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「本」と「経験」からの学び

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読んだ本や経験から学んだことを、自分の振り返りも兼ねて綴ってます。
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多様性はややこしくて楽じゃないけどー 「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」を読んで

多様性はややこしくて楽じゃないけどー 「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」を読んで

楽ばかりしてると無知になる仕事の関係もあり、「多様性」ということについて考える機会が多い。

そんな中、最近読んだ、
「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」という本に書いてあった冒頭の言葉にガツンと心を打たれました。

「多様性」は楽じゃないこの本は、イギリスで暮らす著書のブレイディみかこさんが、人種も貧富の差もごちゃまぜの中学校に通う息子に起こる様々な出来事を書き綴った物語です。

「多

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批判をエネルギーに変える力

批判をエネルギーに変える力

「私は絶対無理だと言われると、それが原動力になって、むしろ絶対やってやるという気持ちになる」

これは先日ある自治体の市長さんとお話した時に、その方が言っていた言葉だ。

その市長さんは、教育分野を含め、様々な改革を強い気持ちで行ってきた。

その力の源が、「そんなことできっこない」という周りからの批判や、変化を嫌う方々の反対の声だったそうだ。

きっと、批判をされることで、「じゃあどうやったらで

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「東京オリンピック」が教えてくれた深夜のスポーツ中継の価値

オリンピックって、真夜中の生中継見たい欲ないです?

編集者の竹村俊助さんが、先日Twitterでこうつぶやいていたのをみて、なんだかものすごく、

「めっちゃわかるそれ!」

という気持ちになりました。

皆さんも、この竹村さんの言葉に共感する部分ありませんか?

「東京オリンピック」だからこそ感じたことついこの前まで開催されていた、「東京オリンピック」。
仕事から帰ってテレビをつけると、毎日の

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「やさしさい気持ち。」を補充できる雑誌

「やさしさい気持ち。」を補充できる雑誌

雑誌「BRUTUS」の最新号に、
「やさしい気持ち。」というテーマで特集が組まれてました。

これを読んで、やさしさの形や伝え方って、ホントに色々あるよなってことを改めて思ったんです。

「大丈夫?」とか「頑張ってね」って声をかけるのも、もちろん優しさだけど、それだけが全てじゃないんですよね。

思えば僕の心に残っている、友達からかけられたやさしい言葉の一つも、ちょっと変わっています。

「バンジ

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「恥ずかしい」のは挑戦している証拠

「恥ずかしい」のは挑戦している証拠

「恥」は挑戦している証拠「恥ずかしい」

避けられるなら、なるべく避けたい感情ですよね。

僕もよく仕事で失敗をした時は「恥ずかしい」と感じて、ネガティヴになってしまうことがあります。

でも、この「恥ずかしい」という感情、実は何かに挑戦している証拠みたいなんです。

恥ずかしいのはチャレンジできている証拠だ

「いくつになっても恥をかける人になる」という本に書いてあったこの言葉から、「恥」という

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「出張先での朝散歩」のすすめ

「出張先での朝散歩」のすすめ

出張先で朝散歩するメリット①仕事に向けて頭を整理できる
②出張先で接する人への意識が変わる
③ワクワクして仕事が嫌じゃなくなる

昨日今日と、ある自治体の教育現場を視察するために、およそ1年ぶりに1泊2日の出張に行ってきました。

僕は宿泊で出張に行く時、必ず集合時間の前にあることをしています。

それは、早起きして宿の周りを散歩すること。

今日も、7時20分集合だったので、5時45分に起きてシ

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ネガティブ・ケイパビリティ〜「答えをすぐに出せない」ことも立派な能力だ

ネガティブ・ケイパビリティ〜「答えをすぐに出せない」ことも立派な能力だ

ネガティヴ・ケイパビリティ皆さんは、今注目されている「ネガティヴ・ケイパビリティ」という言葉を知っていますか?

