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【エッセイ】自分のやりたいこと
先日、帰省した際に自分が小学生の時に書いた小説をみつけた。
どれどれと読みながら、なんとなく思った。
自分のやりたいこと、いわゆる”夢”みたいなのって
どうやって自分で判断しているんだろうって。
私自身もやってみたいことを仕事にしたり
好きなことを趣味から始めたりしてみたけど
その中で気づいたことがある。
私の好きなことは音楽聞いたり、映画を観たり、
小説読んだり、ゲームしたりすることだ。
【SS小説】Over again
「武田―――」
いつも、先生は居ないとわかっている名前を呼ぶ。
毎朝、繰り返される呼びかけに対して、彼女はいつもそれを、存在の面からスルーするのである。
「三浦」
「・・・はい」
僕はいつも思うのだが、学校とは何の場なのだろうか?
「三浦、次の単語テストの勉強したか?」
前の席の吉村が僕を振り向いて言った。
「昨日、やった」
「お前は良いよなぁ~。部活、暇でさ」
僕は高校生活を部活に燃やす気はサラ
【SS小説】 種まくクラゲ
木々に囲まれた村にⅮ氏は住んでいた。
ある日、Ⅾ氏が昨日と同じように川に水を汲みに行ったところ、奇妙な生物が立っていた。体長は150センチほどある、大きいクラゲのような生物が浅い川に立っていた。
「ごきげんよう。あなたは人間という生物ですね。私は違う惑星から来ました。この星には沢山の生命体がいるようですね」
「・・・」
「あ、もしや言語が間違っているかな・・・×△■?〇▼◇??」
「あ、いや、さっ
【SS小説】一週間探し
ぱっと目が覚めると俺の部屋には昨日のクラッカーが落ちていた。
昨日は8月1日。俺の16歳の誕生日。彼女から誕生日プレゼントにお揃いのブレスレットをもらい、家に帰ると母さんが作ってくれたケーキと妹の鳴らすクラッカーでお祝いしてくれた。ああ、楽しかったなあ。
リビングに行くと慌ただしい母さんが俺を見て驚いた。
「リョウタ!まだ支度してなかったの?遅れるわよ!」
「え?支度って、なんの?」
「今日、