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Pay money To my Pain“SUNRISE TO SUNSET”鑑賞記録②人と人の繋がりの美しい在り方とそれを具現化したバンド物語~未視聴の方へお伝えしたいこと~
2023年11月17日にPay money To my Painの活動を映画化した“SUNRISE TO SUNSET”が公開されて以降、30年生きた人生の中でも最大限に感情が揺さぶられる日々を過ごしていて、その感覚を言語化しアーカイブしておきたいと描き始めた鑑賞記録。初回となる前回は、公開初日に見に行った際の公開直前までを綴った。
まだ映画本編のことは一言も触れてない。そんな前置き段階にも関わ
Pay money To my Pain“SUNRISE TO SUNSET”鑑賞記録①世界一リスナーの人生に寄り添ったバンド~初鑑賞直前までの過程~
1.前置きと記述の順序自分の人生に大きく影響を与えてくれた、最も敬愛するバンド・Pay money To my Pain(以下、PTPと略称)の活動を収めた映像作品“SUNRISE TO SUNSET”が、2023年11月17日・新宿バルト9をはじめとする全国主要都市で映画館で放映という形で始まった。
これを綴っている11月28日現在は公開から10日以上が経過している。この10日間、明らかに従来
2022.12.25.Radio Crazy②くるり
12月25日に参加したRadio Crazyの振り返り、くるり編。到着後FM802弾き語り部、Lステージのスガシカオのライブを目撃した後、フェス飯で腹拵えしたのちRステージへ。
(FM802弾き語り部・スガシカオ・THE BACK HORNのライブ感想は前回の記事にて)
今年30歳となった自分にとって、くるりは自分たちの青春時代を彩ったバンドの代表格であり、京都出身の代表格ということもあり、周
633という概念:ただ音楽を鳴らすことの幸福を示したオトナたちによる最高の悪ふざけ
昨年の暮れ、とある新人バンドが突如メジャーデビューして初ライブにしてZepp Tourを行ったことをご存知だろうか?その名を633, 大瓶ビールの内容量から名付けられたそのバンドの正体は不明、プロフィールには音楽をこよなく愛するソーセージの化身とだけ説明がある…しかしその曲を聴けば、どこかで聴いたことあるサウンド・どこかで聴いたことあるあの声と馴染みのあるメロディ….
というわけで、2022年末
どれだけ追い詰められても構わない 怖くはない
思い立って残り15分で走り書き(ある程度書いてとりあえず公開したけど元旦に加筆。笑)。2022年、端的に表すなら“挑戦の先の確立・諦念の先の本懐”だった。今年の、その都度のタイミングの自分を象徴した曲たちと共にざっくり流れを振り返る。
ついに30代に突入した今年。とにかくまず、20代の間に遂げることのできなかった、本気のオリジナルバンド活動をついに始めることができたことに尽きる。今となってはどう
2022.12.25. Radio Crazy①簡易総括(FM802弾き語り部・スガシカオ・THE BACK HORN)
振り返ってみれば凄まじい振れ幅、良く言えば個人的には刺激たっぷりな1年を過ごすことができた2022年。自分も長年の念願であるオリジナルバンド活動を激動の末に充実の形で開始することが出来た今、あらためて見る側としてのライブは毎度これまで以上の刺激がある。
高ぶった感性ゆえに凄まじい解像度で得た刺激がまた自分の血肉となって染み込んでいく。そうして素晴らしい毎度ライブばかり見ることができた今年の締め括
“いつかはきっと あの向こうへと 精一杯息をして” -2022.7.23. GRAPEVINE at 福岡DRUM LOGOS-
GRAPEVINEが今年7月より行っているツアー“IN A LIFETIME presents another sky”。メジャーデビュー25周年、そしてアルバムリリースから20周年を踏まえて5枚目のアルバム“another sky”をフィーチャーし、アルバム全体を再現するライブを展開している。
自分は7月23日の福岡DRUM LOGOS公演に参加したが、その内容の素晴らしさに交えて当日の自分の
“誰のために生きる?誰のために生きるのだろう?” -2022.6.23. DIR EN GREY at Zepp Fukuoka-
今年6月15日、DIR EN GREYが3年9ヶ月ぶりのニューアルバム“PHALARIS”をリリースし、その前後を跨いで全国ツアー“TOUR 22 PHALARIS -Vol.1-”を開催した。
自分は6/23のZepp Fukuoka公演に参加したが、14年に及ぶDIR EN GREYのファン人生において最高を更新する内容のライブであったことを記したい。
あの場に居合わせた他のオーディエンス
痛みに塗れた歩みの果て その痕跡が 自らを明日へ繋ぐ誇りを胸に抱いて
先日5/21日にファーストライブを終え、正式な始動となったばかりのVon-fireですが、明日はもう2回目のライブです。会場は大阪城野外音楽堂、そう普段はメジャー規模のミュージシャンばかりが活用する、最大約3000人収容規模の大阪府を代表する野外会場です(東京の日比谷野音と並ぶ、日本で最も著名な野外会場と言えるでしょう)。
今回Von-fireはウルウェスというイベント出演者のうちの1組として出
Von-fire has ignited.
