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ミュージカル映画は突然歌い出さない。
最近の和製ミュージカル映画ってさ・・・・・・ 「日本でもミュージカル映画を!」という動きはメジャーの映画業界でも定期的に出現する。たとえば、去年話題になった映画『アイの歌声を聴かせて』という作品。少し前だとコメディの名手、矢口史靖監督の『ダンス・ウィズ・ミー』など。
これらの作品には共通点がある。旧来のミュージカル映画を、「理由もなく人が突然歌い出すおかしなもの」として否定し、「突然歌い出すこ
コーチェラのLESSERAFIMの衝撃
K-POPとかミュージカルとか日本のアイドルとか……色んなショービジネスにハマってきた私ですが、最近、ショービジネスを摂取することでわたしたちが得ている喜びには2種類のタイプがあるのではないのかな……ということを考えるようになりました。
ここでは、1つ目の喜びを蕩尽(とうじん)。2つ目の喜びのタイプをセンスオブワンダーと呼んでみたいと思います。
この日のために生きてきたんだという確信1つ目の喜
テレビドラマは常に1966年生まれ世代に向けて作られてきた???
テレビドラマってずっと同じ世代に向けて作ってない?今でこそ日本のテレビドラマを全く見なくなってしまった私ですが、昔は三度の飯よりテレビドラマが大好きな子どもでした。(そのわりには、このブログではテレビドラマの話は全然していなかったけど……)
当時は朝起きるとまずテレビ欄を見て「今日はどんなドラマが放送されるのかあ~」とワクワクしたものです。特に、楽しみにしていたのがお昼のドラマの再放送。再放送で
日プを見て改めて考えるわたしのアイドル観
わたしのアイドル観とは?今、日本のサバイバルオーディション番組PRODUCE101 JAPAN THE GIRLSがすごい盛り上がりを見せています。元々ハロプロのアイドルだった笠原桃奈ちゃんなど様々な背景を持った練習生が集まっていることもあり、Twitter上では様々なアイドル観を持つ人たちが様々な意見をぶつけ合っています。
これを機に、改めて自分のアイドル観およびショービジネス観を整理したいと
ハリウッド映画界における"バレエ出身者"の活躍史
はじめにLE SSERAFIMというK-POPグループの代表曲”ANTIFRAGILE”に、「忘れないで 私が置いてきた toe shoes この一言に尽きる」という歌詞があります。
この歌詞を歌うKAZUHAは、もともとオランダ国立バレエアカデミーに留学しながらバレリーナを目指していました。この歌詞は、バレリーナからショービジネスの世界に転向することを決断したKAZUHAの覚悟を表しているもの
ハリウッド版”中小の奇跡”、コロンビア映画の躍進
ミュージカル映画黎明期の映画業界ミュージカル映画が誕生した1929年。当時は、YouTubeはもちろんのことテレビも存在しない時代でした。そのため、映画に求められる役割は現代とは大きく異なり、テレビの音楽番組・お笑い番組・ニュース番組、はたまたYouTubeのミュージックビデオの役割まで映画が担っていたのです。特に音楽番組やミュージックビデオ、お笑い番組の役割を担っていたミュージカル映画は当時の映
もっとみるこのタイミングでBTSにもハマってしまった。『BTS: Yet To Come in Cinemas』
ミュージカル映画ばかりを見て、ミュージカル映画の話ばかりしていた私ですがすっかり最近はFilmarksでもTwitterでも読書メーターでもnoteでもK-POPの話しかしなくなってしまいました。
これまでの経緯をざっと話すと、去年2022年8月のK-POPヨジャグル大戦争(特にNewJeansのデビューが熱かった)あたりからK-POPの面白さに気づき、年末の歌謡祭・授賞式のステージで無双してい
LE SSERAFIMにハマってしまった件
