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セイのカクリツ:「多様“性”」に満ちた未来をいきる

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太古の時代、生物の「性」は一つのみであり、細胞分裂や株分けで自分のクローン体を増やすだけだった。そこから「メス」と「オス」に分化し、遺伝子交換によって生殖するようになったのは「多… もっと読む
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#子育て

なんで男の子も生理を学ぶべきなの?

なんで男の子も生理を学ぶべきなの?

こんにちは。READY BOXのブログ担当yukiです。こちらのブログではお家でできる月経教育・性教育のコンテンツを発信していきます。今回のテーマは「男の子が生理を学ぶ理由」です。

1.自分と違う立場の人を理解する大切さ

日本では基本的に生理の教育は男女別で女性だけに行われることが多いですよね。女子生徒だけ体育館に集められ、こそこそとナプキンの使い方を学んだ経験がある人も多いのではないでしょう

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結婚を機に名字変えたら学びしかなかった

結婚を機に名字変えたら学びしかなかった

結婚を機に名字を変えた。

こう言うと、たぶん半数くらいの人は「えっ、なんで?」と驚くだろうし、逆に残り半分の人は「当たり前じゃないか」と思うだろう。

そう、前者はおそらく男性で、後者は女性である。ちなみに男友達の「えっ、なんで?」に続く第二声ベスト1位は今のところ、「婿養子になったの?」だ。(「マスオさん的な?」と畳み掛けてくる人もいるが、フグタマスオはまったくもって婿養子ではない。)

日本

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子供ができてどうしてもジェンダー論にいいたいことがある

子供ができてどうしてもジェンダー論にいいたいことがある

ハチロウです。

久しぶりに投稿するのに、まじめな話です。

子供ができて3ヶ月、どうしても我慢できないことがあります。

それは男女平等についてです。

というのも、年配の女性たちから「もっと育児参加しなさいよ!!」、「子供ができたら女性は大変なんだからね!!」と、挨拶も済まないうちにとげのある言葉をぶつけられます。

若い女性はまた別での反応をすることが多く、この辺はジェンダー論ではなく、ジェ

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「お弁当」が「母親」の中身を作り、女性抑圧の再生産をしているという話

「お弁当」が「母親」の中身を作り、女性抑圧の再生産をしているという話

Japanese Mothers and Obentos: The Lunchbox as Ideological State Apparatus という文献、アルチュセールの国家のイデオロギー装置について調べている時に見つけました。日本で母親業をするものとして、とても面白かったので、日本語にして響いたポイントをメモ的に書いてみました。この文献を書いたアリソン(Anne Allison)は、文化人

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女性エンジニアが結婚・出産後も働きやすい会社を見つける方法

女性エンジニアが結婚・出産後も働きやすい会社を見つける方法

未経験からエンジニアに転職したい女性や結婚退職後の再就職を目指す女性のサポートをこれまでに何件か行いました。

働く女性にとって、結婚・出産後も従来通り働き続けることができ、育児と仕事が両立できる会社と出会えるかはキャリア形成の上で極めて重要だと感じます。

そこで今回は、女性エンジニアが結婚・出産後も働きやすい会社の見つけ方を紹介します。

✅女性が働きやすい会社の見つけ方まずは転職サイトやWa

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「女性活躍推進」とかもうやめない?その価値観が闇を深くする

「女性活躍推進」とかもうやめない?その価値観が闇を深くする

僕は「女性のライフキャリアを豊かにする仕組みをつくる」をミッションにする会社で働いています。

なので日頃から色々と考えるわけですが、

「日本では男性が活躍しているが、女性が活躍していない。」
「だから女性はもっと活躍すべし。女性をもっと活用すべし。」

という話はおかしいなぁといつも思っています。

「女性活躍推進」とか「女性活用」という言葉は、そろそろ使うのをやめた方がいいと考えています。

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今後、女性に求められるキャリアや能力について

今後、女性に求められるキャリアや能力について

私の人生どうしよう?〜妊娠・出産を経験して〜
ジェンダーレスの考えが進みつつある世の中。しかし子どもを望んだ場合、お腹の中で小さな命を育み、命をかけて生命を生み出すのは女性であり、この事実はどうしても変わりません。生き方について悩むタイミングはたくさんあると思いますが、特に妊娠・出産を経験すると、今後の働き方について深く考える人は多いのではないでしょうか。
残念ながら、育児と仕事を両立していけると

