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人と組織をつくる哲学 ―マネジメントと教育の「共通解」―

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マネジメント=管理とは「兵站(生産・物流・調達部門)を通じて限りある資源(ヒト・モノ・カネ・トキ)を把握・分配し、適時適切に適所で活かす」ことである。古来より兵站を軽んじ、人材や… もっと読む
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記事一覧

武藤北斗、働き方アドバイザーはじめました

武藤北斗、働き方アドバイザーはじめました

こんにちは好きな日に働くエビ工場、パプアニューギニア海産代表取締役の武藤北斗です。

自社の働き方をどう改革すればいいのか分からない。そんな相談を数多く受けてきました。しかし5分10分の説明を聞いただけではアドバイスをするのは難しく具体的な話を避けてきました。

しかし見学会や座談会などを行う中で、気持ちはあるのだけれど一歩を踏み出せない方が沢山いることが分かりました。

それならば5分10分では

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#289 できないルールを放置しない

#289 できないルールを放置しない

 こんにちは武藤北斗です。まずは5行で近況。最近会社の近くに足長蜂がよく飛んでいます。ミツバチを養蜂したいなと思っていたのですが同じエリアで共存していくのでしょうか。ちょっと調べてみようと思います。会社のテラスでもっと植物を育てたいなと思っているのですがとにかく西陽が強いし夏の昼間はとんでもなく高温になってしまいます。何か適した植物ありましたら教えてください。

 それでは今週のnoteはじまりま

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思い込みがあると子どもが見えなくなる

キリスト教が支配した中世という時代は、西欧の人々に甚大な影響を与えた。なにせ、目の前の「子ども」が見えなくなるほどだったのだから。
ゲルマン人の大移動が起こり、西ローマ帝国は崩壊した。この大事件は、新約聖書のヨハネ黙示録にあるハルマゲドンを思わせたらしい。

僧侶たちは「悔い改めよ、来たる『神の国』で生まれ変わるために」と説いた。人間は生まれついて罪を背負っており、それを自覚し、悔い改めなければ「

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どんなチームをつくりたいか?

どんなチームをつくりたいか?

こんにちは、嘉瀬遥です。

私はチームビルディングをしているのですが、先日ひとつの質問を投げかけられました。

「どんなチームをつくりたいですか?」

私は、
・成果思考
・義理人情に厚い
・約束の概念が高い
・大爆笑でハードワークしている
・感謝に溢れている

そんなチームをつくりたいと思っています。
これは事実ですし、今後も変わらないことですが、カラーで描けているかというと「はい!」と即答はで

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日本の危機!!「管理職になりたくない人が増加」〜その未来を考える〜

日本の危機!!「管理職になりたくない人が増加」〜その未来を考える〜

72.0%なんの数字だと思いますか?

一般職の人が管理職になりたいくないと思っている割合です。
(調査機関:株式会社識学、「管理職に関する調査」、2023年1月)

この数字を見て何を考えますか?

僕は単純にヤバいなって思いました。これは社会的な問題です。

なぜか?

日本における影響が3つあるからです。

管理職になりたくない人が増加!日本における3つの影響1.リーダーシップ不足

管理職

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ハラスメントに厳しい視線が注がれる時代にこそ、「一緒にいたらいい人」とは?愛情には厳しさがともなう。

ハラスメントに厳しい視線が注がれる時代にこそ、「一緒にいたらいい人」とは?愛情には厳しさがともなう。

みなさんこんにちは!
久保佑輔です。

今日は、どんな人と一緒にいた方がいいか?という話です。

昨今もっぱら、コンプライアンスは当たり前、ハラスメントもかなり細分化されており、色々と気を遣う時代になってますね。
国としても、ハラスメント防止にも力を入れています。

「〇〇ハラ」という言葉はどんどん生み出され続けていて、
「ジタハラ(時短ハラスメント)」
という言葉まであるようです。
業務内容やフ

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リモートワーク、副業など…柔軟な働き方をどのように提供するか?『図解 人的資本経営』

リモートワーク、副業など…柔軟な働き方をどのように提供するか?『図解 人的資本経営』

生産性向上のためにリモートワークは週何日がベストか?

皆さんは、リモートワークをしたことがありますか?

