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記事一覧

【Diary#14】僕らは何に心臓を捧げるか

【Diary#14】僕らは何に心臓を捧げるか

 楽しみにしていたTVアニメ『進撃の巨人』のFinal Season Part 2の放送がスタートした。物語はついに最終局面。僕は原作で最終話まで読んでいるので、展開はわかっているのが、わかっているからこそ早くアニメで見たかった。

 Final Seasonとなり、残酷さに拍車がかかる。もっと違う未来があったんじゃないか、と読者だけでなく登場人物たちも思っていた。
 それでも未来に向かって突き進

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【#もの書き100問100答】をやってみた

【#もの書き100問100答】をやってみた

1.どんな作品を書いている?現代を舞台にしたファンタジーや、青春もの、世にも奇妙な物語を意識したような不思議な話をよく書いています。

2.どんな作品を書くのが一番好き?書いていて楽しいのは技巧的に物語構成をした作品。中編以上の作品に多いかも。

3.ペンネームの由来は?雨が好きっていうのと、本名が水に関わるから雨瀬。くらげは単純にクラゲが好きだからという理由に加えて、高校2年生のとき『クラゲ生活

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【SDGs】ジェンダー問題の限界と働き方

【SDGs】ジェンダー問題の限界と働き方

 男尊女卑という言葉があるように、男が働き、女が家庭で子供を育てるという考えがしばしば社会に広まっていた。第二次世界大戦時に日本の男性たちが戦場へ駆り出され、女性たちが働きに出る瞬間もあり、それから女性も労働ができるという考えも出てきた。これは後にフェミニズムへと繋がっていった。

 フェミニズム自体は19世紀初頭にフランスで生まれた言葉であり、女性の精神的自立や教育・職業の機会平等の権利を主張す

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【語り会#06】『余命10年』は難病モノ史に残るか

【語り会#06】『余命10年』は難病モノ史に残るか

 先日、実写映画『余命10年』が興行収入25億円越え、動員数200万人越えを果たした。

 僕は原作小説も読んでいたし、映画ももちろん観に行った。感想の記事が書きかけだったので、これを機にしっかり仕上げようと思った。

 文庫発売時から気になっていた小坂流加の『余命10年』。映画を観る前には読んでおきたいと思い購入。

 元々表紙イラストを担当しているloundrawが好きなので目に留まっていた小

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【語り会#05】ルパン三世から見る不自由な社会での自由追求

【語り会#05】ルパン三世から見る不自由な社会での自由追求

 これは大学の授業の課題で提出したレポートだ。駄文ではあるが、せっかく昔から自分の作品作りのテーマにしてきているもので、内容はすごく良い(自画自賛)ので、ここに載せようと思う。

1.自由なき世界  日本を代表するアニメーションの一つである『ルパン三世』の2015年放映シリーズに浦賀航という科学者が登場する。「作られたこの世界の中に自由はない」 彼のこの台詞が自分の中で心の奥底までに残り、今も私の

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【詩】Blueberry

【詩】Blueberry

零れた果汁はシャツを汚して
僕から離れようとしないんだ
爪痕だけを残していって
心はそうやって離れていくんだね

青い果実のもたらした雨は
しばらく僕に降り続く
明るさは皮で隠されていく
どうか僕を惑わさないで

ブルーベリー
あなたの甘酸っぱさは
もはや罪と言えてしまうね
ブルーベリー
どうか果汁を零さないで
僕はあなたに溺れたくないの

青いなんて純粋じゃない
紫のように妖艶に
甘く微笑んで果

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【ひとりごと】10代最後の1年をどう過ごすか

【ひとりごと】10代最後の1年をどう過ごすか

 一昨日の4日に19歳の誕生日を迎えた。

 長期休みに誕生日を迎える人あるあるなのだが、友達から祝われにくいのが辛い。

 なんて話はここら辺にしておいて。タイトルにもある通り、このラストティーンエイジャーをどう過ごすか考えたい。

 高校生くらいから一年の時間経過が早いと感じていたが、いつの間にか19になっていた。体感はまだ16歳くらいなんだけど。

 大学生といえど子供の気分でいられるのはこ

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【Diary#12】良い映画に会えたんです。

【Diary#12】良い映画に会えたんです。

どうも皆さんお久しぶりです。雨瀬くらげです。
小説「君を迎えに」の投稿依頼、一切更新がなかったのに突然の長編小説連投をしてしまい申し訳ない気持ちでいっぱいです。そんなわけで、中身が出てくるのはDairy#11以来というです。記事を書くのも久しぶりなのですが、noteを見るのも久しぶりでした。皆さんに忘れ去られていないか心配しながら、この記事を書いています。

