我妻麻衣

演技は人間を知ること。映画レビューを書くのは人生で出逢った影響を知ること。actor/…

我妻麻衣

演技は人間を知ること。映画レビューを書くのは人生で出逢った影響を知ること。actor/講師 ◆即興パフォーマンス集団:D/IMPRO KIDS TOKYO共同代表(演劇教育)/学校での演技講師

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  • マイキーの【映画館が世界で一番安全な場所だと知って】

    即興パフォーマンス集団:D( https://colond.org/ )で即興のパフォーマンスを月1でしています。 台本のお芝居に定期的に出演しています。 映画館の中は暗く、静かです。 周りにどんなに人が居ても、みんなまっすぐスクリーンを観ています。 私もそのひとりです。 目の前で起こるドラマに夢中になり、他者への自意識は働かず 自分の感情にどれだけ正直になっても構わない。 それに気付いてから、私にとって映画館は世界で一番安全な場所になりました。 だから心が動き、ストップをかけず何かが溢れ出します。 その何かを取りこぼさないよう、ここに書き留めておこうと思います。

記事一覧

違和感を見過ごさず生きていこう

ご報告が遅れてしまいましたが、11/11付の朝日新聞に、絵本作家の五味太郎さんへのインタビューをご掲載いただきました。 11/4分同様、イノベーターとして貴重な機会をいた…

我妻麻衣
2年前
2

壁紙と、ベッドと、椅子と、グラスを大事にすることは、自分を大事にすることだった

2020年はずっと家に居た。 驚くことに、先日地元で友人と会った以外、本当に家族以外の人に会うことがない1年だった。(4月以降) その中で大きかったのが、①家具を組み…

我妻麻衣
3年前
7

どこかで傷ついたり、モヤモヤを抱えている誰かを救うことにも繋がるLUSHの取り組み、最高&最高&ありがとう

LUSHが「ダイバーシティ&インクルージョンの観点から商品名の変更」を行いました。 今までの「当たり前」を変えるのにはパワーも時間もかかりますが、 ・違和感を見過ご…

我妻麻衣
3年前
5

いつだって一足遅れて辿り着く

聞いてないですよ。こんなに面白いだなんて。 『進撃の巨人』 本当は聞いてました。 みんなから『とにかく読んで』と言われていたのにどうしても手を出せずにいました。 …

我妻麻衣
3年前
4

『みんなのことをもっとしりたい!』というひとことから生まれた『インタビュータイム』

『もっとみんなのことを知りたいから、最近あったこととかを最新のみんなにインタビューして聞いてみたい!』 IMPRO KIDS TOKYOオンラインクラスの中で、サポーターのはな…

我妻麻衣
3年前
4

国語の教科書を、もっと気持ちを込めて読みたかった自分がいる。

『子どもの頃気持ちを込めて国語の教科書を読んで、からかわれたんだ。』 友だちがわたしにこの話をしてくれた時、今の自分の気持ちを、その当時の友だちに伝えたいなと思…

我妻麻衣
3年前
13

現実じゃそうはいかないことわかってるから、せめてこの世界は幸せであれよ!という思考になった理由

最近、めちゃくちゃ傷ついた出来事がありました。 何かというと、『たまたま読み進めた少女漫画で、最後まさかの、主人公がライバル役で出てきた人とハッピーエンド』だっ…

我妻麻衣
3年前
9

身体と心に素直になる

ねむい。 すごくねむい。 今日も色々考えたし、人と話して刺激受けたし、ストレス感じたし、犬は可愛いし、ごはんは美味しかった。 これはめちゃくちゃ素直な気持ちだけ…

我妻麻衣
3年前
5

小学生の夏、お昼寝から起きた夕方は、世界に取り残された気持ちにさせた

小学生の頃って、気づいたら午後に寝落ちてて、そしたらタオルケットとかかけてあって パッて目が覚めたら少し薄暗くて、周りに誰もいなくて、世界でひとりになってしまっ…

