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人類が少し進化する記事

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#日記

自己犠牲混じりの優しさだったけど、大切すぎる時間でした

自己犠牲混じりの優しさだったけど、大切すぎる時間でした

辛い状況があったとして。その先も生きていくには、当然その状況をなんとかして乗り越える必要がある。その時、必要な分だけ人の手を借りたほうがいい。借りないといけない。いくら強調してもしすぎることはない。

自己破産に向けた最後の打ち合わせ台風19号の前日、私とパートナーは管財人面接のため弁護士事務所に出かけた。私たちは女性同士の同性パートナーで一緒に暮らしている。昨年12月まで心理カウンセリングの会社

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「まだまだ働かんといかんもんねぇ」の意味。

「まだまだ働かんといかんもんねぇ」の意味。

消費税が上がる日に、私の年齢も上がる。

「46じゃ、まだ引退できないよな」と、ふと浮かんだ。

今年のはじめ、手術の後遺症で腕が上がらない状態のまま、仕事復帰することになったとき、周りの入院患者のおじいさん達から、こう言われた。

「まだまだ働かんといかんもんねぇ」

引退している彼らから出た言葉には「かわいそうに」のニュアンスが含まれていた。

復帰したあと、職場でも、六十過ぎのベテラン社員か

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真実への探究心さえ、ぼくに機能不全を促す

真実への探究心さえ、ぼくに機能不全を促す

 「ほんとうのことを知りたい」と、いつしか思うようになっていた。その願いというか祈りはほとんど偏執狂みたいに10代半ばからのぼくの思考と行動の多くを支配する鉱脈となり、今でもその根元にこびり付いた化石のように存在し続けている。

 真実とは大きく2つの方向性を与える。つまり、自己に関する真実と世界に関する真実だ。どこまでが自己で、どこまでは世界なのか、そういう可分な二項なのかどうかは、特に10代の

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あえてお金を払って「不便」を提供してもらう時代になりそうな気がする。

あえてお金を払って「不便」を提供してもらう時代になりそうな気がする。

最近、「集中力」や「生産性」の本を読んでいて思うのは、「集中」や「没頭」が大事なのはわかっているのに、どんどん出来なくなっているということ。仕事でも読書でもnote執筆でも、何か集中しようと始めても、スマホ鳴ったりすると、そこからなぜかニュース見始めちゃったりして、ぜんぜん集中は続きません。

「現代人が継続的に集中できるのは8秒」と書かれている本を読んだことが有ります。その本には、(どうやって調

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everything is perfect

everything is perfect

幾ら「言葉の雨」を降らせても
人の心に染み入るのはその中の数滴。

しかも「ここぞ」のタイミングで紛れ込ませた【黄金の雨粒】ではない事がほとんどだ。
そしてほとんどの場合、すっかり異質なニュアンスとなる。
(きっとそれで完璧なのでしょう。それが必要なのでしょう。私のエゴが黄金だと思い上がった言葉より、その人にとってはニュアンスを変えた私の蛇足の方が真の黄金なのでしょう)

若い頃はそれを自分の「力

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ありきたりな仕事風景に実況中継と解説を。

ありきたりな仕事風景に実況中継と解説を。

「いやぁ、あそこでの切り返し!見事でした!」

そんな実況や解説があったら、仕事はもっと楽しくなるかもしれない。

結果、結果、とは言っても、やはりそこに至るプロセスだって見てほしいし、誉めてほしい。でも、現実的にそれをする人を雇うのか?と考えると、直接売上を産み出さないから、そこにコストはなかなか掛けられない。

上司とか、管理職と呼ばれる人たちって、こういう「注目」と「声かけ」の役割も担ってい

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流されてはいけない言葉。

流されてはいけない言葉。

私は中学生の頃、なぜかクラス委員長的な立場にさせられることが幾度かあった。それは私に責任感があるとか、リーダーシップがあるという理由からではない。(どちらかというと私はまったくその逆だ。)

たぶん、それは私が”まじめ”だからという点と、指名しても、あいつは決して逆らわないという私の性格を知った上でのことで、だから面倒な役はあいつにでもさせとけ、みたいな感じだった。

そんなこんなで、そのとき私は

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「納得」は「説得」からはうまれない。

「納得」は「説得」からはうまれない。

今、人事評価をしています。

人の評価って当然難しいものですが、私は二つの点だけは大切にしようと意識しながら評価をしています。

本人が「納得」できる評価であること。
本人の「成長」につながる評価であること。

当然ながら"本人"を向いています。



昨日、他の評価者(役職者)たちと、目線合わせのような打ち合わせがありました。その評価の仕方は良いとか悪いとか、そんな話をしたんですが、周りの役職

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思いをまっすぐ伝える事を、ためらってはいけない。

世の中がつまらなくなってしまう。



誰かが傷付くのが怖いのではなく、

自分が傷付くのが怖いのだ。




ためらうな俺!



2018/06/03

あの頃をふり返ってみる

あの頃をふり返ってみる

最近ふと、どん底時代の日記を読み返しました。

今でこそ、色々と前向きな事を言ったり、おこがましくも励ましの言葉なんかを人にかけたりしているけど、こんなこともあったんだな、と思わずしみじみ。

ちなみに私にとっての「どん底時代」とは、今からちょうど4年前。
転職の半年後、体調が悪化し仕事を辞めざるを得なくなった頃のことです。

その頃の日記をここに載せて、振り返ってみようと思います。

当時の自分

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来た道を戻らない、同じ道を通らない

来た道を戻らない、同じ道を通らない

昔からずっと無意識にやっている習慣というか、マイルールがひとつあることに気づいた。

それは、「何がなんでも来た道を戻らない、同じ道も通らない」ということ。物理的な意味で、本当の「道」の話。

知らない街をぶらぶらと歩いているとき。

そろそろ駅や宿泊先に戻ろう、と思ったとき、クルッと振り返ってそのままの道を戻っていく人は多いと思う。そのほうが確実だし、何も考えなくても安全に帰れる。きっとそれが、

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神様は乗り越えられない試練は与えない。

神様は乗り越えられない試練は与えない。

二年前に父を白血病で亡くしてから、母は高齢者住宅で暮らしています。認知症(健忘症)があるものの、顔を出すと嬉しそうに迎えてくれ、大好きなチョコの差し入れを美味しそうに食べ、帰り際には「どうもありがと」といつも手を振ってくれます。

そんな母ですが、「最近急に食欲が無く、元気が無い」と施設のスタッフさんから連絡を受けたため、土曜日に検査入院をさせました。

昨日は月曜日。
最近、出社を迷うなどと言い

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娘の検査入院の日に考えたこと

娘の検査入院の日に考えたこと

たくさんの同意書に、次から次へとサインをした。

医師は、ていねいに説明をしてくれたと思う。

“ほとんどのひとにとっては問題なく安全にできる検査です。それでもごくまれに、次のような重篤な症状があらわれたり、命にかかわる事態になることがあります。”

その「起こりうる事態」についても、語句の下にアンダーラインを引きながら、ひとつひとつきちんと説明してくれた。医師という立場上、毎日多くの患者と接して

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バケツと土下座と。

仕事でかなり困ったクレームがあった。内容までは書けないけれど、お客様がお金での解決を迫っており、それが結構な金額であり、お客様の言葉は乱暴であり・・・とココまで書けば、かなり困ったクレームという意味が、およそ理解できると思う。

昔、あったこんなクレームをふと、思い出した。

どういう状況だったのか、もう、あまり思い出せないけど、確かお客様が店員の何か不手際で、水で背広を濡らされてしまったという出

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