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グレート・ギャツビーが好きという話(後編)
つづきです。
さて、デイジーの「綺麗で馬鹿な女の子(a beautiful little fool)になってほしい、それが一番いい」のところについて、自分自身の決断とそれが招いた結果に対する無責任さには自覚がないのでは、ということ。なのだけれど、だからといって彼女が悪女と称されるのはちょっと違うと思う。その無自覚さについて彼女を責めることができるのは、マートル&キャサリン姉妹くらいか。少なく
グレート・ギャツビーが好きという話
スコット・フィッツジェラルドの1920年代のアメリカを舞台にした有名な古典作品で、1番好きな小説の一つです。ネタバレしまくります。
なぜ好きなのかがどうしてもうまく説明できない。Jギャツビーがデイジーを初めて家に招いた時の、花だらけにして時計を気にしまくる様子や、その後も嬉しすぎて何でもニックに話してしまうのがとんでもなく可愛い、そこからのプラザホテルの修羅場、からのニックにとっての最後の姿
絵で考えることを言語化する
トレーニングのために、こうして書いているわけです。
ゆる言語学ラジオのビジュアルシンカー(視覚思考者)についての3本が非常に面白かったのをきっかけに。
動画内のエピソードや本の診断ベースで、おそらく図でなく絵画の方の視覚思考者のようです。色々腑に落ちることが多い。
好きな映像作品ほど説明が下手で、物を探す時は脳内でビデオ再生してる。一目瞭然と思うシーンや差異に説明を要する人がいて驚いたり、整
[ブロードウェイ感想] Book of Mormon
概要
モルモン宣教師バディがウガンダでの活動を命じられ、文化や社会問題にショックを受けながら住民と交流を深めていくコメディミュージカル。モルモン教を特別ターゲットにするというより、一般的に宗教の経典ストーリーやその宣教活動のくだらなさを風刺しつつ、ウガンダの諸々の社会問題(武装組織、HIV/AIDS等)もがっつりネタに入ってくる。トニー賞受賞。
好きなところ
王道ミュージカル風でパロディが引