前回のDailyでも触れ

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【音楽】『ラブレター』感想と発掘したYOASOBIの記事

【音楽】『ラブレター』感想と発掘したYOASOBIの記事

 YOASOBIの最新曲『ラブレター』のMVが公開された。

 曲自体はめちゃくちゃ大好きだが、『ラブレター』MVはあまり気に入らなかったので触れない(ちなみに『群青』と『ハルカ』のMVが大好きだ)。

 さて、この『ラブレター』。楽曲が発表された時はラブソングかと思っていた。なぜなら「ラブ」レターだから。知っての通り、ラブレターは自分が愛する人へ書くものだからだ。

 しかしいざ曲を聞いてみると

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【詩】umbrella umbrella

【詩】umbrella umbrella

相合傘っていうものにすごく憧れていた
どんなに雨が冷たくても 二人寄り添い温かくて
けれど僕たちみたいな心配性となると
折りたたみ常備者だから うまくいかないんだよな

突然の雨で君が 傘がなくて困っていた
そこで僕は傘を差し出す
逆のイフでも そんな夢を見てたんだ

六月を過ぎればチャンスはゼロに等しくなって
思い切って常備卒業 鞄から出して
けれど運よく雨が降った日驚いて 
二人笑いあった お

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【Diary#10】大学生の夏休みは思いの外忙しいみたい

【Diary#10】大学生の夏休みは思いの外忙しいみたい

 8月初め。期末テストを終え、レポートも全て提出したので無事に大学生活初の夏休みを迎えた。

 高校にいる時まで、大学生の夏休みは長く自由で、色々なことができると聞いていた。そのため小学生のように夏休みが来るのを楽しみにしていた。やりたいことはたくさんある。

 英検の勉強、積み本の消化、冬公演の脚本作り、とある文学賞に応募する小説の執筆、絵、あまり出来ていなかったゲームのプレイ。時間があれば中国

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【詩】悲しい音

【詩】悲しい音

好きな人と嫌いな人が
誰が誰だかわからなくなってしまったよ
耳に響くのは 悲しい音
僕らを嗤う幻聴が聞こえるんだ

空が青く高いほど悲しくて
みんなと騒ぐ一瞬が辛過ぎて
いなくなれと叫びそう
悲しい音をかき消すように

言いたい事を言わせてもらえない
幻聴が本物に変わる前に
僕が変わらないといけないんだろうか
僕らのアイデンティティはどこへ行ったのか

最後に心から笑ったのはいつだろう
いつしか笑

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【梅雨】雨ほど美しい天気はないよ

【梅雨】雨ほど美しい天気はないよ

 雨の日を楽しくだって⁉︎ 雨の日は何かしなくても充分楽しいだろ!

 っていうくらいに、僕は雨という天気が好きです。

 今年は梅雨入りが早かったですね。 

 雨と言えば梅雨、梅雨といえば6月! と思っていたので、この異様な早さには驚きました。だからこそ、#雨の日をたのしく というタグで記事を書くのは絶対に6月に入ってからがいい、とずっと温めてました。高温注意です。

 映画や漫画などの物語界

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【音楽】思い出の曲は、思い出の匂いがする。

【音楽】思い出の曲は、思い出の匂いがする。

今回は曲紹介はしない。紹介記事は既に2本書いているし、短期間のうちに何度も紹介しなくていいと思う。だから、ただタイトル通りのことを語りたい。

 音楽にはその時の感情や思い出が染みつくと思っている。

 初恋の時に聞いていた曲。

 学校へ行くのが辛かった、登校中に聞いた曲。

 受験前に聞いた曲。

 全て今聞いても、あの時の気持ちが鮮明に蘇ってきて、懐かしい匂いも漂ってくる。

 『アナと

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