これは、次のような能力をさす言葉らしいです。

なんだか難しく感じますが、簡単にいうと、

「答えを決められない」というモヤモヤした状態に耐える力のことみたいです。

この言葉をはじめて聞いた時、「答えをすぐに出せない」ことも能力って呼んでいいんだなと、かなり衝撃を受けました。

答え

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「プレミアリーグ現地観戦」で小さな女の子から感じたサッカーへの熱と愛

「プレミアリーグ現地観戦」で小さな女の子から感じたサッカーへの熱と愛

イギリスのサッカー熱がすごいイギリスでは今、現地で開催されている「EURO2020」というサッカーの大会により、コロナの感染が拡大しています。

6万人以上もお客さんをいれていますが、ほとんどの人がノーマスク。

そんな映像がニュースで流れると、なぜそんなリスクをおかしてまで試合を観るんだろうと思うかもしれません。

しかし、以前イギリスで試合を観戦した時に、4歳くらいの小さな女の子のあまりの熱狂

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ジョブズやオバマ元大統領はなぜいつも同じ格好をしていたのか?

ジョブズやオバマ元大統領はなぜいつも同じ格好をしていたのか?

人は1日に3万5千回決断しているケンブリッジ大学の研究によると、人は1日に3万5千回も何かを決断しているらしいです。

今日1日を振り返っても、「そんなに決断してたっけな?」とあまりピンとこないですよね。

ただ、今日はご飯何食べようかなとか、どこに行こうかな、などの大きな決断だけでなく、そのためにどう体を動かすか、どう立ち上がるかなどの「無意識の決断」も含めると、それだけの数になるそうです。

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「心のiPod」にはポジティブな曲を貯めておこう

「心のiPod」にはポジティブな曲を貯めておこう

パフォーマンスを高める心の仕組み「心のiPod」がパフォーマンスを左右する

中学生のころ、サッカーに活かすために読んだ「ホイッスル!勝利学」という本。

この本に書いてあった「心のiPod」という考え方が、今でもずっと僕の頭の中に残っています。

(ちなみに「ホイッスル!」はめちゃくちゃ面白いサッカーマンガです!)

この本では、サッカーや日常生活で良いパフォーマンスを出すための考え方や心の仕組

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リモートでできることが増えるほど、直接体験する価値は高まっているのかも

リモートでできることが増えるほど、直接体験する価値は高まっているのかも

便利な世の中だから、逆に会いたくなる人に会わなくても
生きていけるような便利な
世の中だから、
逆に人は、
人に会いたくなるんだね。
【イムズ】ポスター2005年

「毎日読みたい365日の広告コピー」という本にあったこのステキな言葉。

2005年のポスターなのに、まるで今のコロナの未来を予言していたかのようなキャッチコピーですよね。

コロナの前には全然進まなかったのに、テレワークもどんどん増

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小さな気づきだって立派な「アイデア」だ

小さな気づきだって立派な「アイデア」だ

自分への基準が高いとアイデアが出ないnoteを書き続けてると、中々何を書いたらよいか良いアイデアが出ない時ってありますよね。というか、僕はそんな時ばかりなのですが。。

「アイデア」が中々でないのはなんでなんだろうと考えていたら、
「いくつになっても恥をかける人になる」
という本にあった考え方に、とても納得させらました。

この本では、「全然アイデアが出ないんです」という人は才能やセンスがないわけ

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「消費活動は社会貢献活動である」

「消費活動は社会貢献活動である」

最近読んだ「投資家が『お金』よりも大切にしていること」という本にそんな言葉が書かれていました。

例えば、コンビニで150円で買ったペットボトルのジュース。

その買い物で払ったお金は、コンビニの売上になるだけではなく、ジュースを作ったメーカー、商品を運ぶ業者、パッケージを作ったデザイナーやそれを印刷した会社など、あげればきりがないほど多くのところに分配されます

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4歳の男の子が教えてくれた「ママのお腹の中」にいた頃の話

4歳の男の子が教えてくれた「ママのお腹の中」にいた頃の話

「ここはママのお腹の中みたいだ」以前、職場で4歳の男の子と隠れんぼをしていた時のこと。(よく職員のお子さんが遊びにくるんです!)

電気の消えたうす暗い部屋のデスクの下に、その子が隠れていたので、「見〜つけた!」と声をかけた。

すると、その子はニッコリと笑ってこちらを見上げ、ボソッとこうつぶやいた。

「ここはお腹の中みたいだね」

そだね〜、とか言ってさらりと聞き流しそうになったんだけど、あれ

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