加戸 成樹 / Naruki Kato

モヤモヤする心の問題を切り分けて、自分の居場所を作るカウンセラー | 心理相談室『な…

加戸 成樹 / Naruki Kato

モヤモヤする心の問題を切り分けて、自分の居場所を作るカウンセラー | 心理相談室『なんのきの木かげ』 https://nan-noki.com/ | 元SE、大学職員

マガジン

  • 西田哲学館 一般講座・イベント録

    西田幾多郎記念哲学館で開催される一般向け哲学講座や講演、イベントの記録です。

  • 雑記・ふと思ったことなど

  • JAIST社会人セミナー録(2017-2019年度前半)

    北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)が主催する社会人セミナーを受講してのふり返り録。こちらでは2017年度後半から2019年度前半までの開催参加分を集めています。

  • 「ゆらっく」セミナー録(2017-2018年度)

    「ゆらっく」セミナーのふり返り録。女性護身術「Wen-Do(ウェンドー)」の、日本人初、かつ唯一のマスターインストラクターが主宰する、セルフケアをやさしく習得することができるセミナーです。

  • その他のセミナー録

    単発セミナーのふり返り集。心理・コミュニケーションに関するものが主です。未分類の講義録の仮置場でもありますので、分類ができるようになったものは新たにマガジンをつくって移動することがあります。

記事一覧

仲間

よい集団とは いつでも仲間外れになることができ いつでも仲間に戻られるような 集団をいう ◇ 『わたしは(仲間の中にいる)価値のない人間だ』 おれがまだたくさん持…

「この手柄はキミにやろう」
「ホントは欲しいんでしょう?博士」

話しことばで気持ちよく伝わるとは(JAIST地域人材育成セミナー:気持ちのいいプレゼンテーションが学びたい)

タイトル写真の、右側の図形を誰かに描いてもらってください。 どんな図形か、口頭でことばだけで伝えて描いてもらってください。 さあ。 なにをどう伝えたら、相手にでき…

あたらしい自分1歳

今日は誕生日。 またひとつ若返った。めでたいめでたい。ありがたや。 そして今日は、前職での勤務を終えてちょうど1年の日でもある。 だから、あたらしい自分の1歳なので…

(nothing but) flowers

鮮やかに咲き誇った 綺麗な花を愛で 眼前に広がる 広大な大自然に陶然とし 大地や海の恵みがもたらす 食べものに見惚れながら 透き通った雨粒がもたらす 飲みものを味わい…

+3

スモールステップ

ものごとのとらえかたをとらえる~第75回寸心忌記念講演@西田哲学館

「難しいことはわかりません!」聴いていてものすごく興味深かったのは確かなのです… 講演を聴講したその日の夜 見返せば見返すほどにワケがワカラナくなります そう、…

+6

この季節一番好きな実 ジューンベリー

+13

この季節いちばん好きな花 エゴノキ Part.2

+7

この季節いちばん好きな花 エゴノキ

カウンセラーになろうとするのではなく

カウンセラーになろうとする気持ちを捨ててやる。 カウンセラーになろうと意気込む、はやる気持ち、強迫にも近い観念なんぞ放り投げて、カウンセラーになろうと『思うこと…

話をどう聴いて「しまっている」のかを意識すること

2018年11月、勤労感謝の日からはじまった3連休の時期。 東京で活動されている心理カウンセラー・鈴木雅幸さんがこの時期に北陸を訪れて、3日間で5本ものセミナーに登壇(鈴…

こわいばあちゃんは神さまになった

平成から令和に年号が変わるまであと数日というところで、大正に生まれた大好きなばあちゃんが亡くなった。101歳の大往生。 真夜中に自宅で家族に見守られながら静かに息を…

生きる源の力になる3つの価値

苦しくとも意味があればこそ繰り返そう。 悲劇に直面していても、幸せな人はいる。 苦しみにも関わらず存在する意味ゆえに。 癒やしの力は、意味の中にこそあるのです。  …

アサーティブな主張でバウンダリーを守る

この夏から秋にかけて「アサーティブネス」と「バウンダリー」のことをセミナーの場で少し学びました。 どちらも数年前にちょっとかじったことがあったことでしたが、ここ…

自分と他者との心地よい「間合い」~バウンダリー

「なあなあ」の侵食…家族兄弟・親戚・気が合う、仲のいい親しい人…近しい間柄の相手であればあるほど、ちょっとした決めごとに対してなあなあになる。 あの人は あのグ…

仲間

仲間

よい集団とは
いつでも仲間外れになることができ
いつでも仲間に戻られるような
集団をいう



『わたしは(仲間の中にいる)価値のない人間だ』

おれがまだたくさん持っている
無意識に自分の思考や行動を縛りつける
不自由で不幸になる信念の中のひとつ。

こういうの、信念とも言うし
マイルールブックとも言うし
はたまた、人生脚本とも言う。



仲間に入ることを望み
仲間ができたことを喜び
仲間

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「この手柄はキミにやろう」
「ホントは欲しいんでしょう?博士」

話しことばで気持ちよく伝わるとは(JAIST地域人材育成セミナー:気持ちのいいプレゼンテーションが学びたい)

話しことばで気持ちよく伝わるとは(JAIST地域人材育成セミナー:気持ちのいいプレゼンテーションが学びたい)

タイトル写真の、右側の図形を誰かに描いてもらってください。
どんな図形か、口頭でことばだけで伝えて描いてもらってください。

さあ。
なにをどう伝えたら、相手にできるだけ正確に図形を描いてもらえるかな?



