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暮らしのハナシ。マガジン

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わたしの日々の暮らしの中での想いを綴っています。 わたしにとっての生きやすさが、誰かの生きやすさのヒントになれたなら。
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「うふふ」のカケラを探す日々

「うふふ」のカケラを探す日々

「ああ、今日も幸せだなあ。」そう思えることがここ最近ものすごく増えた。

人にびっくりされるくらい私は日々、本当に何もしていない。朝起きる。ご飯を食べる。夫を仕事に送る。掃除して、洗濯。本を読む。映画を観る。勉強する。文章を書く。絵を描く。お菓子を作って、夕日を眺めたらご飯を作る。楽しく夫と話しながらご飯を食べて、お風呂で温まって、お酒を飲んで本読んで寝る。それが、私の1日。

もちろん仕事のある

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繊細なあなたが「小さな暮らし」に向いている理由

繊細なあなたが「小さな暮らし」に向いている理由

恥ずかしながら、今年34歳というこの歳になってやっと我が家は「家計管理」というものを始めた。

つまり家計簿をちゃんとつけて、毎月の収入と支出のバランスをみる。そして必要なもののためにちゃんと貯蓄をする。ええ、こんなに当たり前のことができなかった自分が恥ずかしい。穴があったら入りたいと、久しぶりに思う。(途中で書くのをやめたくなるほど恥ずかしい。ああ。)

会社員の時は、びっくりするくらいちゃんと

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モノを減らしたら増えた私の価値

モノを減らしたら増えた私の価値

年の瀬が刻々と迫ってきているからか、止まることを知らない私の断捨離欲。

そもそもモノは少ない方の人間だし、物欲も成長欲も大してないけれど、それでも日々暮らしていれば少しずつ「もやっと」は溜まるもので。そんな私が、断捨離したい!モノを手放したい!と思うのは、『量や数を減らす』という目的ではなく、『今の自分に合ってないモノを手放す』という意味を持つんだということが、先月くらいから少しずつ少しずつ身の

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手に入れるよりも幸せなこと

手に入れるよりも幸せなこと

無印良品の、無印良品週間(会員は10%OFFになる期間)が始まった。
※この記事の公開現在は終了しています。

待ってましたとばかりに、私は欲しいと思ったものを次々とカゴに入れていく。(実店舗は近くにないのでネットショップでの話)そもそも物欲もそこまである方ではないので驚くほどの金額にはならなかったが、欲しかったものをひとまず全部カゴに入れてみると大体2〜3万円くらいになった。

簡単にポチッとす

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大切なことを教えてくれた『真夜中のお鍋落下事件』

大切なことを教えてくれた『真夜中のお鍋落下事件』

夜お風呂から上がってドライヤーで髪を乾かしていると、リビングの方からがしゃーん!と耳元のドライヤーの音を超えて聞こえてくるくらい、大きな音が。きっと夫が何か落としたんだろうと思ったが、私は特に急ぐこともなく髪を乾かし終えてからゆっくりリビングへ。さっきの音はなんですかねと聞こうとリビングに入った私の視界に入ったのは、なんだか暗い明かりの中でキッチンにしゃがみ込んでいる夫。なんだなんだと夫の視線の先

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自分のために暮らしながら、誰かのためにできることを

自分のために暮らしながら、誰かのためにできることを

日々暮らすことに一生懸命になっていると、私は人との交流が減ってくる。生活が楽しいかつ、1人でことが済む範囲の中で生きてられるから。人と会うことでかなりの刺激を受けやすくストレスにも感じやすい私には、正直そのくらいがちょうどいいのだけれど、ストレスなく接することができるかつ、本当に大好きな人とならもう少しコミュニケーション取りたいかも、なんて思う時も時たまある。

新しい人と出逢いたいとか、大人数の

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断捨離に感じていた違和感|残すものも、手放すものも。

断捨離に感じていた違和感|残すものも、手放すものも。

私には『片付けさん』という親友がいるんじゃないかってくらい、整理整頓、お片付けというものが大好き。手が空けば片付けて、忙しくなれば片付けて。要はいつも片付けている。なぜそんなにも片付けが好きなのかと聞かれたとしても、なぜだろうこればっかりはきっと生まれ持った才能と呼んでもいいくらいのものすぎて理由なんて応えられないのだけれど、とにかく片付けが好きなのである。

