ゆとり

1997年生まれ。映画/本(特に海外文学)/ラジオなど。 日々のこともたまに書くつもり…

ゆとり

1997年生まれ。映画/本(特に海外文学)/ラジオなど。 日々のこともたまに書くつもりです。細かい運用方針は手探りで決めていきます。

記事一覧

怠けものの衣替え

近況をお伝えするとすれば、最近身の回りのことを怠けている。いつもと変わり映えがしない部屋、という意味でもある。 かろうじて毎日クイックルワイパーはかけているが日…

ゆとり
13時間前
1

少し前に読んだ──ジュンパ・ラヒリと大江健三郎、そして楳図かずお

雑事やイベントの準備をしては惰眠を貪る間にどんどん時は過ぎ、街のモッコウバラはしなび始めた。いまは夏バラの盛り。ツツジやサツキもたくさん咲いて5月っぽい感じにな…

ゆとり
8日前
3

モッコウバラの季節

ヤマザクラが散ってしまい、八重桜が咲いているが、今年のわたしは八重桜よりモッコウバラに注目している。 モッコウバラは満開の一歩手前─生垣に少しちんまり咲いている…

ゆとり
3週間前
3

優先席とヘルプマーク ヘルプマーク編

悲しいことがあって落ち込んだりバタバタしてたら、約束の日を2日も過ぎてしまった。 見積もりが甘くてすみません! へたに約束なんてするもんじゃないな!! 実は優先席…

ゆとり
1か月前
2

優先席とヘルプマーク 優先席編

病気の影響で立っているのが難しくなってしまい、ここ最近電車に乗るときは優先席のご厄介になっている。座れるとき、特に譲っていただいたときは本当にありがたい。 今回…

ゆとり
1か月前
3

週記─牛丼、市原悦子、がんばらないユニバース

牛丼系チェーン店でいちばん好きなお店は松屋なのだが、この半年くらい松屋で食べてなかった。 ひさしぶりの松屋にテンションが上がってキムチがのった牛丼をアタマ盛りで…

ゆとり
1か月前
2

2月を通り抜けて

「お誕生日おめでとう!」と言いながらクーポンを送りつけ消費を促してくるなんて見ようによっちゃケチだ、資本主義の悪いところだ、と言って回っていたら、ある店舗の1000…

ゆとり
2か月前
3

人生初の確定申告

【追記】その後見直したら勘違いによる入力ミスをしていたことに気づきました。そんなオチとともにお楽しみください。。 いや、これっぽっちかい!!!!と心の中でめっち…

ゆとり
2か月前
3

早春、のんびりと

ここ最近、寒暖差や気圧差で心身がずいぶん参っていて、それと関係あるかわからないけど、声を張ると疲れるためどうしても小声になってしまう。 この1週間、たぶん10人以上…

ゆとり
2か月前
2

『マタギ』─お弁当が気になる【勝手に西村晃映画祭⑧】

前回の『越前竹人形』に続く雪国映画、むしろ雪のなかで闘う西村晃が見られるのだからこっちの方が真っ当に西村晃の雪国映画なのだが、『マタギ』はわたしのなかでお弁当映…

ゆとり
2か月前
5

雪国の西村晃─『越前竹人形』【勝手に西村晃映画祭⑦】

北海道は札幌生まれの西村晃、ご本人が雪国生まれだから……というわけではない。たまたま雪国が舞台の西村晃出演作品のうち好きな作品や思ったことを書きたい作品がいくつ…

ゆとり
3か月前
1

化粧って儚い

メイクって面倒くさいなあ、と朝に夜に思う。 朝に綺麗な絵が描けても夜には落とさないといけない。なんて儚いんだろう。朝にメイクをするのは分かってるのに肌が荒れるか…

ゆとり
3か月前
5

2023年公開(主に)新作 好きな作品リスト

昨年は体調の問題があって全然劇場へ行けなかったけど、U-NEXTの新作レンタルのおかげでかなり補完できた。U-NEXT、マジでありがとう。 でもついつい先延ばしする癖のある…

ゆとり
3か月前
5

まじまじ ジロジロ

旧年中は拙note(?)を読んでくださってありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願いします。 サザンカはもう少し咲いててくれるかな。梅の開花も楽しみだ〜。 さ…

ゆとり
4か月前
3

いろんな「好き」

2023年も終わろうという今、改めて言いたいことがひとつある。それは「薄いファンでも良くない?」ということ。 もちろん、いわゆる<にわか>なのに知ったかぶりして語る…

ゆとり
4か月前
6

新藤兼人『絞殺』【勝手に西村晃映画祭⑥】

イチョウが黄金色の葉を輝かせていた頃、体調が悪化していてなかなかnoteに手をつけられなかった。反省。 体調が少し落ち着いてきたらイチョウの葉はもうすっかり落ちてい…

