風鳴舎

株式会社風鳴舎(ふうめいしゃ)は、「生活、福祉、子育て、保育、教育」関連の書籍を刊行し…

風鳴舎

株式会社風鳴舎(ふうめいしゃ)は、「生活、福祉、子育て、保育、教育」関連の書籍を刊行している出版社です。■HP→https://fuumeisha.co.jp/ ■Facebook→https://www.facebook.com/Fuumeisha/

マガジン

  • 今日で父親になって◯◯日目

    見た目はいかついが、東京生まれ東京育ちの都会のもやしっ子。 都内で出版関係の仕事をする、双子男子の父。 子育ては積極的にしているつもりの45歳。 インスタで日々発売される雑誌、書籍を紹介中。

  • イベント モヤドリ

    「こどもモヤモヤ解決ドリル」(通称:モヤドリ)でおなじみのやまそー先生が、子どもたちに「モヤモヤ」を解決する方法を教えてくれました。いわばモヤドリを一緒にやってみよう!

  • 読書会 追い求めるのをやめてみた。

    『ばいばい心の緊急事態 追い求めるのをやめてみた。』読書感想会

  • わたしからはじまる!SDGs

    般社団法人グローバル教育推進プロジェクト(GiFT)主催「教育を通してSDGsとつながるサミット」が、7/2(土)に開催されました❣ 第2章掲載ワークショップに参加し、紙面制作に携わったネクスト学生メンバーがその経験を紹介をしました!

記事一覧

保護犬「福」は救世主人公~おかげで生きるということを考えられた~

                         塩出 真央 今回、書評させていただく本は昨年10月に刊行された大ヒット本 『妻が余命宣告された時、僕は保護犬を飼う…

風鳴舎
1か月前
6

『排除と包摂(タイトル略)』の著者が「伴走型支援」の現場に行ってみた

1 自己紹介宇宙に向かうロケットが飛び立つには、ロケット機体そのものの準備ができたうえで、天候や資金や関係者の意欲といった諸条件が揃わないといけません。 本も同…

風鳴舎
1か月前
12

足るを知りすぎた30代の雑感

塩出真央 自慢じゃないけど瀬戸大橋をざっと500回は渡った僕。30歳代になったいま、その経験を振り返ってみたいと思う。 既に書いたように、 瀬戸大橋の渡橋は、僕に…

風鳴舎
5か月前
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生きづらさを抱えた子の"本当"の発達支援!?なかなかにチャレンジングなタイトルの付け方だ。その2

生きづらさを抱えた子の本当の発達支援 --コミュニケーションと自己コントロール編 塩出真央 前回の「その1」では、 今回ご紹介している本、『生きづらさを抱えた子の …

風鳴舎
8か月前
2

生きづらさを抱えた子の"本当"の発達支援!?なかなかにチャレンジングな タイトルの付け方だ。 【当事者書評 その1】

生きづらさを抱えた子の本当の発達支--コミュニケーションと自己コントロール編 塩出真央 『グレーゾーンの歩き方』(…

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8か月前
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これが私の生きる道

村上有香 私と伊藤美憂さんの本、『弱いはつよい』に塩出真央さんが書評を書いてくれました。 塩出さんの書評には、『電車を間違えた』という詩が一番好きだと書いてあり…

風鳴舎
10か月前
12

農作物に囲まれながら考えてみた  <作業所ファームの日常>

塩出真央 前向きにケ・セラ・セラ 私は今、笠岡市神島にある就労継続支援作業所B型で利用者として週5毎日働いています。午前中は、室内でフルーツキャップを半分に折る…

風鳴舎
11か月前
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グレーゾーンを生きることを考えてみた

塩出 真央 今回、書評をさせていただく本は、2022年10月に風鳴舎より刊行されました『グレーゾーンの歩き方 発達障がい・グレーゾーンの世界を理解する本』です。この本…

風鳴舎
1年前
22

花里菜ちゃんの夢は、Flower & Book & Art がテーマの、世界の「食」を楽しめるお洒落なWorld Cafe

子供地球基金をご存じですか? 代表の鳥居晴美さんは、子ども達の心のケアのために、ウクライナにもすぐに飛び、トルコ地震の時にもホテルがない状態でも現地入りされるよ…