週1回以上リモートワークをしている人の80.3%が「継続的に行いたい」と思っているようです。また米国の調査ですが、「リモートワークができない場合、転職を検討する」人の割合は、何と47%にのぼります。従業員エンゲージメントを高め離職者を防ぐには、リモートワーク導入は避けては通れなくなってきてい

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最高の人材を集めてもスゴイ人達の寄せ集めにすぎず、最高のチームになるわけでない。(むしろクソ弱い人材も受け入れる件について)

最高の人材を集めてもスゴイ人達の寄せ集めにすぎず、最高のチームになるわけでない。(むしろクソ弱い人材も受け入れる件について)

はじめまして、吉村英崇と言います。
ちょいとこの前、帰省した時に大学時代の卒論(2001年)が出てきました。

『新世紀の経営手法』・・・これはクソでかくでましたね。
学生時代のもので内容もショボいのですが、着眼点は今の私と通じるモノが有って面白い。

●優秀な人材がチームにいても、その強みのノウハウは他の者に共有されずらい。
●そこでその強みを共有しやすい構造化すれば、チームの強さは上がるだろう

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#279 誰からの意見か言わない

#279 誰からの意見か言わない

 こんにちは武藤北斗です。今週私は数秒だけバスケットマンになりました。大阪エベッサの応援に行ったのですが、会場の中から3人だけ選ばれるフリースローチャレンジになんと選ばれたのです。日本代表の冨樫選手が出場している試合ということで会場は満員、しかし選ばれた私はバスケ未経験。もちろん外しましたがいい思い出になりました。

 それでは今週のnote始まります。

*投稿日から1週間は無料。その後は有料マ

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#278 チームに最適な人数の見極め方

#278 チームに最適な人数の見極め方

 こんにちは武藤北斗です。火曜に早退させてもらい劇団四季の『バケモノの子』を鑑賞。2階の最前列でゆったり。大人の圧巻のパフォーマンスと子どもたちの可愛らしく一生懸命な姿といいバランスでした。ミュージカルは高校生の時にミス・サイゴンを観てから大好きになりたまに観に行きます。

それでは今週のnote始まります。

*投稿日から1週間は無料。その後は有料マガジン『争わない組織が答えだった』に移行。購読

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学生の心が離れていく行動3つ

学生の心が離れていく行動3つ

こんにちは。わたしは現在アメリカの大学野球部でコーチをしています。

過去にはカナダの大学でもコーチ、日本の高校で野球部の監督をしていました。

学生と接する中でわたしの体験談などを含めて学生と接する上でやってはいけないことを解説します。

1. 学生に対して時間、約束を守らない学生に対しては時間に遅れたり、約束を守ることに対して厳しい一方で、自分に対しては甘い先生、指導者は少なくないです。

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「教える」の多くは幼児的欲求?

面白い体験を伺った。とある女性が初めてテレビゲームをやってみたら、普段からやってる息子が「そこはこうしたほうがいい」「次はこうなるから気をつけて」と教えてくれて、かなりうっとうしかった、と。他方、やったことのない夫は一緒にドキドキしながらうまくいくと驚いてくれて、嬉しかったという。

その経験から、人間には教えたがる本能があるのではないか、という指摘がなされていた。これは大変面白い話だと思う。教え

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子育てが難しくなるのは思い込みのせい?

私は、子どもの成績をよくしようなどといった「結果」に囚われないように気をつけている。結果を気にするようになると、学ぶことが楽しくなくなるからだ。何より大切にしていることは、学ぶことを楽しむこと。学ぶことを楽しめれば、生涯楽しめると私は考えている。

学ぶことを楽しんでいれば、勝手に学ぶことになる。楽しいからついつい続けてしまう。人間は、知らなかったことを知った時、できなかったことができた時、嬉しく

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意欲の根を切る助長より、楽しい環境づくり

「子どもは言わなきゃ動かない」と思うから、ヤイノヤイノと言って子どもを動かそうとしてしまう。しかしこれは「助長」になってしまう。昔、ある農家が、隣の畑のほうが苗の伸びがよいことを気に入らず、苗一本一本を引っ張って上に伸びるのを助けようとした。しかし翌日にはみんな枯れてしまった。

上に引っ張って根を切ってしまったからだ。子どものやることにいちいち口出しし、命令で動かそうとすると、この「助長」と同じ

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