ゆとり
4か月前
5
怠けものの衣替え

怠けものの衣替え

近況をお伝えするとすれば、最近身の回りのことを怠けている。いつもと変わり映えがしない部屋、という意味でもある。
かろうじて毎日クイックルワイパーはかけているが日に日に雑になってる気がするし、物の位置もめちゃくちゃ。冬物のセーターはまだ仕舞えていない。
なんてひどい…とかブツブツ言いながら、手洗いできる冬服のいくつかを洗い、クリーニングに出した衣類に防虫除湿カバーをかけてクローゼットにしまう作業もや

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少し前に読んだ──ジュンパ・ラヒリと大江健三郎、そして楳図かずお

少し前に読んだ──ジュンパ・ラヒリと大江健三郎、そして楳図かずお

雑事やイベントの準備をしては惰眠を貪る間にどんどん時は過ぎ、街のモッコウバラはしなび始めた。いまは夏バラの盛り。ツツジやサツキもたくさん咲いて5月っぽい感じになってきた。
わたしはこの季節が好き。新緑がつやつやしてるし、日差しが強くても空気が少しひんやりしてて息しやすいから。ずっとこのくらいでいいのよ!

ところで、noteの下書きは…といえば全然進んでいない。言い訳をするといろんなことに追われて

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モッコウバラの季節

モッコウバラの季節

ヤマザクラが散ってしまい、八重桜が咲いているが、今年のわたしは八重桜よりモッコウバラに注目している。
モッコウバラは満開の一歩手前─生垣に少しちんまり咲いているくらいが趣があるとわたしは思うのだけど、そんな人間側のエゴはつゆ知らず、ツルをグングン伸ばしてはモコモコの花を咲かせまくり、通りによい香りを放っている。

たいていの花は季節が巡ればまた咲き、わたしたちの目を楽しませてくれるけれども……。

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優先席とヘルプマーク ヘルプマーク編

優先席とヘルプマーク ヘルプマーク編

悲しいことがあって落ち込んだりバタバタしてたら、約束の日を2日も過ぎてしまった。
見積もりが甘くてすみません!
へたに約束なんてするもんじゃないな!!

実は優先席ばかりでなくヘルプマークのお世話にもなっている。ヘルプマーク自体はいいアイデアだ。しかしまだまだ周知が足りないと思う。
それを証明するかのような出来事が火曜日の朝にあった。近くにいたご婦人がわたしの着けてるヘルプマークを指して、「すみま

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優先席とヘルプマーク 優先席編

優先席とヘルプマーク 優先席編

病気の影響で立っているのが難しくなってしまい、ここ最近電車に乗るときは優先席のご厄介になっている。座れるとき、特に譲っていただいたときは本当にありがたい。
今回は優先席について、感謝と一掴みのわだかまりをまじえて書いてみたい。

優先席というのは、ふつうに考えれば「体調不良や病気、怪我などで立っていられないひとが優先的に座る席」だ。優先席が優先席として十分に機能するためには─くだいて言うと「思いや

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週記─牛丼、市原悦子、がんばらないユニバース

週記─牛丼、市原悦子、がんばらないユニバース

牛丼系チェーン店でいちばん好きなお店は松屋なのだが、この半年くらい松屋で食べてなかった。
ひさしぶりの松屋にテンションが上がってキムチがのった牛丼をアタマ盛りでオーダーしたら肉の量にちょっと気圧された。たんぱく質とった満足感とともに帰宅。

最近家で1時間を超える映画を観ていない。サブスクで観たい作品もあるのだが、薬の副作用や疲れで寝てしまうのだ。
先日のこと。勝手に始めた西村晃映画祭番外編!とい

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2月を通り抜けて

2月を通り抜けて

「お誕生日おめでとう!」と言いながらクーポンを送りつけ消費を促してくるなんて見ようによっちゃケチだ、資本主義の悪いところだ、と言って回っていたら、ある店舗の1000円クーポンを使っていなかった。
主張を譲るつもりがない一方で、クーポンを使い逃すと悔しくなってしまう。こんな小市民ぶりや情けなさを棚上げさせてもらうと、2月は28日ないし29日しかないのにほかの月と同様ひと月分のクーポンしか発行しない店

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人生初の確定申告

人生初の確定申告

【追記】その後見直したら勘違いによる入力ミスをしていたことに気づきました。そんなオチとともにお楽しみください。。

いや、これっぽっちかい!!!!と心の中でめっちゃ叫び、どこか間違ってないかと何度も見直した。しかし残念ながらなにも間違ってないらしい。世界とわたしの間の距離がまた少し広がったのを感じる。

