酒井勇介/理学療法士トレーナー

■理学療法士■NSCA-CSCS■代々木公園CLIFF GYMトレーナー■医療機関・ジ…

酒井勇介/理学療法士トレーナー

■理学療法士■NSCA-CSCS■代々木公園CLIFF GYMトレーナー■医療機関・ジムで累計15,000人以上指導■「パーソナルトレーナー一年目の強化書」連載中

記事一覧

部位別ウエイトトレーニング種目まとめ【胸編】

部位別の代表的なウエイトトレーニング種目を紹介していきます。 【ベンチプレス】 トレーニング部位:大胸筋、三角筋前部、上腕三頭筋、広背筋 概要:上半身を総合的に…

あなたのぽっこりお腹の正体は?

ぽっこり出てしまったお腹や、ズボンに収まり切らないウエスト。。。 こうしたお腹周りの脂肪に悩まされている人は少なくないでしょう。 そんなぽっこりお腹の正体は、「…

腰痛の基礎知識

こんにちは!
今回は多くの人が一度は悩まされたことがある腰痛についてお話しします。 
腰痛といっても原因は多岐に渡ります。 
腰痛は、大まかに分けると
特異的腰痛…

弾発股について

先日のお客様で、 立つ時に必ず、股関節がポキポキいう、 というお話がありました。 痛みはなく、日常生活にも支障がないということでしたが、原因が気になったので調べて…

ダイエット・ボディメイクを始める前に決めておくこと

こんにちは! ボディコンディショニングコーチのさかすけです。 本日は、これからダイエットやボディメイクを始める前に、必ず決めておくべきことについてお話しします。…

ストレッチは何秒やるのがいいのか?

こんにちは! フィジカルトレーナーの酒井です。 現在私はフィットネスジムでパーソナルトレーナーとして勤務しています。 先日、フィットネスジムの従業員の方から、以…

ダイエットの基本

近年「〇〇ダイエット」という様々な名称のものが提唱され、流行っては廃れていき、また新しいダイエット方法が注目される。。 そんな印象があります。 なぜ流行のダイエ…

筋肉が痛みや関節可動域制限の要因となるメカニズム

今回は、赤羽根良一先生の、「痛みの理学療法シリーズ 足部・足関節痛のリハビリテーション」の内容を一部抜粋し紹介させていただきます。 関節可動域制限にはそれぞれ制…

これだけやっておけばいい!PT国家試験対策

私は2018年の理学療法士国家試験に合格し、現在は理学療法士(PT)として勤務しています。 元々は営業の会社で働くサラリーマンでしたが、6年前に一念発起し退職。理学療…

超回復とは何か

筋力トレーニングで筋肉が強化されるメカニズム、「超回復」超回復。まるで漫画の技のような、とてもカッコいい言葉ですが、いまいちどういうことか分かっていないという方…

筋力トレーニングの原則

いわゆる筋トレには根拠に基づいた原理原則があります。これを守らなくてはどれだけがむしゃらに頑張っても成果が出づらいので、しっかりと原理原則に従ってトレーニングを…

エンドフィールをどう診るか

関節可動域制限の制限因子を特定するエンドフィール(endfeel:最終域感)を評価する事で、臨床推論に役立てていきましょう! 参考文献:市橋則明(2014)「運動療法学 …

★関節可動域制限因子の種類★

運動療法を実施するにあたって、関節可動域制限の原因を理解することは非常に重要だと思います!可動域制限因子によって、それに対するアプローチも変わってくるので、1つ…

大腿直筋の機能解剖学

★大腿直筋の解剖学的特徴★ 【起始】下前腸骨棘・寛骨臼の上縁及び股関節包 【停止】共同腱(大腿四頭筋腱)へ移行後、膝蓋骨を介して脛骨粗面 【支配神経】大腿神経(…