我妻麻衣
3年前
8

やろうと思えばやれるけど、自分の引っかかりへ素直になること

今日は 午前:今井純WSの打ち合わせ 午後:IMPRO KIDS TOKYO×株式会社ソフィア 企業セミナー 夜:オンラインコロンディー というスケジュール。 それぞれ違う意味で、で…

我妻麻衣
3年前
1

冷蔵庫にあるものを『食べていい?』と聞かなきゃ食べれないわたしの癖

33歳の現在も、ママに『食べていい?』と聞かなきゃ冷蔵庫の中のものを食べれない。 食べちゃいけないものを勝手に食べて怒られたというざっくりした記憶が、当時から今ま…

我妻麻衣
3年前
4

『言われたからやる』では動けず、『やったほうがいいな!』でようやく動ける

家庭内で新生活リズム(早寝早起き)をつくる必要があり、3日間、慣れるために体力・精神力をつかいnote更新をおやすみした。 必要に迫られてリズムを変えたけれど、『言わ…

我妻麻衣
3年前
2

素敵な瞬間がたくさんあったことを取りこぼさずにおきたいなぁと思ったオンラインクラスの話

水曜日の話。 ①オンラインクラス、大人たちのチャレンジ ②オンラインクラス、『あたたかい風が吹いたみたい』という表現 =====================…

我妻麻衣
3年前
3

英国王のスピーチと、H2の木根竜太郎

人は子どもの頃にかけられた言葉や体験をずーっと覚えている。 その後の言動や欲求に大きく関わってくる。 どんな人間と出会うかはどうしたって俗人的だからこそ、 表現教…

我妻麻衣
3年前
1

『メモの魔力』の魔力は、読み手の心をケアしまくることによっても発生している気がする話

あくまでもわたしの感想なんですが。 こんなに本を読みながら心をケアされたことないな。と思いました。 本を読みつつ心理的安全の確保をされている感。 メモを取ること、…

我妻麻衣
3年前
2

着信履歴64件の意味を、今ならわかるし、謝りたい。

昔はわからなかったけど、今ならわかる。 という気持ちが、日々、増えていく。 中高生の頃。 家に帰るのが遅い日は、とんでもない量の着信が残っていた。 連絡もせず遅く…

我妻麻衣
3年前
6
違和感を見過ごさず生きていこう

違和感を見過ごさず生きていこう

ご報告が遅れてしまいましたが、11/11付の朝日新聞に、絵本作家の五味太郎さんへのインタビューをご掲載いただきました。
11/4分同様、イノベーターとして貴重な機会をいただきとても嬉しく思います。

五味さんと川崎さんとお話した時間を通じて、「違和感を見過ごさずに生きていこう」という気持ちが高まりました。

子どもの頃、
・なぜ戦争に行きたくないと言うことが罪になるのか?誰も死にたくないはずなのに

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壁紙と、ベッドと、椅子と、グラスを大事にすることは、自分を大事にすることだった

壁紙と、ベッドと、椅子と、グラスを大事にすることは、自分を大事にすることだった

2020年はずっと家に居た。
驚くことに、先日地元で友人と会った以外、本当に家族以外の人に会うことがない1年だった。(4月以降)

その中で大きかったのが、①家具を組み立てたこと②素敵なグラスが欲しくなったこと。

わたしは説明書が読めない。というか読まない。というか読みたくない。
だから、家具の組み立てなんてもってのほかで、一度もやったことがなかった。
それが今年、なんと3時間かけてひとりでベッ

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どこかで傷ついたり、モヤモヤを抱えている誰かを救うことにも繋がるLUSHの取り組み、最高&最高&ありがとう

どこかで傷ついたり、モヤモヤを抱えている誰かを救うことにも繋がるLUSHの取り組み、最高&最高&ありがとう

LUSHが「ダイバーシティ&インクルージョンの観点から商品名の変更」を行いました。

今までの「当たり前」を変えるのにはパワーも時間もかかりますが、
・違和感を見過ごさない
・変化を恐れない
ってことを企業として貫くLUSH、本当に最高。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「彼氏はいるの?」と性別を限定することや、「家内」という単語に対しての疑問、
「ブス、デブ」などの容姿をターゲットにした言葉・頭を