どうも、はじめまして、久しぶりの方はご無沙汰しております。この度福岡県を拠点にVon-fireという音楽プロジェクトを始めました、Mitzkiです。
Mitzki個人の自己紹介などはまたの機会として、ひとまずVon-fireが始まったということに関してひとつ今のうちにお話して、それを最初の挨拶としたいと思いこの文章を書いております。
・Von-fireって何?まずVon-fireという名前は、
If you fall, I will catch you, I'll be waiting time after time.
別れが苦手だ。いや、別れが苦手じゃない人なんていないと思う。けれど敢えてそう書くぐらい、殊更自分は別れというものに人一倍傷つきやすい人間なのではないかと自覚している。逆を言えば、それほど一人一人との人間関係に執着や縁、そして情を強く抱いてしまうからだと思う。
ある程度ドライに生きることを覚え、昔に比べると器用になったはずだけど、やっぱり真摯に人に向き合うということへの夢、そしてその苦しさを意識さ
限りない時間なんて早く過ぎればいいって そう願って いつも願って 急いでいたんだ
夏が終わりますね。自分の定義では夏=8月末まで、なので、9月に入った時点でもう終わりで、いくら暑くても残暑と捉えてます。自分は夏特有のエモーションが好きで、もっとその辺り夏の間に綴りたかったけど出来なかったので、せめて夏の終わりの感覚を少し記したい。
今回振り返るのは自分の第2の故郷と言ってもいい神戸という街のこと。母方の祖父祖母が暮らし、毎年夏休みを過ごし、後に祖父が亡くなり祖母を俺の実家で引
素敵な言葉を抱きしめて眠る 僕はいつもそれに憧れ
ツイッターにはとりあえず添い寝フレンドの話と書いたけども、しっかり振り返ってみれば恋愛体験談になるかな。これは少し生々しくて、自分が思い出す時少し胸が痛むと同時に、心を捉えて離さない20歳の時の話。ほんの数ヶ月の関わりに終わった女の子との繋がりの、エモーショナルな記憶。
8年も経つと人なんて別人みたいに変わる、と自分を振り返って感じる。でもその度に同時にこの記憶を思い出す。この時の自分を思い出せ
私的音楽リスナー遍歴No2.-小学生後半- (歌における言葉の強さを知る)
自分の音楽リスナー遍歴を振り返るシリーズ第二回、初回の記事はこちら。小学生後半になって感情というものに自覚的になったり、死生観というものが芽生えたりしてきた中で、聴く音楽も歌詞の内容だったりに注目し始めた記憶がある。相変わらずポップスの範囲の中やけど、音楽の“聴き方”が変化し始めた時期。
・ポップスの中でもバンドの音楽を聴くようになる(当時使っていたMDプレーヤー...多分これ...懐かしい..
私的音楽リスナー遍歴No1.-幼少期~小学生前編-(メランコリー嗜好の目覚め)
兎にも角にも音楽好きなことは自他共に認められるところである自分やけど、最初の記事で書いた自己紹介を更に細かく掘り下げていくといく目的も含め、自分の音楽リスナーとしての人生を振り返っていくことにする◎
平成4年生まれの現在28歳、大きく成し遂げた何かなんてあらへんけど、聴いてきた音楽たちがそのまま自分の人生を表し肯定してくれていると感じてる。Nine Inch Nailsのトレントレズナーが「音楽