部位別ウエイトトレーニング種目まとめ【胸編】

部位別ウエイトトレーニング種目まとめ【胸編】

部位別の代表的なウエイトトレーニング種目を紹介していきます。

【ベンチプレス】

トレーニング部位:大胸筋、三角筋前部、上腕三頭筋、広背筋

概要:上半身を総合的に鍛えることのできる種目です。ウエイトトレーニングのBIG3(ベンチプレス、スクワット、デッドリフト)の一つです。

開始時姿勢

バーベルに適当な重さのプレートをつける。

ベンチに仰向けになり、肩幅よりプラス10cmくらいの手幅でバ

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あなたのぽっこりお腹の正体は?

あなたのぽっこりお腹の正体は?

ぽっこり出てしまったお腹や、ズボンに収まり切らないウエスト。。。

こうしたお腹周りの脂肪に悩まされている人は少なくないでしょう。

そんなぽっこりお腹の正体は、「内臓脂肪」と呼ばれる脂肪の蓄積です。今回は、この内臓脂肪とは何か、お話ししていきます。

内臓脂肪とは内臓脂肪とはその名の通り、内臓の周り、腸などの消化管を固定している膜にたまる脂肪のことです。

内臓に脂肪が溜まりすぎた状態を「内臓脂

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腰痛の基礎知識

こんにちは!
今回は多くの人が一度は悩まされたことがある腰痛についてお話しします。

腰痛といっても原因は多岐に渡ります。

腰痛は、大まかに分けると
特異的腰痛と非特異的腰痛
に分けられます。

特異的腰痛とは、
画像診断や血液検査などで痛みの原因が特定できるものをいいます。

逆に、非特異的腰痛とは、
画像診断などで原因がはっきりしないものをといいます。

今回は上記の二つの分類のうち、特異的

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弾発股について

弾発股について

先日のお客様で、
立つ時に必ず、股関節がポキポキいう、
というお話がありました。

痛みはなく、日常生活にも支障がないということでしたが、原因が気になったので調べてみました。

「股関節 ポキポキなる」
と検索すると、
多く出てきたワードは
「弾発股(だんぱつこ)」。

以下、弾発股についての説明です。

どうやら、股関節の前外側についている大腿筋膜張筋や腸脛靭帯が使い過ぎなどで伸張性・柔軟性が低

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ダイエット・ボディメイクを始める前に決めておくこと

ダイエット・ボディメイクを始める前に決めておくこと

こんにちは!

ボディコンディショニングコーチのさかすけです。

本日は、これからダイエットやボディメイクを始める前に、必ず決めておくべきことについてお話しします。

結論からいうと、まず、必ず決めておくべきことは以下の1つです。

・何の為にダイエット・ボディメイクを始めるのか?

これがはっきりしていないと絶対に続きません。

要は目的を決めるということです。

漠然と、「痩せたいな〜」と考え

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ストレッチは何秒やるのがいいのか?

こんにちは!

フィジカルトレーナーの酒井です。

現在私はフィットネスジムでパーソナルトレーナーとして勤務しています。

先日、フィットネスジムの従業員の方から、以下のような質問をいただきました。

「ストレッチは何秒やるのがいいのでしょうか?」

「ストレッチは何セットやればいいのでしょうか?やればやるほどいいのでしょうか?」

このような質問でした。

私の返答としては、

・間接可動域の改

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ダイエットの基本

ダイエットの基本

近年「〇〇ダイエット」という様々な名称のものが提唱され、流行っては廃れていき、また新しいダイエット方法が注目される。。

そんな印象があります。

なぜ流行のダイエット方法は廃れてしまうのでしょうか?

