『ウインドライダーシステム』の飛行ユニットで上昇した伸田が『黒鉄の翼』の静止飛行して待機する高度に達した時、無人の操縦席を覆う特殊強化ファイバーグラス製の透明なキャノピーが内側から自動で開いた。
「さあ、早く乗りなさい。」
ウインドライダーシステムのヘルメットに仕込まれた通信デバイスを通して、新宿カブキ町の『千寿探偵事務所』内にいる風祭 聖子の声が伸田の耳に伝わって来た