では、今度は

大きめのまるを描いてください。
まるの中の真ん中に、上向きのさんかくをひとつ描いてください。
そのちょっと上のあたりに点をふたつ描いてください。
真ん中のさんかくの下に横線

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あたらしい自分1歳

あたらしい自分1歳

今日は誕生日。
またひとつ若返った。めでたいめでたい。ありがたや。

そして今日は、前職での勤務を終えてちょうど1年の日でもある。
だから、あたらしい自分の1歳なのである!

ちょうど1年前、ついに長い勤務が終わったという感慨を書き綴った文がある。今日はひとつの節目として、それを眺めて、この1年をざっと振り返って、思うことを書き残してみたくなった。

まずはその1年前の文から。
(当時この文を書い

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(nothing but) flowers

(nothing but) flowers

鮮やかに咲き誇った
綺麗な花を愛で
眼前に広がる
広大な大自然に陶然とし

大地や海の恵みがもたらす
食べものに見惚れながら
透き通った雨粒がもたらす
飲みものを味わいつつ

建物立ち並ぶ街の中で
客で賑わう店の片隅で
張り巡らされた道路の上で
せわしく走る電車の中で

電波や光の通信信号に姿を変えて
どこともつかぬ遥か彼方へ流れ継がれて
誰ともつかぬ人間に美しく見えるように
ちっぽけな画面に再現

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ものごとのとらえかたをとらえる~第75回寸心忌記念講演@西田哲学館

ものごとのとらえかたをとらえる~第75回寸心忌記念講演@西田哲学館

「難しいことはわかりません!」聴いていてものすごく興味深かったのは確かなのです…

講演を聴講したその日の夜
見返せば見返すほどにワケがワカラナくなります

そう、夜も更ける頃だからや…

講演の記憶とかメモった内容が

難しいことはわかりません!こん平でーす!

というふうにしか見えないのは
こんな時間だからや…

寝て起きてからは違った見え方するはずや…

難しいことはわかりません!こん平でー

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カウンセラーになろうとするのではなく

カウンセラーになろうとするのではなく

カウンセラーになろうとする気持ちを捨ててやる。

カウンセラーになろうと意気込む、はやる気持ち、強迫にも近い観念なんぞ放り投げて、カウンセラーになろうと『思うこと』こそをやめてみるのだ。

「わたしはカウンセラーである」という職業的立場。その認知を一刻も早く人々から獲得するためにカウンセラーという肩書きを名乗るとか、資格を取得するとか、そういうことではない。そもそも、己の所有欲を満たすために勉強し

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話をどう聴いて「しまっている」のかを意識すること

話をどう聴いて「しまっている」のかを意識すること

2018年11月、勤労感謝の日からはじまった3連休の時期。
東京で活動されている心理カウンセラー・鈴木雅幸さんがこの時期に北陸を訪れて、3日間で5本ものセミナーに登壇(鈴木さん曰く「怒涛の北陸セミナーツアー」)。

そのうちの1本が、金沢のカウンセリングルームでありカウンセラー養成機関でもある「カウンセラーカレッジ石川(CCI)」で、

…と銘打たれて開催されました。

鈴木雅幸さんは、心理カウン

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こわいばあちゃんは神さまになった

こわいばあちゃんは神さまになった

平成から令和に年号が変わるまであと数日というところで、大正に生まれた大好きなばあちゃんが亡くなった。101歳の大往生。
真夜中に自宅で家族に見守られながら静かに息を引き取ったとのこと。



ばあちゃんが亡くなる5日前の夜、もう余命いくばくもないだろうという知らせが入ってきた。ばあちゃんが生きているうちに一度は姿を見られないか。翌日以降の行動予定を変更してすぐにでも向かうべきか迷った。
少し先に

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生きる源の力になる3つの価値

生きる源の力になる3つの価値

苦しくとも意味があればこそ繰り返そう。
悲劇に直面していても、幸せな人はいる。
苦しみにも関わらず存在する意味ゆえに。
癒やしの力は、意味の中にこそあるのです。
 - 『生きる意味を求めて』 ヴィクトール・フランクル著-

人が直面している悲劇や苦難。はたまた、恵まれた環境や快楽。それらそのものが、人が生きる力になるのはない。

自分のしていることのどこに意味を感じているか。自分が直面している(あ

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アサーティブな主張でバウンダリーを守る

アサーティブな主張でバウンダリーを守る

この夏から秋にかけて「アサーティブネス」と「バウンダリー」のことをセミナーの場で少し学びました。

どちらも数年前にちょっとかじったことがあったことでしたが、ここ最近の自分の経験や実感も重ね合わせながら、忘れかけていたことを思い出しました。時間が経ってからあらためて自分ごととして理解できて、常日頃から意識することができるようにもなってきました。

そして今回は、

自分の意見や、相手に対する「NO

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自分と他者との心地よい「間合い」~バウンダリー

自分と他者との心地よい「間合い」~バウンダリー

「なあなあ」の侵食…家族兄弟・親戚・気が合う、仲のいい親しい人…近しい間柄の相手であればあるほど、ちょっとした決めごとに対してなあなあになる。

あの人は あのグループは あの場は
ああいう感じだから まあだいたいいつものことだから
少しくらいなら外しても守らなくても
だいじょうぶ どうってことない

こういうことを完全に否定したら息苦しくてしんどいのもまた道理で、たいがいはほんとうにだいじょうぶ

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