それはおそらく、多くの人が「飽きてしまう」「長続きしない」からだと思います。

「〇〇ダイエット」で一時的に痩せても、辞めてリバウンドしてしまっては意味がないですよね。

そこで今回は、ダイエット

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筋肉が痛みや関節可動域制限の要因となるメカニズム

筋肉が痛みや関節可動域制限の要因となるメカニズム

今回は、赤羽根良一先生の、「痛みの理学療法シリーズ 足部・足関節痛のリハビリテーション」の内容を一部抜粋し紹介させていただきます。

関節可動域制限にはそれぞれ制限因子があり、どんな制限因子かによって、実施する治療も異なってきます。

筋の圧痛所見、硬さ、疼痛の種類をみることで、関節可動域の制限因子の鑑別を正確に行いましょう。

引用文献:赤羽根良一(2020)「痛みの理学療法シリーズ 足部・足関

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これだけやっておけばいい!PT国家試験対策

これだけやっておけばいい!PT国家試験対策

私は2018年の理学療法士国家試験に合格し、現在は理学療法士(PT)として勤務しています。

元々は営業の会社で働くサラリーマンでしたが、6年前に一念発起し退職。理学療法士を養成する専門学校に入学しました。

理系の勉強は無縁の人生を送っていた私でしたが、専門学校に入って4年間、何とか勉強を続け、30代にして理学療法士になる事ができました。

決して勉強は得意ではありませんでしたが、国家試験に合格

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超回復とは何か

超回復とは何か

筋力トレーニングで筋肉が強化されるメカニズム、「超回復」超回復。まるで漫画の技のような、とてもカッコいい言葉ですが、いまいちどういうことか分かっていないという方も多いのではないでしょうか?

この超回復のメカニズムを理解することで、より効率よく筋力トレーニングを進めていく事ができると思います。

という事で、今回は、超回復についての解説です。

参考文献:

横浜市スポーツ医科学センター(2015

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筋力トレーニングの原則

筋力トレーニングの原則

いわゆる筋トレには根拠に基づいた原理原則があります。これを守らなくてはどれだけがむしゃらに頑張っても成果が出づらいので、しっかりと原理原則に従ってトレーニングを進めていきましょう!

参考文献:

市橋則明(2014)「運動療法学障害別アプローチの理論と実際第2版」文光堂

横浜市スポーツ医科学センター(2015)「新版図解スポーツトレーニングの基礎理論」西東社

1)過負荷の原則過負荷の原則とは

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エンドフィールをどう診るか

エンドフィールをどう診るか

関節可動域制限の制限因子を特定するエンドフィール(endfeel:最終域感)を評価する事で、臨床推論に役立てていきましょう!

参考文献:市橋則明(2014)「運動療法学 障害別アプローチの理論と実際 第2版」文光堂

エンドフィール(endofeel)とは関節可動域運動における他動運動での最終域でセラピストが感じる抵抗感をエンドフィールと呼びます。

1)骨性 硬く、弾力のない最終域感。痛みはな

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★関節可動域制限因子の種類★

★関節可動域制限因子の種類★

運動療法を実施するにあたって、関節可動域制限の原因を理解することは非常に重要だと思います!可動域制限因子によって、それに対するアプローチも変わってくるので、1つ1つの制限因子、エンドフィールを確認していきましょう!

①痛み

手術直後や有痛性の疾患などの痛みにより関節可動域が制限されます。無抵抗性のエンドフィールであり、患者の痛みの訴えによりそれ以上他動可動域を増すことができない場合は痛みが制限

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大腿直筋の機能解剖学

大腿直筋の機能解剖学

★大腿直筋の解剖学的特徴★

【起始】下前腸骨棘・寛骨臼の上縁及び股関節包

【停止】共同腱(大腿四頭筋腱)へ移行後、膝蓋骨を介して脛骨粗面

【支配神経】大腿神経(L2〜L4)

・大腿四頭筋の中で唯一の二関節筋

・大腿直筋の浅層の線維は羽状構造をしており、速く力強い筋収縮に有利な形態をしている

・大腿四頭筋腱の近位は大腿直筋と中間広筋との間に滑り込むように侵入し、両筋に挟まれる形で結合して

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