亜麻日記

三線➖クバ細工➖絵本 を生業としていく中でみつける発見は 面白いものです。 【沖縄】が…

亜麻日記

三線➖クバ細工➖絵本 を生業としていく中でみつける発見は 面白いものです。 【沖縄】が教えてくれる徒然日記です。

記事一覧

与那国島の人

“名前なんというの?” “どこからきたの?” “俺は○○って呼んで!” “釣り行こうよ!夜ミーバイ釣れるよ” “海入ろうよ!” “三線これだけあるんだ。父ちゃんのな…

亜麻日記
1年前
4

1年ぶりの石垣島へ

帰ってきたなぁ。 息子の島留学で石垣島の小学校に通ったのは、 1年前。なのに、空港に着いたらこの前のことのように感じるのは、息子の同級生のお母さんが石垣空港に迎え…

亜麻日記
1年前
3

『好きなものは似てくる』

自分が好きな本、みんなに紹介したい本を持ち寄ってのお話交流会“ブックトーク”。 今年に入ってやり始めたブックトークは、 毎回参加者の熱い想いにみんなが共感して、 …

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1年前
4

『最近借りた絵本たち』

図書館で借りるためには、電車で二駅も行った場所まで行かなければならないのだけど、 用事のついでや、何かに託けて絵本を借りる。 最近借りた絵本の中で、わたしは何が…

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1年前
3

『絵本のブックトーク📚第一回めの開催🏡』

私の住む地域にある“はつしお絵本としょかんカフェ☕️”で、初めて企画、開催をしたブックトーク📕 《大人も読める!大人だって絵本を!》という テーマでやってみたブ…

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1年前
2

『おとうさんが おとうさんになった日』            長野ヒデ子・作

実の弟に赤ちゃんができて3ヶ月。 弟の誕生日に何をプレゼントしようかと考えた末に、この絵本を渡そうと考えついたのは、 赤ちゃんが彼ら夫婦の元に来てくれてから、 物凄…

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1年前
3

【さいごの恐竜 ティラン】   村上由香 作        広瀬弦 絵        

沖縄の民具に唄三線と絵本の世界という、 大分での催しをした時に出会った、 図書館を作るプロジェクトに携わっている方から 教えていただいたのがこの絵本。 その方のおす…

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1年前
3

『沖縄にまつわる絵本たち』

先週末に実家の大分で、 〜沖縄クバの民具と絵本の世界〜 ✴︎平和ってなんだろう?✴︎ というテーマで企画、催しをした際に、 糸島の図書館の未来を考える会の才津原哲…

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1年前
1

『サーカスのライオン』     文・かわむら たかし     絵・さいとう ひろゆき 

先週末に地元に小さいサーカス団が来た🎪   ピエロック一座🤡 団長と副団長のたった2人。 たった2人なのに、特設の会場を建て、道具を持ち運び、演出、芸、音楽から、な…

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1年前
1

『14ひきのあさごはん』    いわむら かずお      童心社

朝は忙しい、忙しい。 朝ごはんも作ったり、 お弁当も作ったり、仕事をしている人は、 それまでに、いろいろしなきゃならないことがある。 14ひきの家族の朝はというと、 …

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1年前
1

『ろくべえ まってろよ』    灰谷健次郎・作        長 新太・絵         文研出版

暗い穴に落ちてしまった ろくべえ。 ろくべえは、穴に落ちた犬の名前。 犬のくせに穴に落ちるなんて、 まぬけ。だと言われる始末。。 子供たちが、なんとかして 鳴いてい…

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1年前
4

『きみがうまれたひ』      なるかわしんご

✴︎ ✴︎ 母性や父性は、どこからくるんだろう。 母親になった時から? 父親になった時から? 誰かの親になった時からか? わたしが息子を産んだのは7年前。 産んだ瞬間…

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1年前
1

『ハナミズキ』        一青窈・作          ねっこかなこ・絵       アーサー・ビナード・訳

言わずと知れた一青窈さんの有名な曲 “ハナミズキ”が、 英語訳が入った絵本になった。 糸島の図書館の未来を考える会のメンバーとして、初めての大きなイベントを行った…

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1年前
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『ちいさい おうち』      ばーじにあ・りー・ばーとん 文絵いしいももこ 訳       岩波書店

自分は変わらずにいるのに、 周りが変わっていくと、やっぱり自分の気持ちも自ずと変わってくる。 ✴︎ ずっと田舎の小さい町の 丘の上に佇む小さいお家🏡 鳥の声や風のさ…

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1年前
2

『つるかめ つるかめ』     中脇初枝・文         あずみ虫・絵         あすなろ書房       

また絵本と向き合いたいなぁ。と思ったのは、 心に余裕ができたからか、それとも、余裕を持つために絵本を読む時間をあえて取るか。 夕食後に絵本を読んでいると、子供がそ…

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1年前
3

『もしも、詩があったら』    アーサー・ビナード

アーサー・ビナードは、 “もしも”が果たす役割は大きい、という。 もしも。をばねにして、イマジネーションは動き出す。思考停止状態から解き放つ鍵にもなる。と、そう…

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1年前
3
与那国島の人

与那国島の人

“名前なんというの?”
“どこからきたの?”

