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世代考察

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世代についての考察です。
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記事一覧

いつのまにかのゲームチェンジ・アップデート

いつのまにかのゲームチェンジ・アップデート

世の中は、常に移り変わっていきます。

例えば30年前、電車の中で
スマホを覗いている人などいなかった。
家でアレクサに話しかける人も、
ChatGPTで壁打ちする人もいなかった。
SNSで発信している人も、いない。

たった30年でガラリと変わっていますよね。
物心両面!
色んなモノとココロが、変わってきている。

…ただ考えてみれば、
人の世ではずっと古来から「いつのまにか」
チェンジとアップ

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「好き」の見せる化 ~オタクの60年史からの一考察~

「好き」の見せる化 ~オタクの60年史からの一考察~

時に畏敬され、時に恐怖される「〇〇愛好者」!
何かの分野が異様なほど好きで、
やたらと詳しい「マニア」や「オタク」…!

…彼らはここ約60年の日本で
いかなる道を歩んできたのか?
その略史を書いたのが本記事です。

さて、読者の皆様は、
〇〇趣味、〇〇マニア、〇〇ファン、〇〇オタ、
と呼ばれるほどの、何か好きなこと、
詳しいことをお持ちですか?

…これは人それぞれ千差万別。
深さも浅さも色々。

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今のスキルと組織から「離して」「話す」

今のスキルと組織から「離して」「話す」

リスキリングとリストラクチャリング。

「個人」が、再度、スキル(能力)を見直す。
リ・スキル・イング。
これが「リスキリング」ですね!
「組織」が、再度、
ストラクチャー(構造)を見直す。
リ・ストラクチャー・イング。
これが「リストラクチャリング」ですよね。

…ただ、日本あるあるなんですが、
どうも外来語が独り歩きをしてしまい、
違った意味としてとらえられがち。

本記事では、これからの

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10年ごとの現代史 ~極私的な経験を踏まえて~

10年ごとの現代史 ~極私的な経験を踏まえて~

現代史とはとても難しいものです。
なぜなら現在進行形なので、
「歴史の評価」が定まっていない。

例えばイイクニつくろうの「源頼朝」ならば、
その後の展開も合わせて考えて
「武士の世の中」が源頼朝の鎌倉幕府から
本格的に始まっていったのだ!と言えますよね。
1192年ではなく、1185年頃には実質的に
幕府の政治は始まっていったのだ…など、
「定説」を覆す研究も進んでいく。

…ところが「現代史」

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これからの経営私論 ~あなたの「経」と「営」は何?~

これからの経営私論 ~あなたの「経」と「営」は何?~

「経営」(けいえい)という言葉があります。
「経営」者・会社「経営」・「経営」理念…!
特に、ビジネスにおいてよく使われる。

さて、読者の皆様におかれましては、
「経営」という言葉を
どんなニュアンスで使っていますか?

…確かに、経営にはそんな意味合いが強い。
よく言われるのは、
経営=「経理」と「営業」という捉え方です。

◆経理:お金を扱うこと
◆営業:お金を得ること

経営と「お金」は不

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無くなっていくモノ、CNNSK

無くなっていくモノ、CNNSK

HRCとMSA、ひろしとみさえ!

この語呂合わせを使って
近年に世に広まった「モノ」を
押さえると良いのでは…という記事を
以前に書きました。

ハイウェイとロードサイドとは、
要はクルマ、モータリゼーション、
自動車(マイカー)の普及のこと。
コンピュータは仕事にも家庭にも広がり、
そのうち携帯やスマホなどの
モバイルも使われるようになりました。
現在ではSNSが
日常的に使われております。

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HRCとMSA ~以前は「普通」ではなかった~

HRCとMSA ~以前は「普通」ではなかった~

「ひ・ろ・し」と「み・さ・え」で覚えます。
某有名漫画(アニメ)の夫婦の名前。
クレヨンが、しんちゃん、とする作品ですね。

何の話かと言いますと、
ここ六十年(未来を含む)で
『世の中(日本)に普及してきたもの』の
頭文字です。

本記事では順番に描いていきます。

◆1970年代:ひ:H:Highway
◎ハイウェイ(高速道路)

expressway、と書くのが正式かも
しれませんけれども、

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世代間憎悪主義の独裁者

世代間憎悪主義の独裁者

そのように書いた人がいます。
粘土板に書かれました。
人類で初めて製鉄技術を実用化させ、
強国となったヒッタイト王国。
現在のトルコのあたり、
紀元前16世紀頃の古代王国です。
ここで書かれた、と言われています。

