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トラウマのふりした自我に気づいてしまった
地震が起こった時に、心臓がどくどくとして、泣きたい気持ちになる。症状が起こり始めたのは、東日本大地震を経験してから2年が経ち、私が上京してからのことだった。
大震災が起こってすぐの頃は、余震が起こっても、周囲が驚くほどに冷静だった。電車に1時間弱閉じ込められた時も、ただ本を読んで時間をつぶしていた。家族への連絡を忘れており、心配した母から後で注意された。友人は余震が怖くてひとりで留守番ができなく
わたしのための短歌という宝物
たったの31文字。それでも、そこにどんな文字を並べるかでそれは誰かにとって一生の宝物になり得たりする。
木下龍也さんの「あなたのための短歌」を購入した。夜更かししていたらたまたま販売開始のツイートを見かけ、それでも決して安くはない値段に購入を迷っていたところ、「残り1点」という表示が出てきてえいっと勢いで購入してしまった。エピソードを送るとそれについて詠んでくれるというので、何について詠んでもら