そして片付けにも色々あるけれど、その

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私が暮らしを愛するのは、HPが低いから

私が暮らしを愛するのは、HPが低いから

どういうこと?って感じのタイトルですよね。私、たまに思うんです。もし私自身がもっと有り余るくらい元気で、何しても疲れない人間で(または疲れてもすぐに疲れを吹っ飛ばせる人間で)、熱い情熱持ってもっと使命感に溢れてて毎日やる気モリモリで、新しい人やコトが大好きでたくさんの人に会いたいような人間だったら、日々の『暮らし』にはあんまり興味なかっただろうなって。

私は、自分が思ってるより自分が日々使えるエ

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幸せのにほひを集めて

幸せのにほひを集めて

今日も夫が気持ちよさそうに起きてくる。

うちの夫は結構な割合でニコニコ笑顔で「おーはよ!」と起きてくる。わたしの方が早く起きていて、2時間後くらいに夫が起きてくるのが毎日の朝の流れ。いつも朝起きてくるくらいの時間に合わせてわたしは朝ごはんを作る。今までは朝ごはんは食べずに昼前くらいにブランチするのが通常だったのだけれど、2人で朝からの仕事を始めてから(夕方までご飯を食べる時間がないこともあり)朝

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今日も私だけのリズムを刻んで

今日も私だけのリズムを刻んで

今朝、目が覚めてみると口角辺りと口の中に違和感が。ああ、やはりいらっしゃいましたなと言わんばかりに、私はここ数週間を振り返り始める。疲れるとわかりやすく私に知らせをくれるヘルペスちゃんと口内炎ちゃんだ。あ、ついでにニキビちゃんもちゃんと顔を出している。

ヘルペスも口内炎も、小さい頃から頻繁に現れる。我が家は家族総出でヘルペス菌持ちなこともあって、ヘルペスが出てからの処置はお手のモノ。なんなら出る

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小説日和と、エッセイ日和

小説日和と、エッセイ日和

朝起きてすぐか夜寝る前に、わたしは一冊本を手に取る。

読書という習慣は、私を心身ともに整えてくれる。どうしても刺激を多く求めてしまいがちな昼間は活字より映像に手が伸びることが多いので(YoutubeとかNetflixとか)、朝と夜は情報量の多い映像モノよりも、あえて情報量が限られている活字に触れて心を落ち着けるということを習慣にしている。

今までの私は、実は読書というものも習慣にできた試しがな

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今を生きてたら、LINEの返信ができない話

今を生きてたら、LINEの返信ができない話

わたしは本当によくLINEの返信が滞る。ただシンプルにSNS断捨離をしてるからあんまりスマホを触らないということも原因ではあるのだけれども、最近はスマホを触っていてもLINEを開いていても返信できない、しないという状態に陥っている。

返さなきゃと思って返信されるのがわたし自身嫌、というか心苦しいので、他人からの返信が遅いことはなんとも思わない。と同時に、わたしも全く身が入ってない状態で書いた返事

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朝いちばん、わたしとのティータイム

朝いちばん、わたしとのティータイム

noteを書くのは、朝一番と決めている。

わたしはまず、朝起きたらお湯を沸かして、その時の気分で何か温かい飲み物を作り、それを手に夫婦で一緒にDIYして作った大好きなデスクへと向かう。起きるのは朝6時半ごろでまだ少し外は薄暗い。部屋の電気は点けずに手元にキャンドルを灯して、その火でその時の気分にあった香りを焚く。(ちなみに今日の朝のお供は白檀の香りのお香。日光の杉で作られた八丹堂さんの杉線香)

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暮らしは営み、そして伝統。

暮らしは営み、そして伝統。

以前夫婦で半年間ほど、我が家の愛する軽自動車で日本一周の旅をしていた。とは言っても、私たちは旅がしたかったのではなく、「日本の伝統を撮る旅」という名目で日本中の伝統工芸をメインに撮影して歩くために、旅という手段を選んだ。(元々夫が写真家なのもあり、夫婦で撮影業を生業としていたので「撮る」という行為が我々にはぴったりだった)

私たち夫婦は以前から伝統的なものに心惹かれやすい。コロナ禍になったことも

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