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【短編小説】煙草の煙が救った命
深夜にうなされて目が覚める。
首筋にまとわりつく汗をぬぐっても、気持ち悪さは消えなかった。
恐ろしい夢だった気がするが、目覚めてみると内容を思い出せなかった。ただ、いつも煙草の匂いがする。
それは毎年、俺の誕生日に起こった。
枕元のスマホを見ると、時刻は深夜零時を少し過ぎたところで(あぁ……誕生日か)と納得した。
毎年のことなので、うなされる日イコール誕生日、と方程式が出来て
深夜にうなされて目が覚める。
首筋にまとわりつく汗をぬぐっても、気持ち悪さは消えなかった。
恐ろしい夢だった気がするが、目覚めてみると内容を思い出せなかった。ただ、いつも煙草の匂いがする。
それは毎年、俺の誕生日に起こった。
枕元のスマホを見ると、時刻は深夜零時を少し過ぎたところで(あぁ……誕生日か)と納得した。
毎年のことなので、うなされる日イコール誕生日、と方程式が出来て