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結婚したら、嫁なのか?

結婚するとき、事実婚と法律婚について勉強しました。

わたしの場合の結婚は、夫が働いて妻と子どもを養う前提の結婚ではなくて、お金も家事も平等にやりたかったので、結婚ってそもそもなに? 結婚する意味あるのか? と疑問が浮かんできたからです。

それでわかったことは、そもそも現代の結婚というのは、別々の名字が選べないことを覗けば法律的にかなり平等なものでした。

なぜかと言うと、現代の結婚はお互い、生

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結婚しました

結婚しました

白く光る空から大粒の雨が降り続く、2020/10/10の朝に、結婚した。

駐めた車から区役所まで歩く道、あまりの大雨にドン引きながら、傘をさしても濡れてしまい、きゃーと騒ぎ、時間外受付のある地下へと進んだ。窓口のおじさんはとても感じがよく、次から次へとカップルが婚姻届を持って現れ、こんなに結婚する人がいることに驚いた。
「We’ve just married」と書かれた絶妙にダサい花柄の撮影スポ

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「感情的」を手離す努力

「感情的」を手離す努力

今月、「検察庁法改正案に抗議します」というハッシュタグが流行ったり、リアリティ番組「テラスハウス」に出演していた女性が自殺で亡くなってしまったことを受けて、人間の持つ「感情」というものについて日々、考えています。

今月起きてしまった上記の2件は、SNSで誹謗中傷が起き、ニュースで取り扱われるくらいの社会的な問題になったという点が似ています。

「検察庁法改正案に抗議します」の件は、
ツイッターで

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人の為になり続ける

人の為になり続ける

今から一年近く前のことだけど、会社のメンバーで飲んでいるときに、もし新規事業をするなら? という話題になった。
今、儲かる仕事ってなんだろうね、と話していると、一人がYouTuberと言った。

すると上司がやんわりと優しい口調で、「それで儲かっても一時的なものだと思うよ。社会に貢献しないと続かないからね」と言った。
それが私にとっては結構、衝撃的だった。

その「社会に貢献しないと続かない」とい

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人生の8割は胸騒ぎに満ちている

人生の8割は胸騒ぎに満ちている

27歳、今の恋人と初めて海外旅行に行ったのは韓国だった。

行く約束をしたあと、ドライブをしているときに「旅行は行くまでが楽しいんだよね」と彼は言った。

真っ暗な夜で、対向車線の車の白いライトや信号の赤、建物の窓からの明かりなどの光が、いくつもフロントガラスの奥に散らばっていた。

そんなこと、今までの私は考えたことなどなかったので、頭の中で、旅行は行くまでが楽しい……と反芻し、本当にそうなのか

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GIRLS POWER!!

GIRLS POWER!!

中学生から大学生の頃は、ずっと男性になりたかった。男性になりたかった、と言っても、性同一性障害とか、女の子が恋愛対象とかそういうわけでもなく、私の「あんな風になりたいな」と目を輝かせて見る、憧れの対象はいつも男性だった。

小学生の頃は、ジャニーズJr.のバラエティ番組を見て「みんな面白くてかっこいい!こんな風になりたい!」と思っていたし、中学生の頃は邦楽ロックを聴いて「かっこいい!こんな風に演奏

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気持ちを込める

気持ちを込める

以前の職場に入社したばかりの頃、研修があまりにも難しくて苦戦していた。

今まで経験したことのない膨大な仕事内容をすぐに暗記して実践できなければ、先輩たちに厳しく叱られた。

当時の私は寝る間も惜しんで深夜二時まで毎日勉強していた。それでも、一向にできるようになる気配はない。

当時仲良かった男友達と遊んでいるときも勉強をし続け、もう嫌だ嫌だと弱音を吐いていると、その男友達はある日電話で相談に乗っ

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ミクロとマクロ

ミクロとマクロ

しばらく更新していなかったのは、旅行に行っていたことと、引っ越し準備で忙しかったから。

更新していない一ヶ月の間にも色々なことを思って考えて、それを書きたいと思うことは何度もあったのだけど、今忙しいからね、一旦やめとくよ、と、すっとスルーすると、それは簡単に消えていって、私自身ももう覚えていない。そうすると、それって本当に自分が思ったり考えたりしたことなのか、曖昧だなぁ、と思う。
一度思っても

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本当のポジティブとは

本当のポジティブとは

私の彼はポジティブだ。
とても明るく、私が悪いことを言って脅してもすぐに忘れて、なんとかなるさといつも鼻歌を歌っているような人だ。
彼をみていると、裕福な家に飼われた太った猫が、気ままに毎日を遊んで過ごしている、そんなイメージが浮かんでくる。
いつも情緒が安定していて、泣いたり怒ったり、何かを必死に考えているのをあまり見たことがない。

たまに、本当に猫なのかもしれない、と思う。
猫だから何も考え

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満員電車から人生を学ぶ

満員電車から人生を学ぶ

職場など今の環境に不満を持っているけど、ずっとそれを続けている友人を見ると、もっと広い世界を見てほしいと願わずにはいられない。

私は、満員電車に乗っているとき、満員電車は人生を表しているみたいだ、とよく思う。

まず、満員電車に乗車してみると、周りに来る人を自分の力で選ぶことはできない。
ホームで、どんなに見た目が普通の人がいる列を選んで入ったとしても、入ってみたら近くに押してきたり、怒って

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自己納得の人生とトイストーリー4

自己納得の人生とトイストーリー4

前回の記事で「みんなちがってみんないい」という概念がやっと理解できたことを書きましたが、最近は何度もその考え方に救われている。

やっぱり生きていると他人に対して「この人のこういうところ下らないな、嫌だな、ありえないな…」などと不満に思う瞬間に度々出会う。

例えば、大人になっても全く政治に興味がなく選挙にも行く気のない人(それをやばいと思っていない人)とか、まじで尊敬できないわ~とかイラっとして

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みんなちがってみんないい?

みんなちがってみんないい?

みんなちがってみんないい。

という価値観がずっとわからないでいた。

明らかに頑張ってない人や考えていない人、思いやりのない人、極論を言ってしまえば犯罪を犯す人など、みんな違って全然良くないじゃん!という考えが頭の中にずっとあった。

だから、色んな意見に対して「人それぞれだからね」という人や、何事にも熱くならずに達観している人を見ると、とても憧れた。そうなりたいけれど、自分はそうなりきれないか

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信頼関係はマインドじゃない

信頼関係はマインドじゃない

長年付き合った彼女から音信不通にされている友人に、

「付き合うに於いて大切なことは信頼関係だから」と言ったら、

「でも、信頼関係ってマインド(気持ち)じゃん」と言われた。

でも、私からしたら信頼関係は、マインドじゃない。

信頼関係というのは「報告・連絡・相談」からできていると思う。

確かに、「遠距離恋愛をしても相手が浮気しない」と信じるというのは信頼していることになるかもしれないけど

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老後2000万円問題とアラジン

老後2000万円問題とアラジン

今の職場にはご高齢の方が多いので、死についてよく考えるようになった。

よく一緒に帰っている八十代のおじいさんは、あと数年で亡くなってしまうのかもしれないと思うと自然と涙が出てくる。

小さいころってずっと、10代後半~30代前半はお姉さんお兄さんという人種で、30代後半~50代はおばさんおじさんという人種で、60代以上の方はおじいさんおばあさんという人種だと思い込んでいた。

年齢が上がるにつれ

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