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いつだって一足遅れて辿り着く

いつだって一足遅れて辿り着く

聞いてないですよ。こんなに面白いだなんて。
『進撃の巨人』

本当は聞いてました。
みんなから『とにかく読んで』と言われていたのにどうしても手を出せずにいました。

というか、1巻は読んでいたんですけど、1巻で読むのを挫折してしまい。
つらすぎて。こわすぎて。
『うそだろ・・こんな・・・・
こんな展開が1巻からきたらもう耐えられないよ・・・。』って。

けど、ひょんなことから観ることになり、もうび

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『みんなのことをもっとしりたい!』というひとことから生まれた『インタビュータイム』

『みんなのことをもっとしりたい!』というひとことから生まれた『インタビュータイム』

『もっとみんなのことを知りたいから、最近あったこととかを最新のみんなにインタビューして聞いてみたい!』

IMPRO KIDS TOKYOオンラインクラスの中で、サポーターのはなが言いました。

めちゃくちゃ素敵じゃん!と思い、集合してからワークショップが始まるまでの10分間を『インタビュータイム』にしました!
(最新のみんなに、っていうのも、すっごくすてき。)

発案者の子が質問を考え、みんなに

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国語の教科書を、もっと気持ちを込めて読みたかった自分がいる。

国語の教科書を、もっと気持ちを込めて読みたかった自分がいる。

『子どもの頃気持ちを込めて国語の教科書を読んで、からかわれたんだ。』

友だちがわたしにこの話をしてくれた時、今の自分の気持ちを、その当時の友だちに伝えたいなと思った。

わたしは結構な自意識出まくりタイプで恥ずかしがりーで、
子どもの頃に気持ちを込めて教科書を読むことができなかった。
当時のわたしにとって、それは恥ずかしく感じることだったから。
(気持ちを込めた読み方をしたら笑われるんだ)という

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現実じゃそうはいかないことわかってるから、せめてこの世界は幸せであれよ!という思考になった理由

現実じゃそうはいかないことわかってるから、せめてこの世界は幸せであれよ!という思考になった理由

最近、めちゃくちゃ傷ついた出来事がありました。
何かというと、『たまたま読み進めた少女漫画で、最後まさかの、主人公がライバル役で出てきた人とハッピーエンド』だったこと・・・。

わたし妙に傷ついて、しばらく思い出しては『どうして・・・?』と悲しくなってしまいました。
24時間待って1話読むタイプのアプリで読み進めましたが、ラスト5話くらいは展開にハラハラしすぎて・・
『うそだよね?不穏だけど、別れ

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身体と心に素直になる

身体と心に素直になる

ねむい。
すごくねむい。

今日も色々考えたし、人と話して刺激受けたし、ストレス感じたし、犬は可愛いし、ごはんは美味しかった。

これはめちゃくちゃ素直な気持ちだけど、たまに素直になれない時がある。

身体と心から受け取ったメッセージを、自分で変換してしまう。
ダイレクトに「どうだったか」ではなくて、人の目に入ることを考えたり、そのまま受け取るのはしんどくて、少しズラす。
ズラすというか、少し別の

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小学生の夏、お昼寝から起きた夕方は、世界に取り残された気持ちにさせた

小学生の夏、お昼寝から起きた夕方は、世界に取り残された気持ちにさせた

小学生の頃って、気づいたら午後に寝落ちてて、そしたらタオルケットとかかけてあって
パッて目が覚めたら少し薄暗くて、周りに誰もいなくて、世界でひとりになってしまったようなぐらぐらする不安な気持ちになることがよくありました。
ありませんでしたか?