具体的に何が不満かというと三点あって、
①去年めっちゃ病院行って医療費めちゃかかったし(ウン十

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早春、のんびりと

早春、のんびりと

ここ最近、寒暖差や気圧差で心身がずいぶん参っていて、それと関係あるかわからないけど、声を張ると疲れるためどうしても小声になってしまう。
この1週間、たぶん10人以上に聞き返され、複数人にはスルーされた。聞き返されるのはまだしもスルーされるのはさすがにダメージを受ける。相手の耳に届いてないんだから、まあ仕方がないんだけどね。
数日前なんて、甘いものが食べたくて入った飲食店で店員さんを呼ぼうとしたら何

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『マタギ』─お弁当が気になる【勝手に西村晃映画祭⑧】

『マタギ』─お弁当が気になる【勝手に西村晃映画祭⑧】

前回の『越前竹人形』に続く雪国映画、むしろ雪のなかで闘う西村晃が見られるのだからこっちの方が真っ当に西村晃の雪国映画なのだが、『マタギ』はわたしのなかでお弁当映画に位置づけたい映画だった。

舞台は秋田県阿仁町。平成の大合併を経て、いまは北秋田市に組み込まれた地域である。地図で確認すると、けっこう青森に近い。

地元の協力を得て製作を行い、地元出身の有名人(『釣りバカ三平』の矢口高雄、友川カズキ)

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雪国の西村晃─『越前竹人形』【勝手に西村晃映画祭⑦】

雪国の西村晃─『越前竹人形』【勝手に西村晃映画祭⑦】

北海道は札幌生まれの西村晃、ご本人が雪国生まれだから……というわけではない。たまたま雪国が舞台の西村晃出演作品のうち好きな作品や思ったことを書きたい作品がいくつかあるので、一気に紹介しようとしていた。でも、今の集中力を欠いたわたしの頭では、どうもとっ散らかってしまった内容になってしまう。リサーチ不足で納得できないものもあったので、いっそ1作品ずつに分けてしまうことにした。
紹介するのは主に北陸〜東

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化粧って儚い

化粧って儚い

メイクって面倒くさいなあ、と朝に夜に思う。
朝に綺麗な絵が描けても夜には落とさないといけない。なんて儚いんだろう。朝にメイクをするのは分かってるのに肌が荒れるから、家に帰ったらメイクを落とさないといけない。あー、なんて儚いんだろう。

ゼンデイヤが「今日は最高なアイラインが引けたからメイクを落としたくない!」と嘆く動画を見たことがある。(※元動画、見つけられず……。)
もちろん、今日のメイクをあす

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2023年公開(主に)新作 好きな作品リスト

2023年公開(主に)新作 好きな作品リスト

昨年は体調の問題があって全然劇場へ行けなかったけど、U-NEXTの新作レンタルのおかげでかなり補完できた。U-NEXT、マジでありがとう。
でもついつい先延ばしする癖のある人間にとっては、体調の問題さえなければ劇場で集中して映画を観ていたいな、とも思う一年だった。

さて、だいぶ出遅れたけど、今年公開の好きな作品リストはこちら。

◎劇場で公開された作品 ※順不同
『お葬式』(リマスター版)
『ベ

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まじまじ ジロジロ

まじまじ ジロジロ

旧年中は拙note(?)を読んでくださってありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願いします。
サザンカはもう少し咲いててくれるかな。梅の開花も楽しみだ〜。

さて新年早々重めだけど、ひところ“視線”にひどく悩んで攻撃的になりかけていた話をしようと思う。

ぶつからないか、ぶつかられないか、つまずかないか……と、常に注意を研ぎ澄ましているうちに緊張状態が抜けなくなったせいだろう。興味本位に投

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いろんな「好き」

いろんな「好き」

2023年も終わろうという今、改めて言いたいことがひとつある。それは「薄いファンでも良くない?」ということ。

もちろん、いわゆる<にわか>なのに知ったかぶりして語る行為は醜い。「ごめん、それ知らない。勉強します」と言う勇気こそ清々しく、わたしもなるべくそうあれるように心がけている。
しかしそのジャンルをよく知っている人間の行為にも醜いものはある。たとえば、

こういうのは心に余裕がなかったり弱っ

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新藤兼人『絞殺』【勝手に西村晃映画祭⑥】

新藤兼人『絞殺』【勝手に西村晃映画祭⑥】

イチョウが黄金色の葉を輝かせていた頃、体調が悪化していてなかなかnoteに手をつけられなかった。反省。
体調が少し落ち着いてきたらイチョウの葉はもうすっかり落ちていて、もう2023年も残りわずか。西村晃映画祭は年をまたいで細々と続けていきます!

新藤兼人は美術見習いから映画業界でのキャリアを出発させた脚本家で、1951年に『愛妻物語』で監督デビュー。そして79年『絞殺』が監督としての36本目(短

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