風鳴舎
1年前
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共に歩いてくれる友だちの作り方--介助してくれる人たちとの歴史からわかったこと

塩出 真央 僕は生まれつき助けなしでは歩けません。だから、階段は怖くて、一番の敵といっても過言ではありません。そして、新しい環境に飛び込むときの不安の大部分はこ…

風鳴舎
1年前
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『弱いはつよい』のか? 〜大変な社会で仕事して気づいたこと〜

書評『弱いはつよい』  塩出真央 詩作家の塩出 真央と申します。 評者である私について自己紹介をさせていただきます。 私は1989年岡山県生まれで先天性の脳性まひ…

風鳴舎
1年前
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無料で最も効果的な早期教育=親子の会話!『0~6歳 脳を育む親子の「会話」レシピ』が12月20日(火)に発売!!

12月20日(火)発売⛄に向けて、準備が進められている 新刊『0~6歳 脳を育む親子の「会話」レシピ』 優しい色でデザインされた書影もポイント。 発売前ではあります…

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1年前
6

『これだけは読んでおきたいすてきな絵本100』のイベント開催しました❣【絵本パラダイス2022】

こんばんは。今日も一日お疲れ様です🌇 だんだんと寒くなってきましたね、冬が近づいてきたな~と感じます。 身体を冷やさないように、温かいココア☕でも飲みながらよんで…

風鳴舎
1年前
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【連載vol.10】SDGsは誰のため?

誰の為にやるのか? 何の為にやるのか? それってSDGsだね!!って言わないよなぁ。 標語だけ一人歩きしている感があったSDGs。 まぁ普通に暮らしていて、ゴミの分…

風鳴舎
1年前
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新刊『グレーゾーンの歩き方』本書掲載のコラムをご紹介❣vol.1

こんにちは🌈今日は天気が良くお昼はぽかぽかしていましたね😊 これから段々寒くなると思うと、少し寂しいです。皆さんは夏派ですか❓ 冬派ですか❓ それはさておき。 …

風鳴舎
1年前
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【もうすぐ発売‼🌈近刊❣『グレーゾーンの歩き方』2022年10月11日】

今年の夏は暑かったですね・・💦やっとやってまいりました読書の秋。 風鳴舎秋の新刊✨『グレーゾーンの歩き方』(10/11日発売)をご紹介します!! グレーゾーンの歩き方…

風鳴舎
1年前
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保護犬「福」は救世主人公~おかげで生きるということを考えられた~

保護犬「福」は救世主人公~おかげで生きるということを考えられた~

                         塩出 真央
今回、書評させていただく本は昨年10月に刊行された大ヒット本
『妻が余命宣告された時、僕は保護犬を飼うことにした』通称「つまぼく」です。僕が、この本を読むことで与えていただいたインパクトについて書いてみたいと思います。

まず、この本が僕の手元に届いたのは昨年の11月23日だったと思います。実はこの3カ月ほど前に家族ぐるみで一番仲のよか

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『排除と包摂(タイトル略)』の著者が「伴走型支援」の現場に行ってみた

『排除と包摂(タイトル略)』の著者が「伴走型支援」の現場に行ってみた

1 自己紹介宇宙に向かうロケットが飛び立つには、ロケット機体そのものの準備ができたうえで、天候や資金や関係者の意欲といった諸条件が揃わないといけません。

本も同じようなものだと思います。

『「排除」の構造とコミュニケーション論的「包摂」』が出版されることになりました、本多敏明です。どうぞよろしくお願いします。

amazonのページには「きっちり」した紹介文があるので、ここではふんわりと雰囲気

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足るを知りすぎた30代の雑感

足るを知りすぎた30代の雑感

塩出真央

自慢じゃないけど瀬戸大橋をざっと500回は渡った僕。30歳代になったいま、その経験を振り返ってみたいと思う。

既に書いたように、
瀬戸大橋の渡橋は、僕にとっては大学への扉でもあったわけだけど、1日4時間の移動はもはや生活そのものだった。

朝の通学の車内で、昼ごはんを考えはじめるのがちょうど瀬戸大橋の上あたりだった。学食に行く時間帯を決めて、ご飯(どんぶり)の大きさやデザートをどうす

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生きづらさを抱えた子の"本当"の発達支援!?なかなかにチャレンジングなタイトルの付け方だ。その2