“俺は○○って呼んで!”
“釣り行こうよ!夜ミーバイ釣れるよ”
“海入ろうよ!”
“三線これだけあるんだ。父ちゃんのなんだ。
これは、おじさんが前に三線つくってたから、その三線なんだ。”

息子もすぐに友達になれるタイプだけど、
更に島の子どもたちは人懐っこい、人が好き、
自分の島が好き、みんなと仲良くなる術を持っている彼らはキラキラしていてとても魅

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1年ぶりの石垣島へ

1年ぶりの石垣島へ

帰ってきたなぁ。
息子の島留学で石垣島の小学校に通ったのは、
1年前。なのに、空港に着いたらこの前のことのように感じるのは、息子の同級生のお母さんが石垣空港に迎えにきてくれたのもあったんだろう。
嬉しかった感覚だった。
2ヶ月住んでいたのはやはり旅行とは違う感覚を育ててくれたみたい。

なかなか日々の暮らしを書き留めることがなくて、暮らしを旅と捉えれば、きっと毎日新鮮なんだろうけど、生活という中に

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『好きなものは似てくる』

『好きなものは似てくる』

自分が好きな本、みんなに紹介したい本を持ち寄ってのお話交流会“ブックトーク”。

今年に入ってやり始めたブックトークは、
毎回参加者の熱い想いにみんなが共感して、
熱気ムンムン、白熱トークになっていく
超絶に面白い時間になっていくのですが、

それは、きっと【その人の生き様】が面白いから!本を透けて見えてくる、その人の考え、視点、体験談などが、ドキュメンタリーだから、
その人にも興味が湧いてくるの

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『最近借りた絵本たち』

『最近借りた絵本たち』

図書館で借りるためには、電車で二駅も行った場所まで行かなければならないのだけど、
用事のついでや、何かに託けて絵本を借りる。

最近借りた絵本の中で、わたしは何が好きかなぁーと思ったら、加古里子さんの絵本。
加古さとしさんの絵本もだけど、とにかく、
絵が可愛い。絵が好み。惹かれてしまうのです、この線に、色味に、表情に。

そして、加古さんが表現されている、
そのものに対しての愛情がこっちに伝わって

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『絵本のブックトーク📚第一回めの開催🏡』

『絵本のブックトーク📚第一回めの開催🏡』

私の住む地域にある“はつしお絵本としょかんカフェ☕️”で、初めて企画、開催をしたブックトーク📕

《大人も読める!大人だって絵本を!》という
テーマでやってみたブックトークは、
新しく出会った絵本に触れ、そして、その絵本を持ってこられた方の歴史や背景が垣間見える、
人となりがより分かる。
そんな素敵な時間でした。

沖縄のことを題材にした絵本を持っていった私ですが、ある人は、子どもに初めて読んだ

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『おとうさんが おとうさんになった日』            長野ヒデ子・作

『おとうさんが おとうさんになった日』            長野ヒデ子・作

実の弟に赤ちゃんができて3ヶ月。
弟の誕生日に何をプレゼントしようかと考えた末に、この絵本を渡そうと考えついたのは、
赤ちゃんが彼ら夫婦の元に来てくれてから、
物凄い2人の変化がみえたから。

娘への溺愛ぶりもさることながら、
弟が“お父さん”としての顔になっていっている
変化を見ていると、“赤ちゃん👶🏿”という誕生は
色んな人の立ち位置や心の持ちようも変えていく、物凄い存在だと感じるのです。

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【さいごの恐竜 ティラン】   村上由香 作        広瀬弦 絵        

【さいごの恐竜 ティラン】   村上由香 作        広瀬弦 絵        

沖縄の民具に唄三線と絵本の世界という、
大分での催しをした時に出会った、
図書館を作るプロジェクトに携わっている方から
教えていただいたのがこの絵本。
その方のおすすめの絵本だそうで、イベント後に写真付で連絡してくださいました。
こうして絵本が繋いでくれた縁。

自分の頭くらいの大きさの卵を5つ産んだお母さんは、お父さんと一緒に子供を育てます。
ある日、食べ物を探しに出たお父さんが、いつも戻る時間

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『沖縄にまつわる絵本たち』

『沖縄にまつわる絵本たち』

先週末に実家の大分で、
〜沖縄クバの民具と絵本の世界〜
✴︎平和ってなんだろう?✴︎

というテーマで企画、催しをした際に、
糸島の図書館の未来を考える会の才津原哲弘さんから、糸島の図書館から、わたしの住む地域にある、はつしお絵本としょかんから、そして、わたし自身の持つ絵本を持って、絵本を展示しました。

一部分では有りますが、沖縄というキーワードで展示していた本たちです。
こうしてミニ移動図書館

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『サーカスのライオン』     文・かわむら たかし     絵・さいとう ひろゆき 

