エリンギ / うつの私に癒しをもたらすランニング

40代女性。翻訳業やアルバイトを経て、40歳から会社員。趣味はランニング、読書、昭和期…

エリンギ / うつの私に癒しをもたらすランニング

40代女性。翻訳業やアルバイトを経て、40歳から会社員。趣味はランニング、読書、昭和期の映画を観て女優さんたちの美しさにうっとりすること。 うつ病の他、吃音(きつおん、どもり)もあり。

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1歩ずつ、1歩ずつ――うつの私に癒しをもたらすランニング

はじめまして ご訪問いただきありがとうございます。エリンギと申します。40代会社員です。 2019年に発症したうつ病と、その回復を助け、心と体を整えてくれるランニング…

ウォーキング沼にハマる5月

今月に入ってから毎日、ひたすら歩きまくっている。 5月1日から31日までの1か月間、1日あたりの平均歩数9,000歩を達成しようというアプリウォーキングイベントに参加してい…

10kmラン、またしても走り切れず

4月28日(日)、KITA-SENJU(北千住)マラソンに参加した。 この大会に出るのは3度目だ。 1度目(昨年4月)は張り切ってハーフに参加したが、残すところ5kmの地点で時間切…

根津のツツジを眺めて、心が丸くなった日曜日

友人と根津にお出かけしてきた。 2人でこの町を訪れるのは2回目。今回は根津神社のツツジが見頃ということで、数日前から楽しみにしていた。 11時半に待ち合わせて、まず…

「ちょいムズ」か「かなりムズ」か

職場で加入している健康保険組合から、アプリ使用のウォーキングイベント開催の案内が届いた。 5月1日から31日までの1か月間、1日あたりの平均歩数9000歩を達成するという…

ちょいムズ案件への挑戦

今日、4月に開催されるマラソン大会の10kmレースの参加申し込みを済ませた。 ネットで4月開催の大会を探していて、良さそうなのを2つ見つけた。 大会概要確認の際、私が一…

書くことが持つ力、書くことが生み出す力 ◇うつ回復記 その6◇

2019年春にうつ病と診断されてから、深く暗い穴に落ちたような苦しい日々が続いた。 強い不安と恐怖心、身体的不調は時間をかけて和らいでいったけれど、うつの典型的な症…

新丸子で走って、飲んで、食べてきた

3月16日(土)、ムサコ丸子橋リバーサイドマラソンに参加してきた。 当日はランニングには最高の晴天だった。 睡眠時間は6時間弱と少なめだったけれど、寝起きはそれほど…

睡眠導入剤をいつまで飲み続けるのか問題

2019年3月にうつ病を発症して以来、睡眠導入剤を飲み続けている。 5年が経ち、初期の不眠地獄からは抜け出せてまずまず眠れるようになったのはいいが、この先も永遠に薬を…

手持ちのカードは弱弱だけど

世間でよく引用される人生訓として、以下の名言がある。 アメリカの漫画「ピーナッツ」の一場面で、人間の少女ルーシーに言われたことに犬のスヌーピーが答えた、あまり…

壇蜜さんの「クラッカーがパーン!」に共感した

今年のお正月。ぼんやりスマホを眺めていたら、タレントの壇蜜さんの体調に関する記事が出ていて、そこに引用されていた壇蜜さんのブログ記事の文章表現に心惹かれた。 以…

食生活、少しずつ改善中

毎日のようにコンビニスイーツやアイスを食べる。 在宅勤務日の昼食はカップラーメンとかレトルトカレー。 自炊はせいぜい土日に簡単な鍋料理や、Cook Doを使ったがっつり…

ベラ・マッキーさんから力をもらい、精神疾患と共に走る その②

私の人生を支えてくれる本 ”Jog On: How Running Saved My Life”(Bella Mackie著, William Collins社、2018年)について書いた前回の記事の続きです。 著者のランニン…

ベラ・マッキーさんから力をもらい、精神疾患と共に走る その①

この本は、私の人生を支えてくれる愛読書のうちの1冊である。 以下、内容をまとめてみた。思い入れのある本なのでちょっと長いけど、よろしければぜひおつき合いくださいま…

罪悪感を抱えて走る ◇うつ回復記 その5◇

2019年春にうつ病を発症してから、苦しい状況を何とか抜け出したい一心で、心身の調子を整えるためにランニングにトライしては挫折するということを何度か繰り返していた。…

2024年はオレンジからブルーに選手交代

2024年に使うノートを年末にネットであれこれ探していて、結局、2023年と同じブランドのブルーを購入した。 昨年使っていたアプリコットオレンジをはじめ、オリエンタルレ…

