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GRISE。

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白と黒の相反した二つが織り成す色を塗り重ねる。
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夏旅、裏磐梯へ4。

夏旅、裏磐梯へ4。

 旅と言えば、食も忘れてはいけない。
 しかし、非常に暑かった。

 せっかく福島まで来たのだから喜多方ラーメンは食べないとね。

 また食べたいラーメンです。

 息子が行きたいと言う鶴ヶ城へ。

 子供の為と言いながら、白虎隊の展示などを見て感情が動く瞬間がありました。娘には「あなたと年齢があまり変わらない少年たちだよ」と話してました。

 自由研究に活かして下さいね、と息子には伝える。

 

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夏旅、裏磐梯へ2。

夏旅、裏磐梯へ2。

 今回のホテルにはアートギャラリーがあるのは知っていましたが、予想以上に興味深いものが沢山ありました。

 服飾デザイナーとして、当時の女性達のファッションから苦しいコルセットを解放したポール・ポワレ。それを支えたデザイン画家達。いつの時代もムーブメントを起こす立役者は現れるもの。興味深い。

そして、やっぱり、このイラストに惹かれてしまう。

 ギャラリーは廊下の空間にも続きます。
 以下一挙に

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健康第一。

健康第一。

 チワワのおばあちゃんが体調を崩して、あらためて健康第一だなと思った。それぞれにそれぞれのバランスというものがある。

チワワ、とりあえず回復しました。

 先日にRIKACOさんのYouTubeを観て、スーパーフードに興味が(かなり🤩強烈な)チアシードは数年前にも流行ったけど、黒より白。ホワイトのチアシードの方が栄養価が高いんだって。経験していないことは実行してみよう。健康に気をつけている第一

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週末ラプソディー。

週末ラプソディー。

 年配の人って猛暑でも、エアコンを本当に使わないんだと改めて知った日。
エアコン清掃も大変になるから、助っ人として作業して来ました。窓は開いていて風通しも悪くはないけど、ジワリと汗ばむ感覚と、片手に取り扱い説明書と、老夫婦のやり取りに苦笑いしつつ、大笑いしつつ、「やっぱりマメに具体的に動けるのは女性なのよね」なんてお喋りしつつ。
しかし、暑いものは暑い……。
根が単純なので、高級アイスクリームでご

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深掘りと欲深い。

深掘りと欲深い。

 良く眠った。

 水曜日が無事に終わり、スピンしてた脳が通常モードになる感覚。学び続けるのも大変だ。でも、こんなに充実感を実感出来るのは幸せだと思う。生涯学習の言葉の意味を改めて知る。父があれだけ厳しかった理由も、今ならちょっと理解したりして。俯瞰的視野に少し変わった?加わったのは、こんなこと。忘れるなよ。書き留めておく。

 久しぶりに電車に乗る。乗った。車とはやはり違う。駅にも人が溢れて賑わ

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布団と腕時計。(母の日後記含む)

布団と腕時計。(母の日後記含む)

 叔母に毎年「母の日」はささやかなプレゼントを贈っている。実母はもうこの世に居ないし、幼稚園から母親役を受けてくれたお陰で、現在がある。本を読む習慣も教えてくれた。沢山の本を買ってくれた。「ごめん、大人しく留守番させるのに好都合だっただけよ」と叔母は笑うけど。
叔母は、根っからの商売人だ。不規則な生活の中、ボランティアで新聞配達をしたり、地道に生きている人。叔母の運転する車に乗って、ぶらりと街を走

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語る矛盾。

語る矛盾。

 フリーランスになろうとする人に「やめなよ」とか「そんなの上手く行かないよ」とか負の言葉を吐く人達は、同調圧力を掛けているだけだから気にするなとは言い得たものだなあ……と思った。そして、その言葉以上も以下の意味合いも無い。「あなたの為を思って」と表向きは心配していて、実は思い通りに相手を駒のように動かしたいだけの場合もある。人間って面倒くさいですね。反面、面白くて同時に哀愁も感じてしまいます。あん

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トランス。

トランス。

 副反応で初めて熱が出た。こんな時は、体温測定なんてしない方がいい。いざとなったら、カロナール錠も手元にあるし、ベッドに横になって意識が薄れていく。

 子供の頃、熱が出ると、世界が朧げに薄まって、何となく白く光ってスローモーションになった。布団に寝かされて目を閉じると、暗闇なのに、やっぱりチカチカと光の粒子が際限なく降りかかって来る。それは、とても綺麗で、不思議で、心地良くて身体もフワフワしてい

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さわさわるんるん。

さわさわるんるん。

 眉毛をさわさわ撫でられる感覚に、ウフフと笑いながら、懐かしい話し声も蘇った。

 「めんどくさいからって、剃ってはダメだよ、生えてこなくなっちゃうから」

 「眉山は急カーブよりなだらかに、毛抜きの使い過ぎも注意して」

 「流行りより、自分の顔とのバランスを良く見極めるんだよ」

 若い頃に住んでた中目黒のあの部屋に戻って、ニコニコと笑いながら、懐かしいその人を頬杖つきながら眺めていた。山手通

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ただ側に居ること。

ただ側に居ること。

 ハンドルを任せた助手席で、夫の横顔をぼんやりと眺めていた。自分で自分のことは、自分の責任が持てる範疇で行いたいと思う強気な方だけど、この人には安心して全て委ねられる。夫が視線に気づいて、いつもと同じに、恥ずかしそうに、此方を伺うように、穏やかに笑う。そんな思考回路に蹲りつつ、流れていく街の景色を流し、その時間を味わう。

 抜糸をしたら…おばあちゃんチワワが帰宅して来る連絡を受けた。良かった。本

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マダラまだら。

マダラまだら。

 新品の上下のスウェットを、洗濯でマダラ模様に仕上げてしまった。何事だ?…洗濯機から、訝しげに片手で持ち上げて暫し黙る。先にグリーンのニットが入っていた模様…こうして、奇妙で絶妙なグリーンカラーが入ったクリームベージュのセットが完成した。昔、宇田川付近の雑貨屋か古着屋に、こんなヒッピーみたいな服が売っていた。その並びのお店で、人気モデルのむらじゅんがピザを食べているのを見た。

 新品で一回めの洗

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リンクする。

リンクする。

 子供達が犬の散歩に行った午後、夫が買って来たレザネフォールのシュークリームを食べながら、録画しておいた「スナック キズツキ」を一緒に観た。何と偶然にも、物語にシュークリームが登場して驚いた。一段と美味しく感じて、登場人物にも感情移入した。状況は違うが、母親という役割には共感する部分があった。母は忍耐。時には、孤独感に雲を覆われる気分もあるけれど、大切な部分をいつも心に留めて置けば、きっと大丈夫。

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思考ばらばら。

思考ばらばら。

 家族が寝静まる深夜、書き物をしながら音楽を聴いて、パリに初めて訪れた記憶を思い出す。ある工房を見学に行ったシーンまで割と鮮明に覚えている。ジャケットを気に入り、滞在時間ギリギリまで悩んで、結局購入しなかったこととか。結局は必要無いから、縁も無かったということなんだろうとは思うけど…物も人も縁。もし、もうひとつを選択していたら?とか振り返りが増えるのは、歳を重ねた証でもあるのでしょう。

 有給休

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