それを、フジファブリック聞いててやけに思い出しました。

友人とLINEをしていて、YOSHII LOVINSONのcall meの歌詞を引用しておちゃら

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やろうと思えばやれるけど、自分の引っかかりへ素直になること

やろうと思えばやれるけど、自分の引っかかりへ素直になること

今日は
午前:今井純WSの打ち合わせ
午後:IMPRO KIDS TOKYO×株式会社ソフィア 企業セミナー
夜:オンラインコロンディー

というスケジュール。
それぞれ違う意味で、でも共通して、『いいチームだな』と感じて終えた。

いいチームってそもそもなんなのか。
『こういうのがいいチームだよね!』って決めるのは違和感を感じる。
中にいる人もひとりひとり違うから、各メンバーが集合したその団体に

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冷蔵庫にあるものを『食べていい?』と聞かなきゃ食べれないわたしの癖

冷蔵庫にあるものを『食べていい?』と聞かなきゃ食べれないわたしの癖

33歳の現在も、ママに『食べていい?』と聞かなきゃ冷蔵庫の中のものを食べれない。
食べちゃいけないものを勝手に食べて怒られたというざっくりした記憶が、当時から今まで染み付いている。

めちゃくちゃ小さなことだけど、これは普段の行動にも大きく影響しているように思う。

何かアイディアを思いつく。
それを勝手に行動にまで移す、というのがなかなか出来ず
まずはチームのメンバーに『こんなの思いついたんだけ

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『言われたからやる』では動けず、『やったほうがいいな!』でようやく動ける

『言われたからやる』では動けず、『やったほうがいいな!』でようやく動ける

家庭内で新生活リズム(早寝早起き)をつくる必要があり、3日間、慣れるために体力・精神力をつかいnote更新をおやすみした。

必要に迫られてリズムを変えたけれど、『言われたからやる』では心も身体も動けないため、
『やったほうがいいな!』に転換して動いてみた。
うまくいった。

学生時代はこの転換がまったく出来ず、とにかく全部しんどかった。
あの頃にこの転換が頭の中で出来ていればどれだけラクだったか

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素敵な瞬間がたくさんあったことを取りこぼさずにおきたいなぁと思ったオンラインクラスの話

水曜日の話。

①オンラインクラス、大人たちのチャレンジ
②オンラインクラス、『あたたかい風が吹いたみたい』という表現

==============================
①IMPRO KIDS TOKYOオンラインクラスでの大人たちのチャレンジ
この日、ずねちゃん&あゆみちゃんが、ワークの中で1コーナーを担当。
早めに集まって、一緒に練習をした。
『ここはなんて言おうかな』『これだと

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英国王のスピーチと、H2の木根竜太郎

英国王のスピーチと、H2の木根竜太郎

人は子どもの頃にかけられた言葉や体験をずーっと覚えている。
その後の言動や欲求に大きく関わってくる。

どんな人間と出会うかはどうしたって俗人的だからこそ、
表現教育がもっと教育システムの中に組み込まれて欲しい。
IMPRO KIDS TOKYOの活動を深めながら広めたい。
子どもたちが素敵な大人と出会う機会を増やしたい。

と、熱意は高まる。
と、ふたつの作品を観返していて思ったので書き留める。

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『メモの魔力』の魔力は、読み手の心をケアしまくることによっても発生している気がする話

あくまでもわたしの感想なんですが。
こんなに本を読みながら心をケアされたことないな。と思いました。
本を読みつつ心理的安全の確保をされている感。

メモを取ること、具体的な行動、など書かれているのはもちろんですが
魔力を発揮するのはその手法だけでなく、
読み手に『出来るかわからないけどチャレンジしてみようかな』という気持ちを起こさせるところにも関係している気がした。

読み手がどんな気持ちで本を手

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着信履歴64件の意味を、今ならわかるし、謝りたい。

着信履歴64件の意味を、今ならわかるし、謝りたい。

昔はわからなかったけど、今ならわかる。

という気持ちが、日々、増えていく。

中高生の頃。
家に帰るのが遅い日は、とんでもない量の着信が残っていた。
連絡もせず遅くなってるくせに「しつこいなぁ!」と無視していた自分。

最悪だ。

もし、姪御が、
もし、自分の子どもが、
もし、IMPRO KIDS TOKYOの子たちが、
当時のわたしと同じ行動をしたら、本当に気が狂いそうになると思う。

こんな

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