かのように嘆いた人がいます。
こちらは紀元前四世紀の古代ギリシア。
かの有名な哲学者、プラトンの言葉。

このように叫んだ、と言われる人がいます。
20世紀のカンボジアの独裁者、ポル・

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明日のための自分史 ~振って返って活かす~

明日のための自分史 ~振って返って活かす~

1、昨日ではなく明日のために「自分史」を書いたことはありますか?

最近では学校の課題として「自分史」を書くこともあるそうで、以前よりも書いたことがある方も多くなっていると思います。

先日の記事で、私は「振り返り」が大事だと書きました↓。

「伝統的な仕事観(キャリア観)」においては、「振り返り」は必ずしも人生の真っただ中で行われるものではありません。すごろくの「あがり」、人生ゲームの「ゴール」

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ライフパズルの醍醐味 ~集めて組んで直して眺める~

ライフパズルの醍醐味 ~集めて組んで直して眺める~

今回の記事は、夏の終わりに際して、「実用地歴提案会ヒストジオ」のいま現在の自己紹介と、「ライフパズル・プロティアン」な考え方について、ある国の考え方を下敷きにして、書いてみました。

1、6週間の夏休み学生の頃は長い夏休みがあります。最近は早倒しや遅倒しがあるそうですが、基本、7月下旬には夏休みに入り、8/31にはたまった宿題をこなす。夏の風物詩です。

社会人になるとそんなに長い夏休みは取れませ

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平成と令和の希望論

平成と令和の希望論

1、平成時代の希望とは令和元年(2019年)に、平成時代(1989年~2018年・2019年の4月まで)を振り返るのは、もはやスタンダードです。

このnote記事では、ヤフーニュースの『若者を覆う「希望の格差」への懸念』という記事をまず取り上げて、平成時代と令和時代の「希望」について考えてみたいと思います。

筆者は、社会学者の山田昌弘さんです。略歴はこちらより↓。

『パラサイト・シングルの時

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世代考察番外編 ~18年×4と以前以後~

世代考察番外編 ~18年×4と以前以後~

1、分けることは分かること6年ごとに区切って世代考察の記事を12回書きました。

これは6年くらいがちょうどいい、と思って区切ったわけですが、歴史において時代区分が人工的なものであるのと同じように、絶対に6年で区切らなければいけないというわけではありません。あくまで1つの枠組みです。

時代区分というものは、その歴史家の認識によっていくらでも変えられます。「先史」「古代」「中世」「近代」「現代」と

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12回×6年「世代考察」記事まとめ

12回×6年「世代考察」記事まとめ

1、タイトル一覧ここ12日間(2019年7月6日から7月17日まで)、1日1記事のペースで、世代考察の記事を書いてきました。6年で1つの世代、計12回です。自身の振り返りも含めて、この記事では、12回の記事をまとめます。

タイトル一覧は、次の通りです。

◆1回目:三つ子の魂百まで ~0歳から6歳~

◆2回目:よく学びよく遊べ ~7歳から12歳~

◆3回目:少年よ、大志を抱け ~13歳から1

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鶴は千年、亀は万年 ~67歳から72歳~

鶴は千年、亀は万年 ~67歳から72歳~

1、古希いよいよ12回目、最終回となります。6年ごとに考察してきた世代考察。67歳から72歳までです。前回はこちらから↓。

キーワードは「古希」です。還暦が60歳なら、古希は70歳。

出典は、中国の唐王朝の時代の詩人である杜甫(とほ)の詩、曲江(きょっこう)より。「酒債は尋常行く処に有り 人生七十古来稀なり」からです。現代語訳すると、「酒代のツケはどこにでもあるが、七十年生きる人は古くから稀で

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