とにかくハマってしまったミュージカル映画とハロプロ(特に田中れいな)が大好きな人間だったはずが、この数か月間ですっかりケーポペン(K-POPのファン)となってしまった私。気がつけばIVEのファンクラブにもaespaのファンクラブにも入会している自分がいてびっくりしています。
そんなケーポペンライフを送っていた私ですが、ついに人生で一番といっていいくらいに好きなアイドルグループに出会ってしまいまし
日本のアイドルとは一味違うK-POP戦国時代が楽しすぎる件
9/23(金) SONGS +PLUSというNHKの番組でIVEが取り上げられているのを見ました。
IVEといえば、いわゆる”K-POP第4世代”のトップを走るニュースター。
2021年に韓国でデビューしたかと思えば、あっという間に数多くの音楽番組で1位を獲得。デビュー間もないのにすでに日本の若者たちの間ではブームを巻き起こしており、なんと今年上半期には「JC・JK流行語大賞」で”IVE”が1
どの本を読めばいいのかわからない人におすすめの本
何かを勉強したいとなった時、今は色んな手段がありますね。YouTubeなんかも今ではすごく有用な動画が増えましたし(ゆっくり動画は本当に有用なものが多い)、オンライン講義などを受けることも以前よりずっと気軽に行えるようになりました。とはいっても、今でも本を読むという手段をとる人が多いのではないでしょうか。それだけ、本はさまざまなジャンルについて書かれており守備範囲が広く、その道の第一線の専門家が書
もっとみるTWICEナヨンの『POP!』のMVがめっちゃミュージカル映画な件!!!
5周年を迎えたことでここ最近メディア出演が続いているTWICE。その影響で見事にTWICE熱が再燃しているのはきっと私だけではないでしょう。特にダヒョンちゃんが可愛くてしょうがありません。
それはさておき、今話題なのがTWICEの圧倒的エースであるナヨンちゃんのソロデビュー。TikTokを中心にその振付が話題となっている『POP!』は絶賛大ヒット中です。
さて、この『POP!』のMVですが、び
『パリピ孔明』が最高ミュージカルだった件
毎週の楽しみとすっかりなってしまったアニメ鑑賞。2022年の春期はなんといっても『パリピ孔明』が面白かったです。
内容としては、夢破れた諸葛孔明が現代の渋谷に転生、そこで出会った売れない歌姫EIKOの軍師となり、大スターへと成長させていくというもの。天才軍師として知られる諸葛孔明が現代に転生してエンタメ業界の名プロデューサーになるという、非常に心惹かれるハイコンセプトな作品です。
音楽シーンが
エンタメの転換点:2018年にすべて変わった
私にも、テレビのバラエティー番組が面白くない時代があった。どんな音楽も良いと思えない時代があった。
中二病だったわけではない。むしろ逆で私は周囲がドン引きするほどのミーハーである。そんな私が何もかもがつまらなかったということはつまり、特に何も流行ることがない、ブームがないということである。私にとっての2010年代後半とは基本的にそういう時代であった。
バラエティー番組は『イッテQ』とか『水曜日
『犬王』は和製ロックミュージカル映画の大傑作だった
2022年5月28日に公開となった日本のミュージカル映画『犬王』を見に行ってきました。本来であれば2021年公開だったはずのこの作品、待ちに待った劇場公開、結論から申し上げてかなり面白い映画でした。
見ごたえのあるミュージカルシーン監督は四畳半神話大系や映像研には手を出すなで有名な湯浅政明さんです。
湯浅政明さんの作風はリアリズムとは程遠い独特の世界観描写。上の動画(大好きなアニメ『四畳半神話
RENTの来日公演に行ってきた!
ミュージカル映画が好きな人がみんな舞台のミュージカルが好きだとは限りません。どちらか一方だけが好きな人というのが結構います。
といいつつも、小さい頃から親にミュージカルに連れ回された影響で結構ミュージカルも好きだったりする私。
そんな私がいっっっっちばん大好きなミュージカル”RENT”の来日公演が今回あるということで、さっそく鑑賞してきました。
RENTとは?RENTとは1996年オフ・ブロ