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後藤大Blog

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2019年6月の記事一覧

陰口は気にしてから流す。

陰口は気にしてから流す。

陰口を言われていないかいつも不安になる。陰口を言われないのは無理だから気にしても仕方ないよなとも思う。

言われる方が主役で言う方は脇役。確かにそれはそうなのだけどやっぱり気になるものはなってしまう。

人に嫌われても自分に嫌われないように生きることを大切にしているのも、人に嫌われないように生きるほど疲れてしまうし、それぞれに良し悪しがあるから永遠にプレッシャーから解放されないから。

自分に嫌わ

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タイムマシーンがあったら

タイムマシーンがあったら

「タイムマシーンがあったら僕は何か変えるのかな」23歳の頃に書いた曲にそんなフレーズが出てくる。

タイムマシーンがあったら、そうだな。僕はきっと過去を変えて変えて変えまくってしまうだろう。未来を見て悪い目を潰して潰して潰しまくるだろう。

今、絶賛ボーカルのピッチ修正中だ。

今の音楽制作ソフトは便利なもので淡白な言い方をしてしまえば下手でもうまくできる。限界はあるのだけれど。

やりすぎると人

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「自分はこういう人間だから」

「自分はこういう人間だから」

「自分はこういう人間だから」「ここはそういう場所だから」そんな風に無意識に決めつけをしてしまうことがある。

例えば人見知りだから飲み会に行っても誰とも喋れないとか、ひねくれ者だから素直に受け取れないとか、可能性のドアを閉ざすのは勿体無い。

決めつけはよくないけれど、傾向は確かに存在する。心理学や脳科学だって存在するし血液型、星座占いもあながち信用度0でもない。

決めつけで否定できるということ

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いちいち面倒臭い

「それぐらいやってくれたらいいのに」とか「それぐらい許してくれたらいいのに」と思ってしまう時は心を見つめ直した方がいい。

人は面倒臭がりな生き物だ。ちょっとしたこともついついサボってしまう。だけど生活も努力もその「ちょっとしたこと」の積み重ねなのだ。

自分はあれやこれやと日頃から面倒を感じているのにいざ他人に何かをやってもらう時は「このぐらい」と思ってしまったりする。

誰かが何かをやってくれ

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アーティストは夢を売る仕事だから

アーティストは夢を売る仕事だから

「アーティストは夢を売る仕事だから現実感を見せちゃいけない」

誰かがそんなことを言っていたけど僕はいまいちピンとこなかった。夢は武道館や大阪城ホールやミュージックステーションみたいな大きなものだけではないはずだからだ。

「一生楽しく歌を歌い続ける」「スーパーで値段を気にせず買い物をする」そんなことでもいいし、「全国の保育園を回る歌うお兄さんになりたい」という音楽仲間もいた。

それは全然ニュー

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満月になりたい三日月

満月になりたい三日月

ライブハウスは孤独を埋められる場所だった。

誰かに好きと言われてもいまいち信じられなかった僕は人と過ごしていても寂しさを拭えず、唯一「すごい」と言ってもらえた音楽で繋ぎとめておかないとみんなどこかに行ってしまうんじゃないかと不安でたまらなかったのだ。

それは僕が僕を愛せずにできた穴から生まれていたのに、気づけなくて誰かに埋めて欲しいと願う日々。

路上で歌って歌って聴いてもらえなくて凹んで、た

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解るけど分からない曲

解るけど分からない曲

女性の書く恋愛ソングが解るけど分からない。

西野カナさんのトリセツは「理解できる」けど心のピントがうまく合わないのだ。

朝こんなツイートをした。

インディーズミュージシャンのファン層は8割9割が異性という印象だ。

僕のフィルターを通して見た世界では「どこに共感しているんだろう?」という疑問が消えなかった。

これに対してご意見をくださった方がいて、話していくうちに

「僕が女性自身が書く恋

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虎の穴に突っ込む楽しさ

虎の穴に突っ込む楽しさ

今日は朝にとある曲制作の案件が来て、夜には弾き語りのデモ音源まで作って提出することができた。

作詞と作曲はだいたい2〜3時間あればできるのが平均だと思っていた。

昔から曲作りに時間がかかったことがあまりなくて、いろんなミュージシャンと話すようになってから初めて僕が平均よりも早いんだなとわかった。

逆にアレンジに関しては無の状態からひねり出さなくてはいけないのでものすごく時間がかかる。

人に

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優しさの中の我慢

優しさの中の我慢

電車でほとんどの人が席をゆずらないことを嘆くツイートを見た。みんなが少しずつ優しさを持てば世界は明るくなると言っていた。

僕は席をゆずるための余裕がないんじゃないかと思った。

朝早くから起きて、行きたくない仕事場に向かう。昨日も残業だったかもしれない。プライベートで気持ちがまいることがあったかもしれない。

みんなが冷たい人なわけじゃない。他人に優しくできる前に自分にも優しくできていないのだき

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路上ライブが苦手だった

路上ライブが苦手だった

13年ぐらい路上ライブをやり続けておいて今更なのだが、実は苦手だったかもしれないことが判明した。

というのも先日久しぶりにふらっと難波まで歌いに行ったのだが、ギターを取り出すのも人目を気にし、人前で歌いながら「頼むから無視してくれ」と矛盾していることを思う始末。

難波=からまれる というイメージのせいか歩いてくるおっちゃんが全員殴ってくるんじゃないか、女性には笑われてるんじゃないか、若いにいち

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生きるために幸せを殺している

生きるために幸せを殺している

宿題だったらサボっても怒られるだけですむのになあ。

昨日からピアノの練習を始めて、高校生の頃みたいにひとつのものに夢中になりながらそんなことを思っていた。

右手だけ、左手だけなら弾けるのに同時にやるとうまくいかない。

しかも右がト音記号、左がヘ音記号で表記されていて同時に違う読み方の譜面を読み取らなければいけないのだ。

それでもなんとか1ページ目が形になりかけている。

あれをすれば、これ

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練習が楽しい時と楽しくない時がある

練習が楽しい時と楽しくない時がある

ピアノを練習することにした。

単純に弾けるようになりたいという気持ちもあるけれど、音楽制作をするにあたってピアノが弾けるのと弾けないのでは圧倒的にクオリティーもスピードも変わる部分があると感じたことが最終的な後押しになった。

部屋の掃除をするついでにピアノの置き場所を確保。

「電源を入れれば使える」状態にして置くことが僕にとっては重要だ。

ランニングでも「やる、やらない」の境界線は「外に出

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月は太陽に惹かれる

月は太陽に惹かれる

3月のライオンを読み返して何度も胸が詰まりそうになった。

この物語のキャラクターたちは基本的に登場シーンが明るい。そうでないキャラクターもいるけれど主人公の桐山零だけが少し浮いて闇の要素が強い。

僕の書く歌詞や普段のツイートやnoteの記事は零のようだ。暗い場所にいるから見える光。このままここには痛くないと言うもがきや希望を描いている。

だからこそ僕は零以外の登場人物に惹かれてしまう。

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