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「働かざるもの食うべからず」を考える
SNSのXでこんなポストがあった。
労働は、今日において最もホットな問題の一つだ。みんな、労働のことで悩んでいる。ちゃんと就職できるだろうか、正規職員に無事昇格するだろうか、そもそもこの仕事に意味はあるのだろうか、人を救う体でそれより多くの人を傷つけていないだろうか、AIに奪われない仕事とは何だろうか、なぜ自分より働いていないアイツが高給取りなのだろうか。
現代人は働きすぎだとよく言われる。「
AI時代、人間力で勝負?
しかし、謎の人間力なるものをシコシコ換金させられている時点で負けが込んでいる。ではベーシックインカムはというと、それでますます人間は暇と退屈を持て余してしまう。幸福でいることが難しい時代になりそうだ。
エッセンシャルワークは本当に「エッセンシャル」か?
という場合によっては不謹慎ともいえる問いを、改めて検討してみる。
昨今、そこかしこで「社会を支えている、彼らなしでは社会が立ちゆかないエッセンシャルワーカーたちの賃金があまりに低い」という声を耳にする。
「賃金があまりに低い」という感慨には、その逆の「本当は要らない仕事なのに、そういう仕事に限って謎に高収入である」という事態が暗に念頭に置かれている。そういうのは今日「ブルシット・ジョブ」(クソ