『サーカスのライオン』     文・かわむら たかし     絵・さいとう ひろゆき 

先週末に地元に小さいサーカス団が来た🎪  
ピエロック一座🤡
団長と副団長のたった2人。
たった2人なのに、特設の会場を建て、道具を持ち運び、演出、芸、音楽から、なんでもかんでもする。信じられないようなパフォーマンスに、子供だけでなく、大人が惹きつけらる、という、
最高にロックな2人に感動しまくったのです。

劇中に出てきた操り人形の会話に、
“無駄が大事なんだよ。無駄は必要なんだよ!”
“子

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『14ひきのあさごはん』    いわむら かずお      童心社

『14ひきのあさごはん』    いわむら かずお      童心社

朝は忙しい、忙しい。
朝ごはんも作ったり、
お弁当も作ったり、仕事をしている人は、
それまでに、いろいろしなきゃならないことがある。

14ひきの家族の朝はというと、
なんて、ゆったり豊かな朝なんだろう。

こんなに大家族だと、朝はどんな感じなのかな?
賑やかなんだろうなぁ。

わたしの育った家は、両親と弟と私の4人家族。
今は、子供と2人。
核家族だ。

大家族ってどんな感じなのか想像がつかなく

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『ろくべえ まってろよ』    灰谷健次郎・作        長 新太・絵         文研出版

『ろくべえ まってろよ』    灰谷健次郎・作        長 新太・絵         文研出版

暗い穴に落ちてしまった
ろくべえ。

ろくべえは、穴に落ちた犬の名前。
犬のくせに穴に落ちるなんて、
まぬけ。だと言われる始末。。

子供たちが、なんとかして
鳴いているろくべえを
穴から出そうと考える。

ロープを下げたり、ライトで照らしたり、
お母さんを呼んだり。。

✴︎
わたしも、川にボールが落ちて、
棒でひょいひょい突っついて、
こっちに行かずに
あっちに行った事。

屋根の上に、バトミ

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『きみがうまれたひ』      なるかわしんご

『きみがうまれたひ』      なるかわしんご

✴︎
✴︎

母性や父性は、どこからくるんだろう。
母親になった時から?
父親になった時から?
誰かの親になった時からか?

わたしが息子を産んだのは7年前。
産んだ瞬間に母性が生まれたかというと、
そうじゃなく、元々あった母性に火がついた、
というか、倍増した感じで、
お腹に子を宿して、
どんどんお腹の中で育つ子と一緒に、
母性も育まれていった気がする。

そう言った意味では、お腹に身籠人、

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『ハナミズキ』        一青窈・作          ねっこかなこ・絵       アーサー・ビナード・訳

『ハナミズキ』        一青窈・作          ねっこかなこ・絵       アーサー・ビナード・訳

言わずと知れた一青窈さんの有名な曲
“ハナミズキ”が、
英語訳が入った絵本になった。

糸島の図書館の未来を考える会のメンバーとして、初めての大きなイベントを行った先月、
アーサー・ビナードさんをお呼びして、
【絵本の力】という主題で講演をしていただいた。その講演会の数日前に出版されたのが、この
『ハナミズキ』。

アーサーさんは、英訳を
【A Hundred Years 】
としたのは、一青窈さ

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『ちいさい おうち』      ばーじにあ・りー・ばーとん 文絵いしいももこ 訳       岩波書店

『ちいさい おうち』      ばーじにあ・りー・ばーとん 文絵いしいももこ 訳       岩波書店

自分は変わらずにいるのに、
周りが変わっていくと、やっぱり自分の気持ちも自ずと変わってくる。

✴︎
ずっと田舎の小さい町の
丘の上に佇む小さいお家🏡
鳥の声や風のささやき、
夜には星と月のダンスを見て、
春は一面の花を🌼
夏には木々は青々と
秋には葉が紅葉し🍁
冬には雪が積もって寒さを感じて。

周りに家はないけど、小さいお家が
寂しくないのは、動物も自然も豊かにあって、
それぞれが生きて

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『つるかめ つるかめ』     中脇初枝・文         あずみ虫・絵         あすなろ書房       

『つるかめ つるかめ』     中脇初枝・文         あずみ虫・絵         あすなろ書房       

また絵本と向き合いたいなぁ。と思ったのは、
心に余裕ができたからか、それとも、余裕を持つために絵本を読む時間をあえて取るか。
夕食後に絵本を読んでいると、子供がそばに寄ってきて、最初は興味がなくても、近寄ってくる。

子供に寄ってきて欲しい人は、是非絵本を口に出して読んでみることをお勧めする。
紙芝居なら、より効果的かも。
“うるさい!”といわれたら、、はしっこで。。
めげずに、やり続けてみてほし

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『もしも、詩があったら』    アーサー・ビナード

『もしも、詩があったら』    アーサー・ビナード

アーサー・ビナードは、
“もしも”が果たす役割は大きい、という。

もしも。をばねにして、イマジネーションは動き出す。思考停止状態から解き放つ鍵にもなる。と、そう書いている詩人のアーサー・ビナードさん本人も想像力を豊かに持っている人。

先月あったアーサーさんの講演会で初めてお目にかかったけれど、それはそれはエネルギッシュで、色んな分野に興味があって、そこからの探究心が半端なく、休憩をすっとばして

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