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エッセイストになりたいねん

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自分の人生や日々の生活に起きたことをエッセイにしています。
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#コンテンツ会議

「ポーの国々」母娘ふたり、ポーランド&オーストリア旅行記 Vol.1 〜プロローグ〜

「ポーの国々」母娘ふたり、ポーランド&オーストリア旅行記 Vol.1 〜プロローグ〜

まえがき
ゴールデンウィークも終盤に差し掛かってきましたね。SNSにも旅行写真が多数投稿され、画面越しにも楽しさが伝わってきます。見ているだけで「どっか行きたいな~」欲が刺激されますよね。

ということで、今回から数回にわたり、ヨーロッパの小国ポーランド&大国オーストリアの魅力を、旅行記形式でお伝えしていきたいと思います。今回はどこにも行けなかった方も、先々のご計画のご参考になればと思います。

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サナトリウム生活からコンテスト受賞までの1年間。 #noteでよかったこと

サナトリウム生活からコンテスト受賞までの1年間。 #noteでよかったこと

私事ではありますが、この度4月24日をもちまして無事、「外に出なくなって1年目♡記念日」を迎えることができました。「外に出なくなって」とは文字通りそのまんまで、なんとこの私、1年間、家から一歩も外に出ていないのです。そう、ただの一歩たりとも!!!!

1年も外気に触れないなんて、こんな経験なかなか出来るものではありません。

ここはサナトリウムか?隔離施設か?ジブリ映画の世界か?私は菜穂子か?もう

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食べ道楽 | やせる味覚の作り方

食べ道楽 | やせる味覚の作り方

私が太ろうが痩せようが本当にどうでもいいことだとは思うけど、それにしたって深刻なレベルで太ってきて困っている。意志の力では抗えないほどの強い呪いのようなものが掛かっていて、私の体の外周を外へ外へと引っ張ってくるのだ。げに恐ろしき運命(さだめ)かな……!

"本当のデブ"の領域に片足を突っ込んで気がついたことが様々ある。例えば、肉の肥大化によって身体の思わぬ部分に谷が生まれ、ちょっと痛かったりするの

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食べ道楽 | 初恋と子ども時代とチョコレート

食べ道楽 | 初恋と子ども時代とチョコレート

バレンタインデーって、恋する女の子のための一日らしい。そうやって人ごとみたいに思うくらいにはすっかり俗世と離れてしまった。もはや尼の域である。もしくは修道女である。私は特に“ゴッド"に自分の人生を捧げるつもりもないのに、気づけば修行の道を邁進していた。もしくは悟りを拓かんとしているのか?

しかしながら、こんな恋とはご無沙汰の私にも、甘酸っぱい思い出の一つや二つあるのだよ、ワトソン君。

小学校二

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食べ道楽 | パン屋さんだらけのワンダーランド

食べ道楽 | パン屋さんだらけのワンダーランド

◇ まえがき
食に関する連載を始めることにした。"衣食住"は人間生活の基本だが、なかでも"食"に興味のない人は少ないだろうと考えたからだ。

"衣食住"における"衣"と"住"の部分は、すっぽんぽんで野宿でもギリギリなんとかなるかもしれない。野生動物なんかみんなすっぽんぽんで野宿でなんとかやっているものだ。しかし"食"がなければ人間はあっという間に死んでしまう。

「美味しいものが好きで…」という自

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試乗キャンペーン実施中

試乗キャンペーン実施中

これまでに二度、試乗に失敗した。どうも自分の身体に合うシートが見つからないのだ。ボディは気に入っているのに、座り心地がしっくりこない。背もたれの角度、座面の柔らかさ、足元の構造など、こだわるべき点はいくらでもある。どれも些細なことかもしれないが、毎日使うものだから妥協はしたくない。せっかく車体搬入までしてもらったのに申し訳ないが、こればっかりは譲れないのだ――。

などと書くとまるで車の話みたいだ

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尻道楽

尻道楽

年を取ってくるとだいたい話題の中心は"シモ"の方に寄ってくる。"シモ"という大きな括りで表現すると分かりにくいが、私が語ろうとしているのは衛生面の方のシモの話である。つまり、尻のことだ。高齢者といえばシモ問題と言っても過言ではない。介護の現場ともなると、シモ問題の存在感はかなりのものであろう。人間、尻無くしては生きられないのだ。

私がもしも年相応(現在三十歳)のはつらつとした若い女性であれば、自

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究極の睡眠環境

究極の睡眠環境

まるでやることのない日々だが、一つだけ熱中しているものがある。それは"睡眠"である。

皆さんご存知の通り、睡眠とはいいものだ。それを行うだけで体力が回復し、頭もスッキリするし、肌ツヤが良くなったり、子供のうちであれば身長も伸びる。しかも元手がかからず、完全無料で、誰でも気軽に行える。百利あって一害なし。生物に授けられた特殊能力と言えよう。

おまけに睡眠は気持ちがいい。あまりの気持ち良さに、うっ

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さくら先生、ありがとう|午後の紅茶✕note「紅茶のある風景コンテスト」準グランプリ受賞に寄せて

さくら先生、ありがとう|午後の紅茶✕note「紅茶のある風景コンテスト」準グランプリ受賞に寄せて

note×午後の紅茶「紅茶のある風景コンテスト」にて、エッセイ「イギリス紅茶実習」が準グランプリを受賞しました!わー!パチパチパチパチパチパチパンチ!本当にありがとうございます!!!

賞を頂戴した時はただただ衝撃とびっくりでいっぱいで、「なんで、私が準グランプリに!?」(四谷学院の広告風)という気持ちでいっぱいでしたが、暫くしてから喜びがこみ上げてきました。シンプルに「やったーーー!!」とか「よ

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読書記録|『夏がとまらない』を読んで|「あかん人たち」の住む世界

読書記録|『夏がとまらない』を読んで|「あかん人たち」の住む世界

(2017年10月3日執筆)

またしても藤岡拓太郎さんの虜になってしまった。9月の末に出版されたギャグ漫画、『夏がとまらない』。夏がとまらないというか、夏がそこにある、という感じがする。この本を開くたび、とまったままの夏が待っていて、私は2017年の夏に思いを馳せるのだろう。

大学を出てすぐ留学をして、私は長いこと海外にかぶれていた。ゆりやんレトリィバァのギャグ「あんたの英語バリヤバイ」系の巻

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音楽と私|きらきら星

音楽と私|きらきら星

小学生だか中学生のとき、音楽高校でピアノのレッスンが受けられる企画があって、私はなんとなく興味があって参加した。当時の私は個人のピアノ教室で一番上手くて、大人も抜かしていつも発表会ではトリだった。もちろん毎日必死に練習して、厳しいレッスンにも堪え、相応の努力はしていたけど、それでもチヤホヤしてもらえるのは嬉しかったし、 言うなれば天狗になっていた。

音楽高校でのレッスン当日、小さなピアノ室には私

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