1歩ずつ、1歩ずつ――うつの私に癒しをもたらすランニング

1歩ずつ、1歩ずつ――うつの私に癒しをもたらすランニング

はじめまして

ご訪問いただきありがとうございます。エリンギと申します。40代会社員です。
2019年に発症したうつ病と、その回復を助け、心と体を整えてくれるランニングについて、このnoteで発信していきたいと思います。

うつとのつき合いを支えてくれるランニング

2019年3月。
ある日突然、猛烈な恐怖心と不安感に襲われ、パニック状態に陥りました。ほどなくして心身共にあらゆる症状が表れ、坂道を

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ウォーキング沼にハマる5月

ウォーキング沼にハマる5月

今月に入ってから毎日、ひたすら歩きまくっている。
5月1日から31日までの1か月間、1日あたりの平均歩数9,000歩を達成しようというアプリウォーキングイベントに参加していて、それが予想外に面白くて、すっかりハマってしまった。

◆◆◆

先月は参加するかしないか、迷っていた。
1日9,000歩を毎日続けるなんてとても無理!
サボったらその分の9,000歩を別の日に消化しなければならないから、そん

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10kmラン、またしても走り切れず

10kmラン、またしても走り切れず

4月28日(日)、KITA-SENJU(北千住)マラソンに参加した。
この大会に出るのは3度目だ。

1度目(昨年4月)は張り切ってハーフに参加したが、残すところ5kmの地点で時間切れとなり、やむなくリタイアした。
2度目(昨年11月)はハードルを下げて10kmランを走り、制限時間1時間30分のところ1時間27分54秒でゴールした。

今回も10kmにエントリーした。先月、多摩川河川敷のマラソン大

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根津のツツジを眺めて、心が丸くなった日曜日

根津のツツジを眺めて、心が丸くなった日曜日

友人と根津にお出かけしてきた。
2人でこの町を訪れるのは2回目。今回は根津神社のツツジが見頃ということで、数日前から楽しみにしていた。

11時半に待ち合わせて、まずは腹ごしらえ。
良さそうなお店を探してウロウロしていて、たまたま通りかかって席が空いていた「CHAI ful NEZU」というお店に入った。
シンプルで可愛い店内で、美味しいドリアとチャイとデザートをいただきながら、お互いに近況を報告

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「ちょいムズ」か「かなりムズ」か

「ちょいムズ」か「かなりムズ」か

職場で加入している健康保険組合から、アプリ使用のウォーキングイベント開催の案内が届いた。
5月1日から31日までの1か月間、1日あたりの平均歩数9000歩を達成するという形式とのこと。

1日9000歩か。
まあまあ大変だけど、頑張れば達成できなくもなさそう。
これぞまさに私にとっての「ちょいムズ案件(=ちょっと難しそうだけど、頑張れば達成できそうなちょうどいい目標)」ではないか!と色めき立った。

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ちょいムズ案件への挑戦

ちょいムズ案件への挑戦

今日、4月に開催されるマラソン大会の10kmレースの参加申し込みを済ませた。

ネットで4月開催の大会を探していて、良さそうなのを2つ見つけた。
大会概要確認の際、私が一番にチェックするのは制限時間である。
10kmの部はたいてい1時間30分に設定されていて、選択肢としてあがった2つの大会のうち1つはやはり1時間30分、そしてもう1つは制限時間なしと記載されていた。

◆◆◆

おぉ、制限時間なし

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書くことが持つ力、書くことが生み出す力 ◇うつ回復記 その6◇

書くことが持つ力、書くことが生み出す力 ◇うつ回復記 その6◇

2019年春にうつ病と診断されてから、深く暗い穴に落ちたような苦しい日々が続いた。
強い不安と恐怖心、身体的不調は時間をかけて和らいでいったけれど、うつの典型的な症状である、強烈な自己否定は消えないままだった。

過去への後悔・・・「なぜ若い時にもっと頑張らなかったの?」
現在への嘆き・・・「他の社員たちに劣等感を感じる…」
未来への不安・・・「老後はどうなる?」

まるで金太郎飴のように、自分の

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新丸子で走って、飲んで、食べてきた

新丸子で走って、飲んで、食べてきた

3月16日(土)、ムサコ丸子橋リバーサイドマラソンに参加してきた。

当日はランニングには最高の晴天だった。
睡眠時間は6時間弱と少なめだったけれど、寝起きはそれほど悪くなかった。先月から整骨院に通い始めたおかげか、慢性の腰痛も気にならない。
今回走るのは10kmレースで制限時間は90分。なかなかいい感じで走れそうだ。
開催地へ向かう足取りは軽かった。

