記事一覧
今日、3月5日はニコラウス・アーノンクール (1926-2016) の命日―。
彼の最後の録音となった「ベートーヴェン/ミサ・ソレムニス」のアルバムを取り上げたブログ記事で偲びたいと思います―。
https://ameblo.jp/symmetria59-95/entry-12809113922.html
今日2月20日は武満徹 (1930-96) の命日
以前アメブロに投稿した追悼盤の記事で偲ぶ―。指揮は盟友の小澤征爾。今頃、2人で語り合っていることだろう。
https://ameblo.jp/symmetria59-95/entry-12776911036.html
アメブロ投稿しました
よろしければご覧ください―。
「ピーター・ゼルキン&小澤征爾によるベートーヴェン&シェーンベルク/ピアノ協奏曲」
https://ameblo.jp/symmetria59-95/entry-12840458760.html
今日5月20日はクララ・シューマンの命日
クララ・ヨゼフィーネ・シューマン(Clara Josephine Wieck-Schumann, 1819/09/13 - 1896/05/20)
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第4番~第3楽章カデンツァ。
モーツァルト/ピアノ協奏曲第20番~第3楽章カデンツァ。いずれもクララ作で彼女がコンサートで演奏。
71歳のクララは1891年3月12日にフランクフルトで最後の公のコンサートを行った。彼女
映画「クララ・シューマン 愛の協奏曲」(2008)
原題「Geliebte Clara」。ブラームス家の末裔であるヘルマ・サンダース=ブラームスが監督・脚本を手がけ、ロベルト&クララ・シューマンとヨハネス・ブラームスとの関係に迫る (伝記) 映画。2008年ドイツ上映。カンヌ映画祭や日本では翌年上映された。以前にDVDをレンタルして視聴したことがあったが、この度はYouTubeで全編観ることができた―。
邦画タイトルからすればクララが主人公のよう
街とその不確かな壁/村上春樹
✳️本記事は2023年10月に投稿したアメブロに基づいています
2023年の春に発表された村上春樹の新作。珍しくあとがきが付されているが、それによるとオリジナルは1980年にまで遡り、作者にとっては「喉に刺さった魚の小骨」のような存在だったそうだが、ここに来てようやく明確な形を得て僕たちの前に現れてくれた―まさにWork in progress。図書館での貸出も既に20人以上の予約が入っており、
ラドゥ・ルプーは語らない。―沈黙のピアニストをたどる20の素描/板垣千佳子(編)
✳️本記事は2022年3月に投稿したアメブロに基づいています
2019年6月に惜しまれて引退し、2022年4月に天に召されたピアニスト、ラドゥ・ルプー。インタビューを一切受けない彼が心許した日本人マネージャー、板垣千佳子氏の一声で出版できた1冊。「何か語れるとしたら、音楽を通してだけだ」という帯封の言葉通り(タイトル通り)、ルプーは一切語らず、彼と親しかった音楽家や周辺の人々、そして(最初の)ル
不機嫌な姫とブルックナー団/高原英理
「ブルックナー生誕200年」を意識して読んだ1冊。
以前から綺麗な表紙と面白いタイトルが気にはなっていた。ページ最後に載せられているブルックナーに関する大量の資料が劇中劇のような小説パートで存分に生かされていて、中には初めて知るエピソードもあり(フィクションの可能性ありだが)とても興味深く読み終えることができた―。
著者の高原英理氏は初めて知った作家で、作品を読むのも初めてである。主に評論を中心
評論について僕が語ること
✳️本記事は2021年11月に投稿したアメブロを大幅に改訂したものとなります
僕自身は評論家でないばかりではなく、目指してさえいないのだが、執筆中に頭の片隅で常に思考し続けているのは「評論」そのものの必要性である。
ブログでもツイッターでも「評論」までいかないが、感想や意見が(時に忌憚なく)語られることがある。人は表現する生き物だから、音楽を聞いて湧き上がってきた感情や感想を自分の中にそのまま
「音楽と生命」 坂本龍一×福岡伸一
音楽家/坂本龍一と、教授が20年来親交のある生物学者/福岡伸一との対談集。「世界のひずみに目を向け、新たな思想を求めて行った対話の記録」「あと戻りできない時間、私たちの生を輝かせるには―」帯に刻まれたこれらの言葉が、この貴重な対談のベクトルを示しているといえよう。
本書は2023年3月、坂本龍一氏が亡くなった翌日に第1刷が発行され、約1ヵ月後に第2刷が追悼の意を込めて再販された―そして先日3月2
日曜劇場「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」最終楽章を終えて
2024年1月14日からTBSで放送された日曜劇場「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」が全10楽章を終え、幕を閉じた。僕はリアタイではなく、TVerで全楽章を観ることができた。
当初は某ドラマの二番煎じだとか、アンチな意見が目立っていたが、楽章が進むにつれ、感銘度が上回った印象。 所々涙を誘う場面もあり、ユーモアで笑わせてくれるところもあり (この要素が一番多かったかな) 、とても
モダンかピリオドか―演奏の多様性についての考察
✳️この記事は2021年5月にアメブロにて投稿した記事の再編集版です
実は、このテーマは既に古いものになっている―過去数十年にわたり、音楽家たちが取り組んできたことだからだ。そして今はもはや「二元論」ですらなくなってきていて、「融合」が随分なされてきた。もう少しすれば、問題ですらなくなることだろう。僕には喜ばしいことに思える。
「モダン楽器」による演奏は「普通」のことだった。高性能で耐久性があ
東北農民管弦楽団 第8回定期演奏会 浪岡公演 (2024/02/25)
2013年に設立、冬の農閑期に東北を中心に活動する『東北農民管弦楽団』の第8回定期演奏会―。
『おれたちはみな農民である/ずゐぶん忙しく仕事もつらい/芸術をもてあの灰色の労働を燃せ』という宮沢賢治/「農民芸術概論」に共感した農家関連の方々で結成されたオーケストラ。その存在だけでもユニークだが、曲目も舞踏を伴う「シャコンヌ」や委嘱作品の初演、そしてドヴォルザークの8番と田舎臭さを隠さない (隠す必要
今日2月20日は武満徹 (1930-96) の命日
以前アメブロに投稿した追悼盤の記事で偲ぶ―。指揮は盟友の小澤征爾。今頃、2人で語り合っていることだろう。
https://ameblo.jp/symmetria59-95/entry-12776911036.html