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仕事をしている母親は子供に寂しい思いをさせているのか。

仕事をしている母親は子供に寂しい思いをさせているのか。

「明日はお休み?」
これはうちの子供達の口癖です。

我が家は夫婦共シフト制の仕事。
土曜日に仕事の日が多いので、
子供達もその分どこか平日で1日お休みを作ります。

子どもの休みに規則性がないので
「明日はお休み?」
「誰とお休み?」
とよく聞かれます。

今日お休みだったじゃん!て日にも
「明日はお休み?」
の口癖が出て…
「明日は保育園だよ」
と伝えると
「えぇー保育園やだー!」
が始まりま

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女らしさがつくられたものなら、男らしさは生まれつき? 『ボーイズ 男の子はなぜ「男らしく」育つのか』より「はじめに」をためし読み公開

女らしさがつくられたものなら、男らしさは生まれつき? 『ボーイズ 男の子はなぜ「男らしく」育つのか』より「はじめに」をためし読み公開

「女の子は生来的に数学が苦手だとか、月経周期のせいで優れたリーダーにはなれないという意見に対しては、批判と、豊富な証拠に根差した反論が向けられる。しかし男の子と男性に関しては、私たちはいまだに、彼らの問題点も短所も、そして長所も、生物学的な結果なのだという考えにしがみついている。女らしさはつくられたものだが、男らしさは生まれつき、というわけだ」(本文より)

 ジャーナリスト且つ等身大の母親が、現

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かつて男の子だった私たちに課せられた責任は小さくない~『ボーイズ 男の子はなぜ「男らしく」育つのか』書評 by 清田隆之さん

かつて男の子だった私たちに課せられた責任は小さくない~『ボーイズ 男の子はなぜ「男らしく」育つのか』書評 by 清田隆之さん

『ボーイズ 男の子はなぜ「男らしく」育つのか』(レイチェル・ギーザ著、冨田直子訳)が、おかげさまで6刷重版出来となりました。お手に取ってくださった読者のみなさまに心より感謝いたします。

 このたびは重版を記念し、恋バナ収集ユニット「桃山商事」での活動で知られ、今年7月に刊行された著書『さよなら、俺たち』も話題の清田隆之さんに書評を寄稿いただきました。
 子どもから大人まで、誰でも気軽に見ることの

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ビジネスにおけるジェンダーギャップのリアルな声を知ってほしい

ビジネスにおけるジェンダーギャップのリアルな声を知ってほしい

こんにちは。XTalent株式会社の松栄です。先日、IVSさんのPRについてジェンダーに関する議論が起こりました。ジェンダー関連セクターで立ち上がったスタートアップの一端として、これを機に少しでも多くの方にこの分野に興味を持って欲しいと思い、今回noteを書きました。

※ IVSさんの件についてはTwitterで「IVS」と検索していただければ、経緯が垣間見られるかと思います。また、先日公開され

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経済効果をもたらす「女性教育」の可能性

経済効果をもたらす「女性教育」の可能性

今回はタイトルの通り、「女性教育」に対する考え方について書いていこうと思います!教育に恵まれない発展途上国の女性の取り巻く環境について気になり、『国際教育協力論集』に寄稿されている黒田一雄先生の文献を参考に書いています。

未だ男尊女卑が根づく日本でもぜひ理解しておきたい話。。ぜひ多くの方に読んでいただけると嬉しいです!

「女性教育」が男性と比べて重要視されていないのはなぜか?女性教育が男性教育

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地方中小企業で男性育休を推進すべき理由について<前編>

地方中小企業で男性育休を推進すべき理由について<前編>

こんばんは。こんばんは。キャリコン社労士の村井真子です。
気が付いたら自己紹介がすごくいいね!していただいていて面はゆい…ありがとうございます。これからも自己承認度高めで働きます!

ところで今、私が力を入れていることの一つに中小企業、特に地方都市で従業員50人~300人規模の会社への男性育児休業のメリットを説明するセミナーの開催があります。
このターゲット設定には理由がありまして、現状、その規模

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いつか、あなたの助けになればいい

いつか、あなたの助けになればいい

「むすこちゃん。そこはね、むすこちゃんの大事なところだから、他の人に見せちゃいけないし、触らせてもダメなのよ」

膝をかがめ、目線を合わせ、わざとらしくしかめっつらをして。
しかし怒ってない、とアピールするために高めで穏やかな声色。
そうしてゆっくりと、4歳の息子に話しかける。

それは、息子がパンツからちょっと飛び出たソレを、更に引き出そうとつまみ上げ、かつ「まま、みてみて!」と嬉しそうに声をか

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