◆◆◆

9時15分、いよいよスタート。

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睡眠導入剤をいつまで飲み続けるのか問題

睡眠導入剤をいつまで飲み続けるのか問題

2019年3月にうつ病を発症して以来、睡眠導入剤を飲み続けている。
5年が経ち、初期の不眠地獄からは抜け出せてまずまず眠れるようになったのはいいが、この先も永遠に薬を飲まずには眠れない日々が続くのだろうかと思うと、少し不安になる。

◆◆◆

私が処方されているのはユーロジン(エスタゾラム)1mgを2錠。
こんな小さな物体が、体内に入ると眠りを催す作用を持っているのかと思うと、感心してまじまじと見

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手持ちのカードは弱弱だけど

手持ちのカードは弱弱だけど

世間でよく引用される人生訓として、以下の名言がある。

アメリカの漫画「ピーナッツ」の一場面で、人間の少女ルーシーに言われたことに犬のスヌーピーが答えた、あまりに有名な台詞である。元の会話は以下の通り。

ルーシーよ、なんとも失礼なことをよくもまあ、ずけずけと・・・(笑)

◆◆◆

元々この言葉はけっこう好きだったけれど、うつ病を発症してからは特に、その意味の深さを実感することになった。

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壇蜜さんの「クラッカーがパーン!」に共感した

壇蜜さんの「クラッカーがパーン!」に共感した

今年のお正月。ぼんやりスマホを眺めていたら、タレントの壇蜜さんの体調に関する記事が出ていて、そこに引用されていた壇蜜さんのブログ記事の文章表現に心惹かれた。

以下、2024年1月1日付記事からの引用。

「まるでパーティーで使うようなクラッカーがパーン!と割れてしまったような感覚に陥ったのを覚えています。クラッカーから出てきた紙片やリボンたちをじーっと眺めて、やがて力尽きた…」という箇所に、目が

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食生活、少しずつ改善中

食生活、少しずつ改善中

毎日のようにコンビニスイーツやアイスを食べる。
在宅勤務日の昼食はカップラーメンとかレトルトカレー。
自炊はせいぜい土日に簡単な鍋料理や、Cook Doを使ったがっつり系肉野菜炒めを作る程度で、平日の夕飯はたいていスーパーのお惣菜で済ませる。
炭水化物もアラフィフ女性にしてはモリモリ食べる。

いい加減、そんな食生活を変えなければならない。
これまでうつ病以外に大きな病気をしたことはないが、これか

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ベラ・マッキーさんから力をもらい、精神疾患と共に走る その②

ベラ・マッキーさんから力をもらい、精神疾患と共に走る その②

私の人生を支えてくれる本 ”Jog On: How Running Saved My Life”(Bella Mackie著, William Collins社、2018年)について書いた前回の記事の続きです。

著者のランニングへのスタンス

・とにかくゆっくり走る。決して無理はしない。1回1分でもOK。これまでに走った最長距離は15km。自己ベストタイムを計ったこともない。
ハーフマラソンにも

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ベラ・マッキーさんから力をもらい、精神疾患と共に走る その①

ベラ・マッキーさんから力をもらい、精神疾患と共に走る その①

この本は、私の人生を支えてくれる愛読書のうちの1冊である。
以下、内容をまとめてみた。思い入れのある本なのでちょっと長いけど、よろしければぜひおつき合いくださいませ。

◆◆◆

作品概要

◆◆◆

著者について

ベラ・マッキー。英国人の女性文筆家。
複数の雑誌媒体で編集者として働いた後、ライターとして記事を執筆しながら、これまでに3冊の本を出している。この”Jog On”がデビュー作。
3作

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罪悪感を抱えて走る ◇うつ回復記 その5◇

罪悪感を抱えて走る ◇うつ回復記 その5◇

2019年春にうつ病を発症してから、苦しい状況を何とか抜け出したい一心で、心身の調子を整えるためにランニングにトライしては挫折するということを何度か繰り返していた。

やがてどうにもこれは無理だと悟り、不安と恐怖の只中で、時の流れに身をまかせるしかない日々を送っていたが、1年以上が過ぎ、症状がいくぶん落ち着いてきた頃、ランニングを再開した。

◆◆◆

薬の力を借りて眠れる時間が増えていたこと、波

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2024年はオレンジからブルーに選手交代

2024年はオレンジからブルーに選手交代

2024年に使うノートを年末にネットであれこれ探していて、結局、2023年と同じブランドのブルーを購入した。

昨年使っていたアプリコットオレンジをはじめ、オリエンタルレッド、オールドローズ、ミッドナイトブラック、そしてターコイズブルーの全5色のシリーズ。

やる気が出るマイ・エナジーカラーはオレンジだけれど、2年連続同じ色はつまらない。
ブラックはかっこいいけど、気分じゃない。
華やかなレッドも

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