生きづらさを抱えた子の"本当"の発達支援!?なかなかにチャレンジングなタイトルの付け方だ。その2

生きづらさを抱えた子の本当の発達支援 --コミュニケーションと自己コントロール編

塩出真央

前回の「その1」では、
今回ご紹介している本、『生きづらさを抱えた子の 本当の発達支援--コミュニケーションと自己コントロール編』の内容について書いてきた。

その続編である今回は、書籍タイトルの「本当の」というのにびっくりした...
というところからお話を再開したいと思う。

「本当の」って!?そ、そ

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生きづらさを抱えた子の"本当"の発達支援!?なかなかにチャレンジングな   タイトルの付け方だ。 【当事者書評 その1】

生きづらさを抱えた子の"本当"の発達支援!?なかなかにチャレンジングな タイトルの付け方だ。 【当事者書評 その1】

生きづらさを抱えた子の本当の発達支--コミュニケーションと自己コントロール編
塩出真央

『グレーゾーンの歩き方』(風鳴舎)の著者で、私の高校(養護学校)時代の恩師でもある成沢先生がまた本を出した。しかも、『生きづらさを抱えた子の 本当の発達支援』というシリーズものだ。いい機会なので、これまで保育園や養

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これが私の生きる道

これが私の生きる道

村上有香

私と伊藤美憂さんの本、『弱いはつよい』に塩出真央さんが書評を書いてくれました。

塩出さんの書評には、『電車を間違えた』という詩が一番好きだと書いてありました。電車を間違えるのは、あんまり良くないけどええこと。
電車を間違えるのは自由だからです。

初めて乗った日から、スクールバスは嫌だった。

毎日、頭の上や座席の下から靴や靴下が飛んでくるし、歌や悲鳴のような笑い声で騒がしかった。お

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農作物に囲まれながら考えてみた                <作業所ファームの日常>

農作物に囲まれながら考えてみた  <作業所ファームの日常>

塩出真央

前向きにケ・セラ・セラ

私は今、笠岡市神島にある就労継続支援作業所B型で利用者として週5毎日働いています。午前中は、室内でフルーツキャップを半分に折る作業と事務作業を中心に作業しています。ちなみに、僕の作業所ではフルーツキャップのことを“フルーツネット”と言います。いったい誰が言い出したのか七不思議のひとつです。あっ七つもないか。

フルーツネットに関するものだけでも、たくさんの作業

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グレーゾーンを生きることを考えてみた

グレーゾーンを生きることを考えてみた

塩出 真央

今回、書評をさせていただく本は、2022年10月に風鳴舎より刊行されました『グレーゾーンの歩き方 発達障がい・グレーゾーンの世界を理解する本』です。この本は、発達障がいの人が経験している日常を理解するための本です。これまでの発達障がいに関する本は、専門家目線の病態説明書が多いようですが、本書は、ご本人の視点から、その時の気持ちや困りごとがまとめられているのが特徴です。

著者・監修者

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花里菜ちゃんの夢は、Flower & Book & Art がテーマの、世界の「食」を楽しめるお洒落なWorld Cafe

花里菜ちゃんの夢は、Flower & Book & Art がテーマの、世界の「食」を楽しめるお洒落なWorld Cafe

子供地球基金をご存じですか?
代表の鳥居晴美さんは、子ども達の心のケアのために、ウクライナにもすぐに飛び、トルコ地震の時にもホテルがない状態でも現地入りされるようなエネルギーあふれる勇敢で素敵な方です。心から尊敬しています。
その子供地球基金が主催の子どもたちの夢を応援するプロジェクト、 Kids Talkにお邪魔してきました。風鳴舎発行人、青田です。
日本での開催は8回目になるそうです。
子供地

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共に歩いてくれる友だちの作り方--介助してくれる人たちとの歴史からわかったこと

共に歩いてくれる友だちの作り方--介助してくれる人たちとの歴史からわかったこと

塩出 真央

僕は生まれつき助けなしでは歩けません。だから、階段は怖くて、一番の敵といっても過言ではありません。そして、新しい環境に飛び込むときの不安の大部分はここ。共に歩いてくれる友だちができるのか…に集約されます。

僕の人生は介助してくれる人たちとの歴史でもあります。

生まれてから8歳まで過ごした兵庫県宝塚市は、福祉に対する独特の積極性、大きな視点があり、私の積極マインドの基礎をつくってく

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『弱いはつよい』のか?                                            〜大変な社会で仕事して気づいたこと〜

『弱いはつよい』のか? 〜大変な社会で仕事して気づいたこと〜

書評『弱いはつよい』 
塩出真央

詩作家の塩出 真央と申します。
評者である私について自己紹介をさせていただきます。

私は1989年岡山県生まれで先天性の脳性まひがあります。8歳まで宝塚で過ごしました。義務教育の9年間は普通校に通学し、たくさんの「前例」をつくることができました。高校からはちょっと状況が変わり、岡山養護学校に入学しました。その後は四国学院大学の社会学部カルチュラル・マネジメント

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無料で最も効果的な早期教育=親子の会話!『0~6歳 脳を育む親子の「会話」レシピ』が12月20日(火)に発売!!

無料で最も効果的な早期教育=親子の会話!『0~6歳 脳を育む親子の「会話」レシピ』が12月20日(火)に発売!!

12月20日(火)発売⛄に向けて、準備が進められている
新刊『0~6歳 脳を育む親子の「会話」レシピ』
優しい色でデザインされた書影もポイント。

発売前ではありますが、高山先生のご承諾を得まして、書籍の冒頭部分を特別にご紹介❣

ほんの一部分ですが、ご紹介させていただきました。
迷っている方の後押しになれば幸いです。
ご紹介記事の続編、また書きます。

どうかよろしくお願いします😊
2022年

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『これだけは読んでおきたいすてきな絵本100』のイベント開催しました❣【絵本パラダイス2022】

『これだけは読んでおきたいすてきな絵本100』のイベント開催しました❣【絵本パラダイス2022】

こんばんは。今日も一日お疲れ様です🌇
だんだんと寒くなってきましたね、冬が近づいてきたな~と感じます。
身体を冷やさないように、温かいココア☕でも飲みながらよんで頂ければ😊

暑い夏の日のことになりますが、千葉県のニッケコルトンプラザにて、
「絵本パラダイス」というイベントが開催されました。

イベントには子どもを連れたお母さん、お父さんがたくさん足を運んで下さり、大盛況となりました😊

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【連載vol.10】SDGsは誰のため?

【連載vol.10】SDGsは誰のため?

誰の為にやるのか?
何の為にやるのか?

それってSDGsだね!!って言わないよなぁ。
標語だけ一人歩きしている感があったSDGs。

まぁ普通に暮らしていて、ゴミの分別とかして、リサイクルとかエコとかの言葉は使っていたけど、
SDGsやESGという「標語」が溢れだしたのは、ここ4~5年だと思う。
街中に標語が溢れだしたけれど、実際に意識してるか?と言われれば、実はそんなにしていない。(すいません

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新刊『グレーゾーンの歩き方』本書掲載のコラムをご紹介❣vol.1

新刊『グレーゾーンの歩き方』本書掲載のコラムをご紹介❣vol.1

こんにちは🌈今日は天気が良くお昼はぽかぽかしていましたね😊
これから段々寒くなると思うと、少し寂しいです。皆さんは夏派ですか❓
冬派ですか❓

それはさておき。

10月11日発売🍂に向けて、着々と準備が進められている、
新刊『グレーゾーンの歩き方ー発達障がい・グレーゾーンの世界を理解する本』

まだ発売前ですが、本書の中に掲載されている著者成沢真介先生のコラムを一部ご紹介✨✨

~本人の気

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【もうすぐ発売‼🌈近刊❣『グレーゾーンの歩き方』2022年10月11日】

【もうすぐ発売‼🌈近刊❣『グレーゾーンの歩き方』2022年10月11日】

今年の夏は暑かったですね・・💦やっとやってまいりました読書の秋。
風鳴舎秋の新刊✨『グレーゾーンの歩き方』(10/11日発売)をご紹介します!!

グレーゾーンの歩き方
発達障がい・グレーゾーンの世界を理解する本発達障がいの人が経験している日常をだれもが身近に感じれるよう、
「本人の目線」で表現しました。起こる問題と対処の仕方、世間を渡っていくためのガイドマップを提示し、世界を旅するような感覚で

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